最初は自分1人のことしか考えられなかった

2018年3月に初めてAirbnbのサイクリングツアーを始めた時、まったく余裕なんか無くて、とにかくツアーを無事に終えることに必死だった。

元々ツアーガイドなんていう仕事を自分がするなんて微塵も思ったことがないし、やりたいと思ったこともなかった。

偶然、Airbnbの体験ガイドセミナーというのが奈良市内で開催予定で、それに参加した流れで始めることになった。この偶然が、その後の自分の人生にこんなに大きな影響を与えるなんて全く想像もしてなかった。

無事に審査を終え、2018年3月に初めて予約してくれたお客さんを連れ、サイクリングツアーに。緊張して自分のことしか考えられなかったと思う。

お客さんの満足を最優先に

僕にとっては日常の奈良、日本だけど、海外から来たお客さんにとっては人生で最初で最後になるかも知れない奈良、日本。少しでもお客さんに満足し喜んでもらえるように自分なりに最大の工夫と努力はしてきたつもり。

サイクリングツアーの回数を重ねる毎に、少しずつ経験とスキルは溜まってきて、自分のことだけじゃなく、お客さんにも満足して頂けるツアーを開催できるようになった筈。それを確かめるのに、ツアー後にお客さんが残してくれる『レビュー』が、とても有り難かった。

時々、耳の痛いことに５点満点中、３点や４点のキビしいご意見、レビューを頂くこともあった。改善できるところは勿論、少しでも改善してより良いツアーにしていきたかったが、人間だし100%は無理。

人と人なので、結局『合う、合わない』みたいな所もある。

お客さんの満足を最優先に頑張るけど、100%全てのお客さんに満足してもらうのは無理だと分かったのは、ツアーを始めてから１年以上たった頃。可能な限りで頑張るけど、結果、合わないお客さんから『イマイチ』の評価をもらっても仕方ないと、いい意味で開き直ってツアーすることにしている。

地元に還元したい

よくWin-Winの関係とかいう。自分だけじゃなく、他者にもいいことがある関係。

あと、近江商人なんかは『三方よし』とかいう。

改めて自分のAirbnbサイクリングツアーを考えると、Win-Winも、近江商人の『三方よし』も超えたWin✖︎４になっていることに気付いた。

・自分＝Win
・お客さん＝Win
・Airbnb＝Win
・地元の商売＝Win（レンタルバイク、食事、飲み物、お土産など）

これは、とっても嬉しいことで、持続可能な限り続けて貢献していきたいと心の底から思う。

そして、自分1人では限界があるので、もっとAirbnb体験ガイドを出来る人を育成して、地元をWin✖︎４で潤していけるように頑張りたい。