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自転車ライフを始めてみて感じたこと

みなさん、こんにちは。
某メーカー勤務、新規事業・マーケティングを専門とするHiroです。

新たな世界に触れることが好きで、未だ部分的であるものの色々な場所、人、モノと触れ合ってきました。その中で心に響いたこと、感じたこと、皆さんに少しでも伝えたいと思ったことをこのnoteで書き綴っています。

今回皆さんにお話ししたいのは、自転車ライフについて。

自転車ライフ、はじめてみた

ここ近年、自転車を持っていなかった私が、今になってまた自転車ライフを始めたいと思ったきっかけ。それは、ある映画でした。

渋谷ヒカリエで開催されたあるイベントで観た、「Why We Cycle」という映画。オランダの自転車カルチャーに焦点を当てた、ドキュメンタリー映画だったのだけど、その中で自転車という手段が大衆的になっている社会に、純粋に魅力を感じた。

(Why We Cycleは、日本で公開されていないので、仮にネットやDVDレンタルショップであったとしても、日本語訳されていないかも、、、)

どのようなところに魅力を感じたのか、簡単にいうと、
・移動中に街の新たな発見といった「Fun」がある
・衝突を防ぐために、日々アイコンタクト等でサイクリスト同士のコミュニケーションが生まれる(しかも、そのコミュニケーションに上下関係はない超平和的なもの)

といったところ。

自転車に乗らない方にとっては、よくわからない話だと思うが、実際のところ今までの電車通勤では、基本的に移動中は街と遮断されていたし、クルマに乗るときも外界と遮断されている。
移動者同士のアイコンタクトなんてものはあるわけがなくて、その類のコミュニケーションは一切ない。(電車通勤においては、みんなスマホの画面に釘付けになっている姿はもはや異様)

一方、自転車に乗るときは、外界との接点が持てて、何か充実した気持ちになれる。

「こんなところにオシャレなカフェが!」
「すごい美味しそうな焼肉屋さん、、、」

などといったような街の魅力の発見があるし、ちょっとしたアドベンチャー感を日常にもたらすことができる。

自転車に乗って、外の空気と太陽の光を浴びながら移動・通勤をしていると、とても気持ち良い。
そして、電車やクルマ移動がいかに外界と遮断されたものだったかに気づき、その生活には戻ることはなくなる人は多いのではと思う。(もちろん勤務先が遠い人は、電車通勤はやむを得ないが、、)

まだまだ存在する自転車の課題

自転車ライフは素晴らしい、それは間違いない。
だけれども、まだまだ自転車を取り巻く課題は多く存在している。特に最近感じた課題を4つ挙げる。

①やっぱりクルマ怖い
これはサイクリスト共通の不安ですね。
皆さんが思っている以上に、自転車用の走行スペースが整備されている道はとても少ない。
特に大通りを走っているときは、ほんとに怖い。すれすれの距離感でビューンって追い越されるし、ほんとうに嫌なのは路上駐車してる車がいるとき。膨らんで避けなきゃいけないから、その度にヒヤヒヤしてしまう。歩道もたくさんの歩行者がいて、危ないから難しい。
結局のところ、自転車が安心して走れる道路状況ではないのが現状だ。

②駐輪場少ない問題
これもインフラ系の困りごと。歩道の端っこに駐輪すると困る人たちがいることもあるから、本当は駐輪場に置きたいのだけど、これも思っている以上に駐輪場がない。
撤去なんてされたらもう最悪だから、多少有料でも駐輪場に置きたい人は多いはず。自治体さん、積極的に配備してください。。

③いやいやルール守ろうよ
これはサイクリストへの不満。一言で言うと、「信号無視やめようぜ」ってこと。クルマが信号無視したら大ごとになるのに、自転車は小さいせいか、何となく軽視されている気がする。自転車と歩行者の事故で亡くなっている方もいるのに、十分ちゃんとした”車両“に乗っている、という意識が軽い。

クルマが信号待ちしている中、横から自転車がサーッと追越して、赤信号を無視して横断歩道を横切っていくのを見ると、そりゃクルマ運転している人から「邪魔、鬱陶しい」と思われてもしょうがない。そんな邪魔くさい、軽いことをしてるから、自転車の存在も軽く見られて、煽られるし、自転車のためのインフラ整備とかが進まないんじゃないか、と思ってしまう。

④電動自転車もっと安くしてほしい
これは「メーカーさん、もっと頑張ってください」という話。
今私が使っているのは通常のスポーツ自転車なのだけど、自転車を買う前は時折、シェアサイクルを使っていた。大体のシェアサイクルが電動自転車を採用しているのだが、最初電動自転車を使ったとき、電動のあのサポート力にはとても驚いた。

やっぱり自転車で移動することが面倒に感じる人も多い。
あんだけ漕ぎ出しが楽な自転車をもっと安く手に入れることができたら、自転車を使う人が増えるのではないか、と思う。

自転車ユーザーを増やそう

結局のところ、皆さんにお伝えしたいのは、
「皆さん、試しに自転車ライフはじめてみましょう!」ということ。

ユーザーが増えれば、インフラの整備も進むだろうし、人々のマインドセット的にも自転車ユーザーに対する理解が増すと思う。そうなれば、クルマに圧をかけられてハラハラすることも減るだろうし、規模の経済が働いて、自転車自体も安くなると思う。

皆さんが試しに自転車ライフを始めて、その魅力に気づいて、自転車を使い続けてくれれば、社会がそれに合わせる形で進歩すると思うし、そうなればより自転車ユーザーが生まれやすくなる。
一気にバーっと増やすことは難しいけれど、地道にでもユーザーが増えるように、私自身も自転車で使い続けたい。そして、自転車の魅力をこうやって発信し続けていこうと思う。

少しでも、「お、ちょっと興味あるかも」と思った、そこのあなた!
是非、一緒に自転車ライフを始めましょう!


※本記事のカバー写真の参照元:www.instagram.com(@tokyobike_jp)


最後までお読みいただき、ありがとうございます。皆さんの応援が私の大きなパワーになります!