見出し画像

ウールのプルオーバーができるまで①

去年の12月にネットショップで、ウールの布を購入した。

最初は、あったかい冬のパンツを作ろうと、calicoさんのサイトで気になっていた手織りのウールを見に行ったのだが、既に売り切れていた。

そのあと、ファブリックキャンプさんのネットショップで頼んだ手織りのウールも、店頭で売れてしまったとのことでキャンセルになり、最終的に購入したのがこちら。

画像1

ネットショップで素敵な布を買えるのはなんとありがたいことでしょうか。

しかしながら、風合い、色、厚み、手触り、何のアイテムが合うか、服になって着たとき似合うのか…など想像が難しいこともある。

この布も届いてみたら、最初に作ろうと考えてたパンツの雰囲気とはちょっと違っていた。

それにしても、手紡ぎ、手織りのウール地が、こんなにも整っていて、上品なのかと驚く。

ネットショップで見た感じは、生成りっぽい色かなと思ったけど、上品なライトグレーだった。

柔らかくてふっくら。

コートも作れそうな佇まい。

でもパンツ分の長さしか買ってないし

どうしようかなぁ……

と、思いを巡らせているうちに、年が明けてしまった。

そしてもうすぐ1月も終わろうかという頃になって、ようやく縫い始めた。

何を作ろうかなぁと考えるけど、なかなか決まらない……

とりあえず、長めのトップスか、チュニックかなと、なんとなく見切り発車ではじめる。

布にハサミを入れるときには、失敗が許されない気がして緊張してしまう。

大は小を兼ねるだろう、という考えから、あとで調整がきくように見頃を大きめに切る。

まずは、衿ぐりを切って、被ってみる。

なんとなく着た感じのイメージを膨らませつつ、

片方の袖を縫って、見頃に付ける。

袖は、袖山にタックを入れたデザインに。大きめに作ってみたけど、ウールはボリュームが出てて動きずらそう…と、しばし悩む。

鏡の前で着たり脱いだりしながら想像する。

…やっぱり縫い直すことにした。

袖をほぐして、さっきの形から何センチ削るかを計ってカット。

タックの入れ方で、袖山の縫い代が厚くなったのが気になったことと、

袖下は突き合わせ縫いにしないで袋縫いにしても良かったかも?と思い、縫い方を変えつつ、袖を作り直して、見頃に付ける。

袖の形はオッケー!

さて、お次はもう片方の袖を同じように縫おうとしたけど

袖下の縫い代を袋縫いにすると、袖口がゴロついて気になるなぁ…

やっぱり、突き合わせ縫いの方がフラットになるなぁ…

と、悩んだ結果、縫い直すことを決める。

先に、もう片方の袖に変更を加えて縫ってみる。

最初に付けた袖の方は、見頃に袖を付けたまま、縫い代の始末が気になった袖下だけほぐして縫い直した。

さて、あとは裾を縫えば完成というところまでいったのだが。

このあと丈の長さと裾の始末を決めるのにも、なかなかの時間がかかるのであった……

(つづく)


画像2

晴れて完成したのがこちら♡










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?