ひろ。

フリーランスのフォトグラファー。音楽関係の写真、映像を中心に人物撮影をメインに行なって…

ひろ。

フリーランスのフォトグラファー。音楽関係の写真、映像を中心に人物撮影をメインに行なっている。

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ダイニングで理想の人とポテトサラダを食べる朝

気づいたら朝。 そんな日を何回繰り返してきたのだろう。 特に何かしてたわけでもなく、眠いのか眠くないのかもわからないそんな秋暁。 次の日に何も予定がないときに限ってこうなる。 予定があればそれまで起きてればいいと思うが、何もないならただその一日が無駄に長く感じるだけなのであまり好意的に受け付けたくはない状態だ。 今日もそんなよくある日の一つでしかない。 同じような人のために、ここ最近、携わった映像でも載せておこう。 何年も前から知っているアーティスト、1年以内に知り合っ

    • こちらのお弁当は温めますか。

      "ひろさん、突然DMごめんなさい 覚えてないかもしれないけど2.3年前に何回か撮ってもらってて、その後わたしが連絡できなくなっちゃった〇〇です。 ふとインスタ見てたらひろさんの写真出てきて、昔と変わらずどの写真も素敵でポカポカしてました。" 自分が撮影したなかで過去一くらいにしっくりとハマってた子、突然連絡取れなくなって心配してたけど、連絡が来て安心した。 変わらない空気、変わった生活、増えた価値観、これらが混ざり合ったときに撮れる写真はどんなものになるのだろう。

      • あなたの好きに救われる

        "そのとき吹いてる風とかにおいとか空気?も 写ってるような感覚になるから写真が動いている感じがする" "息遣いまで引き出してる" "空気の重みがあって深呼吸しちゃう" "写真なのに写真じゃないというかそこにいる2人の物語が見える" 全部、僕の写真を見てくれている人がくれた優しくて愛おしい言葉。 誰かを救いたくて写真を撮ってるわけではないけど、救われたと言ってくれる人がいる。 写真を始めた理由を聞かれることがあるけど、本当の理由はどうしようもないエゴでしかないから割

        • 目にはアイマスクを、口にはマスクを

          とあるコンテンツに対して、人それぞれ感じる ものはあるわけで、それを溺愛する人がいる一方で嫌悪感を抱く人がいるのは当たり前のこと。 ただ、嫌悪感をコンテンツ自体ではなくその背景にいる人自体に向けて共有空間で吐き出すのは違う気がする。 もちろん偏向的なものや、差別的なものであればなぜこんなものを作るんだとなるのは当然 である。 そして、自分の好きなものを否定されたから悲しくなるのわかるけどその否定した人をその人が使ってた乱暴な言葉で同じように叩いても何にも生まれない。

        ダイニングで理想の人とポテトサラダを食べる朝

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        • 戯言
          26本
        • 写真
          3本

        記事

          目玉焼きに何かけても別にいい

          ここ最近、べき論に疲弊している。 自分にとってのベストが世間の常識であるような振る舞うのは、滑稽すぎる。 そもそも、そのなんちゃって常識は、他人にとっては選択肢にすら上がらないことだってあるのに。 ツイッターのTLでも時折、ポートレートとは、写真とは、ってまるで自分が創始者であるかのように語るものが見られる。 もちろん、文字数の関係で"私にとっての"という文言が意図的に省略されてるから、これは個人的な考え方だなってわかるものが大半だけど。 勝手に言ってる分にはいいけど

          目玉焼きに何かけても別にいい

          何でもかんでもラー油をかけたくなる時がたまに来る

          ほとんどないけど、ごくたまに、特に何も言われずにレタッチ済みの写真を悪意なくリレタッチ、特に色温度とか質感かな?、されることがある。 これに関しては、撮る撮られる関係性の本人同士ならば全く気にしてない。 あ、そういう色味もいいよねってなるくらい。 そういったことが起きうるのは相互無償で制限がないものくらいでしか経験がないから。 お互いに撮りたい、撮られたいという欲求の元で行われた撮影ならば、僕が味付けしたものに対して、多少好みの味を足す分には気にならない。 めちゃく

          何でもかんでもラー油をかけたくなる時がたまに来る

          写真を撮る

          気づいたら最後のnoteから1ヶ月以上経ってしまっていた。 この1ヶ月で何か特別なことが起きたとか、コロナ前のように仕事があるかとか言ったら何も変化はない。 不思議だなと思ったことは一つある。 数日前、千葉で地震があった。 その1週間ちょい前から不眠症に陥っていた。 昼夜逆転してるわけでもなく、寝れない原因が分からずにいた。 地震があった日からすんなり寝れた。 体感持ちだーとかは全く思ってないけど、3.11以降、地震に対しては感覚が研ぎ澄まされすぎてる気もする。 そ

          写真を撮る

          あいに

          5月の頭に大阪のギター弾き語りで活動している萩山百花のミュージックビデオが公開された。 彼女とは、今年の1月に大阪にライブ撮影に行った際に、とあるライブハウスで出会った。ライブ自体を見たわけではなく、打ち上げで彼女がギターをもって歌っているのを聴いただけである。 それでも彼女の歌声には、何か惹かれるものがあり、何か一緒に作れたらいいなと思っていた。 コロナの影響により、外での音楽活動ができない中、萩山がtwitterにて映像作りたいというようなツイートをしていたので、これ

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          夏の匂いがした

          夕方、コンビニに行く為に外に出ると心地よい風と共に夏の匂いがした。 今日は、先月ツイッターでちょこちょこと呟いていたことをまとめてみる。 あなたにとっての当たり前は誰かにとっては当たり前ではないし、個性的って"ふつう"と異なる人を指すものではないよね。 個性って、その人自身から自然に生まれるもので、みんなあるはずなのに、それを"変わってる"って意味で排他的な要素として使われてるの見ると、寂しくなる。 それに、他人と比較して、個性を出そうとするのもなんか違うと思う。 右

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          頑張るって難しい

          自粛、自粛、自粛。 みんな我慢してる。 みんな頑張ってる。 辛くても頑張らないと。 すごく難しいよね。 今までと同じような生活ができないわけではないんだもん。 ただそれをする自由がないってことだけで、全部奪われてしまっているような感覚になる。 一人暮らしだと、何日も人と話さない生活をしてるなんてザラだと思う。 だから、頑張るのをやめようと思う。 外に出て、遊ぶんだーとかではなくね。 無理せず、自分の範囲で、継続する。 とりあえず今は絵の具が欲しい。 今だからできる

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          あなたと私

          ポートレートを撮る、ライブを撮る、映像を作る、お宮参りを撮る、遺影を撮る。 僕の生活は、あなたがいることで成立している。 そんなあなたたちに会えない日々が続いている。 それぞれの生活があるなかで、お互いに誰かの生活にお邪魔する時間があるからこそ、その生活がより豊かになっていた。 誰かを失うことは人生の中で何度となく経験してきた。2度と会えないということ。それは、途方に暮れるほど、どうしようもない気持ちになる。 いま、不要不急の外出を自粛するようにされているのは、あな

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          支援の話

          ずっとSNSでもテレビでもコロナの発症とそれに対する政府の対応に対する反応で埋め尽くされている。 コロナの影響は凄まじく、正直な話、今月の仕事は9割くらい飛んでいて、先月と今月の収入を合わせても去年の同時期の1ヶ月の1/5くらいには落ち込んでしまっている。 他の仕事もしたらいいだの、貸付もあるからそれを利用したらいいだのの話をされることもあるけど、この影響がどこまで続くかもわからない中で、借金をすることはリスクしかない。 前回の投稿でも書いたが自己責任と言われてしまえば

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          普通であること

          僕がフリーランスになるまでの期間は本当に短かった。 大学院を修了してからキッズフォトのスタジオで働いてから半年経たずに辞めて、フリーになった。 昔からのことだが、大人や社会と馴染むことが苦手だった。 黙って従っていたらいいこと、周りの人が当たり前のように流していることに対して、理不尽だとか、おかしいと思ったらそこに対して突っ込んでしまって、腫れ物扱いされたり、社会で生きていくならそういうものだと言われたりしてきた。 そういう生活を20年以上してきた結果、自分が生きていく

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          お酒と恋

          何年も前のこと、とある大学を受けるとなって毎日のように一緒に勉強してた子がいた。 当時mixiで知り合った子だったけど、ほぼ毎日電話してわからんとこを教えあっていた。 その大学には僕が入ることはなかった。 教師になることもなく、カメラマンをしてる。 彼女はそこに入学して、いまは地元で先生をしている。 別々の人生を歩んできたわけで、彼女ことは全然意識してなかった。 インスタでは繋がってるからあいも変わらずお酒が好きなんだなーってくらいでしかなかった。 そんな、彼女か

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          誰かにとっては愛すべきひと

          この前、名古屋に3日間行ってきた。 コロナで仕事が飛びまくってどうしようもなかったからどうせ暇なら撮影したいと思い、都内で撮った子を撮るためだけに。 はじめて撮影したときから、被写体としての魅力ももちろんだけど、ヒトとしての魅力がすごくあって、あー、この子はずっと撮っていきたい人だなと思った。 彼女はこれまでひとりのカメラマンにしか撮られたことがなくて、その人は儚さやダークな雰囲気が好きな人だったらしい。 某闇のなんちゃらでも、思ったことだけど、周辺光量落として暗めの写

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