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小さい時期限定の体のケア② 急ぐ時ほど、ゆっくり柔らかケア

体のケアをする手を優しく柔らかく、という話をすると、

急いでいるときどうするの? とか、

下の子が泣いてるとか、子どもが何人もいて手が足りないのに、そんなことできない! とか、

うちの子はおむつ替えが嫌いで、逃げていくので、押さえつけながら大急ぎでやらないとできません。優しくなんて無理!


などなど、質問や悲鳴が出てきます。

わかります!
普通、そういう時は、急ぎますよね。テキパキ終わらせようとしますよね!

でも、逆なんです!

とにかく、焦る気持ちを自覚したら、まずひと呼吸。

(まずは自覚できた時点で、大きな前進。気づけば何か打つ手が出てくるけど、気づかないと、焦る悪循環にハマったまま抜け出せない。)

急がば回れ。

そんな時こそ、意識してスピードを落とし、お世話する手を一層柔らかく、優しくするようにすることが大事なんです。


慌てる手で、心ここに在らずで子どもと接すると、子どもはぞんざいに扱われてるとわかります。心が満たされない。子どもは全部お見通しです。しかも満たされないのはお世話する大人も同じです。すると、ひと作業終わってもすぐ次に何かが起きる。何かがこぼれたり、壊れたり。結果、もっと時間がかかったり、事態がエスカレートすることも多くなる。

そうして、ますます悪循環にハマっていく。
おむつ替え嫌いの子、髪を梳かすのが嫌いな子、
こうやって生まれ、固定化していきます。

うちの子もそうでした。そして、周りを見回しても、みんながみんなそうでした。


でも、ピクラー、ガーバーの教えに出会って、半信半疑でも、やってみて、少しずつ確信していきました。

子どもにとって心地よく、お母さんが優しくしてくれる、お母さんを独占できる、そんな嬉しい時間だったら、おむつ替え、嫌がるでしょうか? 嫌がる理由がありません。


乳幼児の早期教育のために心がけることと言ったら、これ以外あり得ない、とまで言い切れます!
(日本に住んでて日本人の両親なのに、英会話とか、絶対やめて!)

そして、そんな心地よい時間のためだったら、子どもは意外にも、ちゃんと待てるんです。

今お世話してる子にじっくり向き合う心は、周りにいる子どもにも伝わって、みんなも一緒に受け取っているからです。周りの子達もそれを感じて同時に満たされている。そして、自分の順番もいつかやってくることを知っているから、待てる。そういう体験を繰り返している子は、「___ちゃんは次よ、もう少し待っててね、」と言葉で伝えれば、ちゃんと分かって待てるんです。


逆にその子に中途半端な扱いをしていると、それもまた伝わる。つまり他の子達もないがしろにされていることを敏感に感じ取る。

ただし、どんなに幼い赤ちゃんでも、ちゃんと言葉で伝えることが大事。待っててね、と伝えること。(非常事態にはもちろん対応します。安全第一!)


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