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【花のち晴れ】のヒロインはめぐりんがふさわしい

僕は花より男子が大好きだ。

僕が高校生のときにテレビドラマが放送され、ドラマの翌日は学校のみんなで感想を言い合っていた。そんな青春時代を思い出させてくれる作品だ。

どれくらい花より男子が大好きかというと、いまだに恵比寿ガーデンプレイス時計広場に行くと胸の鼓動が止まらず、ホワイトデーに牧野つくしが作った顔クッキーを真似して作り、挙句の果てには花沢類Botになってしまうくらい、花より男子が大好きだ。


※当時はプロフィール写真ももちろん花沢類にしていたよ

そんな僕なので、もちろん花より男子の新作、「花のち晴れ」は、少年ジャンプのアプリ「少年ジャンプ+」で読んでいた。
そして、そんな「花のち晴れ」が、とうとうテレビドラマ化し、今、放映されているのだ!久しぶりにあの世界観をテレビで楽しむことができる!
しかし、そんな僕の大きな期待とは裏腹に、視聴率はかなり苦戦を強いられているようだ。
確かに見ている僕としても、なぜか、花より男子のときに感じていた、あの、キュンキュンな気持ちにならない。歳か。さすがに歳のせいか。

それ以外の原因を考えると、なんといっても主役でヒロインである【牧野つくし】と【江戸川音】に大きな差があるのではないか、と感じてきた。
そこで、この2作品の主役の歩みについて箇条書きしてみた。
※ドラマ版の歩みである。漫画ファンはすみません。


【花より男子】 主役:牧野つくし
①貧乏な家庭で育つ
②学校説明会の際、卒業生挨拶をした「藤堂静」に憧れ、英徳学園を目指す
③地味に目立たず過ごしていたが、ある事件をきっかけに、「赤札」の対象にされ、学園中からのいじめにあう
④学園中からのいじめを受ける中、度々助けてくれる「花沢類」に恋をする
(そしてF4リーダーの「道明寺司」をぶん殴る)
⑤花沢類は、「藤堂静」に恋をしているが、一歩を踏み出せずにいた。
そんな花沢類を後押しし、一歩を踏み出させた。
⑥「道明寺司」が積極的にアプローチをしてくるようになり、なんやかんや「三条桜子」とか「エレベーター」とか「TOJ」とかいろいろあった後、お付き合いが始まる。(遠距離恋愛)
⑦ニューヨークに旅立った道明寺が連絡してくれなくなったり、「大河原滋」とキスしてたり、記憶なくしたりしたことで、「あれ、私好きだったっけ?」となったこともあったが、無事婚約。
【花のち晴れ】 主役:江戸川音
①裕福な家庭で育ち英徳学園に入学したが、父の会社が倒産し、貧乏になる
②人生の一発逆転を目指し、婚約者である「馳天馬」と結婚するために、おとなしく静かに英徳学園での学校生活を送る。
③働いているバイト先にC5リーダーの「神楽木晴」が来て、コンビニでバイトするような貧乏人であることがバレる。一方、神楽木晴は、通販で幸運グッズ等を買っているよう人間であることがバレる。
④「幸運グッズを買っていることをばらされたくなかったらアルバイトをしていることをバラすな」と神楽木晴を脅迫。
⑤神楽木晴は、脅迫を止めさせるために、江戸川音を惚れさせようとするも失敗。逆に惚れる。
⑤「神楽木晴」が惚れたことが気に食わなかった「真矢愛莉」により、C5の「庶民狩り」にあう。
⑥なんやかんやあったけど、色んなことを婚約者である馳天馬に助けられる中、決められた婚約としてではなく、一人の男性としてお付き合いを始める
⑦お付き合いを始めたが、神楽木晴が他の女と仲良さそうにしているのを見て嫉妬する。
⑧馳天馬の側近「近衛仁」が英徳学園や自分を襲っている首謀者とわかり、そのことを馳天馬に伝えたが信じてもらえなかったことで、ショックを受ける。
⑨神楽木晴はすぐ信じてくれたことで、神楽木に心が動いている

こう羅列してみると、

牧野つくし
好きな人のことは応援し、お付き合いを始めたら一途に想う

江戸川音
自分を守るために人を脅迫し、人生逆転を賭け婚約者と付き合いを続け、そんな婚約者と正式にお付き合いを始めても他の男のことが気になる」 



ちょっと音ちゃん、ひどくない??
思っていたよりひどかった。馳天馬、お前はなんでこんな子のことをそんなに想っているんだ・・・なぜなんだ・・・。

一方、花のち晴れには、もう一人注目すべき女性がいる。
それが、「神楽木晴と仲良くしている女」こと「西留めぐみ」めぐりんである。
超人気モデルながら、好きなゲームキャラに似ているということから神楽木晴に一目惚れをし、空気が読めないくらい積極的なアプローチをすることで、みんなを苛立たせた女だ。

そんな彼女の行動を追ってみると、

【花のち晴れ】 西留めぐみ
①好きなゲームキャラクターに似ていたことをきっかけに「神楽木晴」に一目惚れをする。
②無理やり連絡先を聞いたり、転入したりと、積極的なアプローチを試みる
③家の事情により精神的に参っている神楽木を励ますために側で支えようとする。
④少しずつ神楽木が心を開き、「こんなに想ってくれる人を大切にしよう」と決意させることに成功し、無事交際がスタートする。
⑤しかし、神楽木がまだ江戸川音を意識していることを感じ、デート中にも関わらず神楽木を後押しし、音のほうへ走らせる。

おい、これがヒロインの動きだろ!
この⑤の動きは、俺たちのヒロイン・牧野つくしが花沢類に起こした行動とそっくりである。
献身的で、どんなことがあってもめげず、苦手な料理も頑張って、踏まれても踏まれても起き上がるあの姿勢は、まさに「雑草のつくし」ではないか。


ドラマ中盤で一時期あった、空気が読めない、周りが見えない彼女の行動のせいで、一度は嫌いになった人も多いかと思う。
だが、この西留めぐみこそ、雑草のつくしのように、何があっても一途に想い続け、好きな人の幸せを一番に願える心優しい子。
待っていたのは悲劇だったが、この子こそ、「真のヒロイン」だったのではないだろうか。
そんな彼女が、今後幸せになる未来を願い、
今日も22時から始まる花のち晴れをぜひみんなで見届けよう!



(そして、ここまでまとめていて感じたのは、その「好きな人」を一番近くで支え、その幸せを願い続ける「花沢類」が一番最高なんだなって)

(なんか花沢類を思い出すと、そういえば牧野つくしの花沢類への仕打ちは結構ひどかったなーって思ってきたのは内緒)

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