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「次世代型こども英語教育」の次世代型ってなに?

English Uplift では「次世代型こども英語講師養成講座」というものを
開講していて、2023年5月現在、9期生が学んでいます。

「次世代型」

って聞くと、
何だか最先端のテクノロジー的なイメージを持つかもしれませんね😀

私が提唱している「次世代型」の教育は
実は、真逆と言ってもいいかもしれないです。
もっと泥臭い感じ、というか。。。

English Upliftは6つのCを軸にした次世代型教育を取り入れた
英語のレッスンをしていこう!と草の根運動的なことをしてるわけです💦

ちょっとこの経緯について書いてみようと思います😄

AIテクノロジーが進み、何でも瞬時に簡単に答えがわかる時代です。
クリエイティブなことも、AIがどんどんやっていく時代です。

AIと人間が共存する世界を考えると、
今まで人間がやってきた作業はどんどん機械化され
便利な時代に。
そして、AIは人間のように睡眠も集中力もいらないし、
文句を言わずに働いてくれます。

そうなると人間の存在価値は何だろう。
人間って何ができるんだろう。

次世代を生きるのに「人間らしさ」がより求められると思うのです。

これを無視して、単に”英語の知識”だけ教えていていいのか??
英語ができる、英語が使える、って一体どういうことなのか??

そんなことを考えている時、出会った言葉は4C's でした。
・Communication (対話力)
・Collaboration (協働力)
・Critical thinking (思考力)
・Creativity  (創造力)

The 4C's of 21st Century Skills
と言われ、欧米では当たり前のように教育の軸となっています。

(ちなみに、日本では3つの柱がありますね。
参考:https://www.govonline.go.jp/useful/article/201903/2.html#section3


この4C'sに関連する書籍、インターネットの情報含め
たくさん学びました。

そして、ある日、
あの有名な「7つの週間」の研究プログラム開発者でコンサルタントの
エリック・クルーガ氏と出逢います。
彼とマンツーマンのコンサルを受ける機会がありました。
4つのCを軸に子どもの英語教育を推進していく、という話をしたところ、

”Hiromi, do you know 6C'S?
The other two C's will be very important, too."

 ・Character building (人間教育)
・Citizenship   (市民教育)

これを聞いた時、大きな気づきがありました!
本当にそうだ!!

デジタル化が進むほど、そのツールの使い方と言ったスキルだけではなく、
発信者には「責任」が伴うこと。

インターネット上でどんな発言をするのかは、
対面とは異なり偽名を使ったり、面と向かっては言えない、言わないことを
書いたりすることもできます。
つまり、どういうCharacter(人格、人柄、品性)であるか、
が大切だということです。

確かに、英語教育においても、
英語がネイティブのように話せるとしても、
差別したり、意地悪したり、マナーが悪いなどでは残念すぎます。
英語だけできればいい、ってものじゃない。

私は、このCharacter buildingについては
人間教育」と意訳して使っています。(Educationは書いてないですが💦)
エモーショナル・インテリジェンスであったり、GRITであったり、
フェアな精神など”人間性”に関わるからです。

そして、Citizenship
これは、そのまま訳すと「市民権」となってしまい
なんだかピンときません。

私は、このCitizenship「市民教育」とあてています。
市民教育とは、
”市民の権利と責任””積極的政治参加など”と言われていますが、

Under20である子どもたちを考えて、

自分がコミュニティー・社会の一員である自覚を持ち、
自分の意見には価値があり必要であると感じること、
自分のヴォイスを持つこと・上げること、
傍観者ではなく主体的に関わること、
と解釈しています。

English Upliftの「次世代型こども英語教育」

当初、4C'sを軸にして「次世代型こども英語講師養成養成講座」をスタートしましたが、4期からは6C'sに変えました。

実際、なんとなく大事なことと思いながらしていたレッスンが、
6C'sという言語化した軸を持ったことで、
確実にレッスンの質が上がったように思います!

「次世代型こども英語講師養成講座」では
具体的に何をすることで、この6C’sを育てていくのか、
単に楽しく英語を学ぶのではなく、
英語を学ぶ過程で6C'sを育てる方法、
そして英語講師のマインドなどについても深く扱っています。

提唱者である私自身、これでOKと思っているわけではなく、
もっと情報を得ながら、現場の子どもたちを見ながら、
よりよい英語教育、意味のある教育を子どもたちに提供できるよう
学びを続けていきます✨


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