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働き方改革の第一歩!カエル会議の本質って?

2018年10月から2019年3月まで、株式会社ワークライフバランスの小室さんが書籍等でよく薦めている「カエル会議」というものに実際取り組みました。
その取り組みの中で、カエル会議の本質がわかったので、記事にしました。

「何から取り組んだらいいかわからない」
「どう取り組めばいいかわからない」
「難しそうで、自分たちでできるの・・・?」

等思っている方に、カエル会議の本質を知っていただき、

「あ、これなら自分たちにもできるんじゃないかな」

と思ってもらえれば幸いです。

そもそもカエル会議というのは、

チームで目指す目標を設定し、その目標を達成するにあたっての課題抽出、改善案の策定をする会議
働き方を「変える」早く「帰る」、人生を「変える」という3つの意味がこめられている

というものです。
働き方改革を行う上で、まず自分事としてとらえるために、「自分たちで」目標を決め、それに向かって「自分たちで」考え、意見を出し、目指す目標に向かってチャレンジするための会議です。
実際には、大体月に2回程度実施し、自分たちが目指す姿になるためにどんな取り組みをするのかを話し合いました。

■カエル会議の本質

半年間取り組んでわかったカエル会議の本質は、

社員の意見を吸い上げつつ、社員にPDCAを回す習慣をつける訓練の場

でした。

普段から一般業務を行っていれば、大なり小なり色々思うことがあると思います。
「このシステムがこうなってくれたらなぁ」
「あの部署の依頼が急すぎる」
「休み取りたいけど先輩も取っていないから取れない」
こういう意見を言う場って、多分ほとんどないのではないでしょうか?
飲みの場で発散するくらいになっていませんか?

こうした
「思ったこと」
「改善したいこと」
「改善するために取り組みたいこと」
を、
発表し、議論し、取り組み、その取り組みに対してまた改善を考える。

そういった場を設けること自体が、カエル会議でした。

「あのシステムがこうなってくれたらなぁ」に対して、
「具体的にこんなシステムにすることはできないかを別部署に依頼しよう」とか、
「あの部署の依頼は急だ」に対して、
「依頼するルールをつくり、提案しよう。」
とか、
「休み取りたいけど、先輩も取っていないから取れない」に対して、
「休みは交代で必ず取ることにする。誰が休んだかわかるようなカレンダーを作ろう」
とか、
カエル会議をすることによって、普段思っていることに対して、改善案を自分たちで考え、それを実際に取り組んでいくことができるようになります。

通常業務であれば、上記のようなことは当たり前のように取り組んでいることだと思うのですが、
残業削減について、こういうことにほとんど取り組んでいなかったと思います。
だから、長時間残業がずっと続いていて、何も取り組んでいないのに「うちの業界は無理」という言葉が出てくるんだと思います。
ぜひまず取り組んでみて、ひとつずつ思っていることを改善していってほしいと思います。



今回はカエル会議の「本質」ということで、
「カエル会議って難しそうだけど、結局そういうことか!これならできそう!」
となってくれればと思い、書きました。
ですが、実は取り組んでみたらなんだかうまくいかないこともあります。話し合いが盛り上がらないとか、意見がでてこないとか…。

ということで、次回、カエル会議のうまくいく運営方法を具体的に書こうと思います。

おわり

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