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それぞれのルール・噛み合わないもどかしさ

3歳になる我が家の双子。毎日ささいなことでけんかが絶えなくて若干うんざりしています。

おもちゃの取り合いはまだわかりやすいけど、そばに座っていてちょっと相手の足が当たったとか、自分の前に立たれてテレビが見えないとか…

狭い場所ならまだしょうがないですが、十分にスペースがあるときは自分がちょっと動けばいいのに。しかし、まだ平和的な解決は難しいようです。

生まれてからずっと双子をみているので、そんなことは十分わかってはいるのですが、けんかが続くとどうしても激しく消耗してしまいます。そしてついつい怒ってしまうことが増えてきました。

昨日もけんかになって怒ってしまったのですが、後から冷静になるとちょっとまずかったなと思ったことがありました。

整理するために書いておきます。

どうしてけんかになったの?

ことの発端は寝る前のトイレです。

先に長女にしてもらい、その間僕は待っています。そして次女もトイレの中までついてきました。3人でトイレに入っている状態です。

長女を待っている間、手持ち無沙汰な次女がトイレの鍵をかけて遊び始めます。長女が終わると「おわった人はかぎあけて外にでていいですよー」と言って楽しそうに笑っています。

長女も遊びに乗り気なようで「はーい」と言いながら鍵を開けて、おむつを取りにいくためにトイレの外に出ていきました。

次は次女のトイレの番ですが、次女が便座に座ろうとすると長女がおむつを持ってトイレに戻ってきました。

長女はトイレに入ると、さっきの次女と同じように扉を閉めて鍵をかけます。「今度は自分の番!」役割を交代して次女と同じことがしたかったんでしょうね。

しかしここで、鍵をかけた長女に向かって次女が怒り出しました。

「おわった人は出ていかないとダメなんだよ!」

次女が鍵を開けようと便座に座りながら手を伸ばします。そして2人で鍵のつかみ合い。鍵の主導権を取れなかった長女はついに次女の頭を叩いてしまいます。1日に何度となく繰り返されるいつものけんかです。

(ただでさえ暑いのに狭いトイレの中に3人も入っていてさらに暑いし、夜も遅かったので早く寝かせたい。しかも次女は便座の上から鍵を取っているので危ないし。)

一瞬のうちに頭の中でこのような思いが同時に発生して、処理しきれなくなったのでしょう。ついつい反射的に怒ってしまいました。

なにがまずかったの?

けんか自体はすぐにおさまってまたいつも通り遊び始める双子。その後は寝かしつけまでスムーズにいけました。しかしあそこで怒ってしまったことに対して自分のなかでどうしてもモヤモヤが残ります。

双子と添い寝しながらずっと考えていましたが、

「悪い人は誰もいないのに怒ってしまったこと」

ということがモヤモヤしている原因だという結論にいたりました。

・次女は終わった人は外に出てもいいルール(というか出ないとダメ)で遊んでいた。長女が外に出ないで鍵をかけるので「なんでルールを守ってくれないの!」と怒ってしまった。
・長女はさっき次女がやったのと同じように、鍵をかける遊びがしたかった。それを次女がダメといったので「私だってやりたいのに!」と怒ってしまった。

2人とも自分のルールに則って遊んでいただけなんです。ただ、そのルールは相手には伝わっていなかった。

たとえ双子の姉妹といえどもいきなり自分以外の人間とのコミュニケーションがうまく取れるわけはないですよね。自分で主張し、ぶつかり合って、ときには傷つき、様々な経験を重ねて徐々に他人とのコミュニケーションのやり方を身につけていくのだと思います。

娘たちはまだ3歳になったばかり。今、ようやくそのスタート地点に立ったところです。親として大人としてうまくサポートしてあげるべきだったところを、自分の感情に任せて怒ってしまった

だからこそ怒ってしまった自分に腹が立ったし、モヤモヤするし、後から悔しさも込み上げて泣けてきます。子どもたちに非はなく完全に僕が悪いから。

寝る前に2人に謝りました。

とはいうものの

子どもに対してもっとこういう風に接したらいいなと思うことは自分でもたくさんありますし、本、ウェブ上の記事、SNSなんかでも毎日情報が山のように入ってきます。

でも全部のことをいつ何時も完璧にやるのはたぶん無理です。親だってひとりの人間なので。体力的に疲れているときもあれば、精神的につらいときもある。ふとしたときに感情が爆発してしまうこともあるでしょう。

もっとこうしたほうがいいということは頭の片隅に入れておきつつ、もうちょっと肩の力を抜いて、ぐらいな感じでいいのかなとも思います。

(と、自分に言い聞かせて甘いものでも食べて気分転換します。全然思うようにいかなくて難しいですね。怒っているのは1日のうちでほんの一瞬。あとは笑顔で楽しく過ごせてるのに)


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