皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星コンサルタントの齊藤寛子です。

昨日、ハーモニクス講座の振り返りをしましたが、HN8の強い私の場合、8の構成要素になる、HN2やHN4も強いのではないか？の推測の下、今日はHN2やHN4について検証してみたいと思います。

1.HN2：目的意識

（1）HN2図

HN2図から、「目的意識を持ったときの行動傾向」や、「どのような状況下で目的意識を持つことになるのか」と言ったことを知ることができます。

HN2図に発芽天体（コンジャンクション）の天体がある場合、人生において強い目的意識を持ったり、状況に応じて明確な目的意識を持つことができます。

私の場合、水星と土星が発芽天体なので、物事にじっくり取り組むことで、確実な技能や安定した思考力を得ることが私の人生の目的意識に大きく関わってくるようです。

また、HN2図でスクエアがあると、一旦抱いた目的意識を喪失してしまいやすい傾向があり、オポジションがあると、自分の欲求と他者の欲求との間の緊張が抵抗と同時に目的意識を生み出す、という二律背反的な性質を持つことになります。

私の場合、不動宮のグランドクロスになっているので、どちらも当てはまるのですが、確かに獅子座♌/太陽で、「自分のやりたいこと」が大事ではあるものの、西半球に天体が多いこともあり、人からの影響は結構大きい気がしています。

（2）二重円（内側：出生図、外側：HN2）

HN2図を出生図と重ねて見ると、獅子座♌/海王星×水瓶座♒/金星180度（オポジション）は出生図の獅子座♌/MC-水瓶座♒/ICと1度違いで重なっています。

金星と海王星の組み合わせは、ロマンチックで幻想的な美的感覚を示していますが、ハードアスペクトの場合、夢想的な性質が行き過ぎて、生き方がルーズで逃避的になったり、理想と現実のギャップに苦しめられることがあります。

現実感覚がなくなりすぎるのは問題ですが、大きな理想があるからこそ努力もできるので、それが私の土台を支え、社会的に求められる役割にもつながっているのだと思うと、有難い配置です。

また、牡牛座♉/木星も1度違いで、出生図の牡牛座♉/火星に重なっています。

木星と火星の組み合わせはチャレンジ精神や企画力を示しており、とても頼もしい組み合わせであるとともに、オポジションには水星・土星がいるので、金星×海王星で夢見たことを現実のものとしていこうとする強い力も持ち合わせているのかな、と感じます。

2.HN4：制限・困難を乗り越える、論理的思考

（1）HN4図

HN4図からは、「論理的思考の傾向」や、「制限や困難に直面したときの行動傾向、その乗り越え方」を知ることができます。

HN4図で発芽天体（コンジャンクション）になるということは、出生図ではスクエア（90度×4＝360度）の天体同士ということになり、それは制限や困難を指し示していますが、HN4図で重なることで、それらの問題を乗り越えることにウェイトが移ることになります。

スクエアをなす天体が同じクオリティ（活動宮・不動宮・柔軟宮）を持つことは通常マイナスに働くものの、HN4図では、コンジャンクションとなり、制限や困難を乗り越えようとするときには、同じ質＝同じ行動姿勢を貫くことが有利に働くと言われています。

私の場合、出生図で牡羊座♈/木星-蟹座♋/水星＆土星-天秤座♎/天王星の活動宮のTスクエアを持っているのですが、HN4図でも活動宮のTスクエアが出来ており、しかも金星・火星・海王星がその活動宮のTスクエアに加わり、ずいぶんと賑やかなTスクエアになっています（天王星は外れている）。

私は不動宮が強いので、変化を受け入れたり、新しいことをスタートするのは苦手な方なのですが、出生図でもHN4図でも活動宮のTスクエアが出来るということは、「とにかく動いてみる」ことが困難を乗り越えるカギになるようです。

（2）二重円（内側：出生図、外側：HN4図）

HN4図を出生図に重ねて見ると、活動宮のTスクエアの頂点ともなる、天秤座♎/火星が出生図の天秤座♎/冥王星にピッタリ重なっています。

蠍座♏/ASCの私にとっては、火星も冥王星もチャートルーラー（＝自分自身を投影しているモノ）になる重要な天体ですが、それらが重なり合うポイントはより一層、私にとって重要な場所であることが分かります。

また、HN8では水星が天秤座♎/冥王星と合でしたが、今回は火星が合。

火星と冥王星の組み合わせは、強力な底力や復活力を示しており、ピンチの時ほど気合が入るものの、自分に邪魔な存在に対しては攻撃性として発揮されることもあるので、リーダーシップを発揮する一方で、敵も多くなる傾向があります。

また、蟹座♋/天王星が出生図の蟹座♋/水星＆土星ともピッタリ重なっています。

もともと出生図でスクエアのアスペクトがあるのですが、特にHN4系列の年齢域の時にこの影響が強く出るのかもしれません。

ちなみに、水星と天王星の組み合わせは斬新な発想や直感を示しており、論理的に物事を考え、全ての問題にはそれを解決する技術があると信じるような所が出てきます。

また、土星と天王星の組み合わせは物事を理論的かつ几帳面に扱う性質を示しており、具体的には科学や数学・経理への適性を持っていたり、計画的に物事を遂行する姿勢として現れることになります。

私が公認会計士という職業を選んだのも偶然ではなかったのだな、と興味深い所です。

結果的に、出生図上の蟹座♋/水星＆土星（9ハウス）と、天秤座♎/冥王星（11ハウス）を通じて、人生の課題を乗り越えていくことになりますが、まさに自分の占星術の学び（9ハウス）をFBオンラインサロン「黄龍SALON」という11ハウス的な繋がりの中でシェアすることで、現実的な世界に着地しているのもこれもまた必然だったのだな、と思うと、宇宙の采配の壮大さを感じずにはいられません。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

ハーモニクス図でご自身の新たな一面を知るヒントにして頂ければ幸いです。

なお、ハーモニクスの検証に当たっては、下記書籍を参考にさせて頂きました。