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2023年の自分まとめ

今年ももう大晦日だけど、大晦日な感じがしない。
今日は、キッチンの掃除をし、パートナーの買い物の悩みの背中を押し、きざみ上げをたっぷり乗せたそばを食べ、足元と膝の上の猫のあたたかさを感じながら、滑り込みで東畑開人さんのこころのケア入門のアーカイブを視聴し、みずPさんのnoteを見て「大事やな」と思い、今これを書いている。何気なく過ごしているけれど、実家で過ごさない年末年始ははじめてだ。

そんな今年度の自分まとめ(とってもぎりぎりだけど)、自分のために残しておきます。



退職
わたしにとって一大事だった。変化が苦手な私にとって最終日の挨拶が、一部形式的だとわかっていても、とてもとても憂鬱だった。だけど、自分で区切りをつけて、これまでの自分に「よくやった」を伝えられた日。同時に自分の可能性をひらく感覚をもつことができた日。

転職
全く違う業界、業種に、出勤体制も異なる、何より風土のちがいへのとまどいから始まった。1年目は金銭的に落ちることを許容し、やれることを何でもやってみよう!と決めた。たくさんチャレンジする機会を頂きながら、同時に自分のこころや身体の変化とも向き合う日々だった。

オーガナイズ
はじめての現場仕事はオーガナイズからはじまった。だれよりもわからない状態で、しかしチームやクライアントが安心するための行動と体現を。お節介にならない範囲でニーズをつかむ配慮と、安心を。複数案件のなかでひとつひとつの場のためのやりくりと、自分のケアやホストがなによりも先立つ難しさを感じている。

共創ビジュアルプラクティショナー養成プログラム
共創もビジュアルプラクティショナーもわかっていないけれど、自分の進んでみたい方向性に1番近いと感じていたため受講した。描くスキル以前の何を意図して、チームの一員としてどんな役割をとりながら、何をハーベストするのかを、仲間と探究しながら、体現者のみなさんから吸収していくような時間だった。きっとこの時間に今後のたくさんのヒントになる問いが残っている。

グラフィックレコーディング
デジタル(約5件)でも模造紙(約8件)でも描かせていただいた。存在は知っていても、まさか自分が描くようになるとは想像もしていなかった。話し手が伝えたい事をできるだけそのまま、特に大切にしていることを残すこと。受け取り手が受け取りやすく、その後につながるきっかけとして残すこと。そんな難しさとおもしろさを感じている。

グラフィックファシリテーション
模造紙(約8件)で現地で複数人の前で、言葉になっていないものも含めて受け取りながら、描きながら、さらに問う。そんなとってもハードなことに挑戦するなど想像もしきれていなかった。でも、描くことのパワフルな影響を実感していて、リスクを肌で感じとりながらも、対話の安心感に寄与する効果をとても信じられている。新聞に写真が載ったね✌ もっと精進したい。

ワークショップのホスト・ファシリテーション
打合せからニーズをくみ取りながらワークショップの設計をして、当日のホストもする。グラフィッカーという役割以上に自分がファシリテーターをするなんて夢にも思っていなかった。でも、前職同様、プロセスを設計していくことには面白さを感じている。同時に定量的でないものへの難しさ、チームとして動くことの難しさを感じる。市民ワークショップのファシリテーターをして、「合っていると思う」とフィードバックを頂いた。自分にとって弱みだとも思っている閉じた落ち着きがリソースとなり得ることを知る。

広義での場づくりとは、リスペクトを土台に想像し、多様に安心安全なアーキテクチャを創造することなのかもしれない、などと思う今日このごろ。一方で、コントローラブルなものではない庭のようなものをどう捉え、どうしつらえ、営みたいのか仲間と対話することも大事だな。

ヒアリング
1番難しさと重要性を感じているプロセス。いま思う理想は、短時間でラポールを築くこころみをしながら、必要な情報を受け取り、お返しし、共に創っていく仲間として同じ方向性を見ていく。今一度考えたい問いは、その前提となる在り方、考え方って何だろう。スキルってなんだろう。

WEBサイト作成
転職先のお仕事で、つくったこともないのだけれど今のわたしにできることとして引き受けさせていただいた。もっともっとアップデートが必要なのだけど、文章や印象に悩みながらも、社会にとって必要なことを、科学者と他者をつなげるために、ひとつの形にすることができてホッとしている。


講座講師
会社のお仕事のひとつとして、講座講師をする機会を頂いた。自分から場を作ることさえ考えたことがなかったから、お話を頂いたときはドギマギしていた。自分で言語化しながら、要素をほどきながら、適切な情報量を想像し組み立てられたら素敵だけれど、まずは大先輩の知恵をお借りしながら、自分なりに大切なエッセンスを日常の困りごとに役立ててもらいたいという思いをもって臨んだ。2回目があるはずなので、引き続き、まずは楽しもう。ありがたいことに、参加した学生が文章にしてくれた。


コーチング
転職もあり、リソース配分として悩んでいたけれど、まずは有償100hを目指して再度集中して取り組むことにした。おかげで100hに到達。春に出した募集noteが今年1番多く読んでいただいたらしい。出会ってくださった方、言い値の形で応援してくださった方、そして広めてくださった方、改めてありがとうございます。自分のゆらぎの中でコーチをすることの体験にもなりました。

描くコーチング
描くことが自分にとって頭でっかちにならずより相手の価値につながりやすい手段のように感じており、モニターのみなさんの協力を経て、オープンしました。まだまだ模索過程だけれど、これは今後もっと育んでいきたい形だなと実感しています。未知のものにお申込みくださった方々ありがとうございます。notionページも初めてつくった!


自己紹介シート
みずPさんからアイデアを頂いて、3名募集させていただいてやってみた。形はもっと模索するだろうけれど、すでにある自分の得意が無理なく誰かの価値につながることは今後もやってみたい。やらせていただくと、当たり前なのだけど、改めてひとりひとり本当に唯一無二でつまっているのだということを実感できてうれしかった。


入籍

日常の地続きなまま入籍しました。特別なことは何もしていないけれど、このハードな1年を特に食事と規則正しい生活という暮らしから支えてもらったな。それぞれのフェーズで同チームを組むのか、変わっていくのだろうな。

猫との暮らし・2匹目のお迎え
実家で猫は飼っていたけれど、田舎だから半野良きまま猫。完全な室内猫ははじめてだった。だけど、気を張っているわたしにとって猫をなで、かわいがることに、気持ちの面で救われたところはとても大きいように感じている。また、自分に必要なタイミングでふみふみし、満たしている様子を見ると尊敬する。1匹目のために悩みながらも2匹目を迎えた。夜泣きのカオスから始まった。今も正解はわからないけれど、性格の違う猫たちが幸せな暮らしをし続けられるように善処したい。

2024年は「あそび」
お仕事で人と対峙する仕事になって、転職して生活が変わって、わたしに必要な要素は「あそび」だな~と噛みしめている。でも、わからないから浮き彫りになっている。おもしろがりながらわたしになじませていきたい。できるところからいろいろやってみたい。


さいごに
秋以降、こころ的に危ういなと感じる日々を過ごしてきた。自分にOKを出せない。批判的な思考、頭ばかりの稼働、休まらない。環境に合わせて自分を変える視点が強まっていく。

だけれど、28日から友人と会い、家でゆったりとすることで今日これがかけていることを祝福したい。自分のなかで、他者を介さず自分をふり返るためのこころのなかの小部屋はあるということだから。

ここまで目を通してくださったあなた、本年もわたしと関わってくださったみなさま、大変ありがとうございました。わたしのこころのなかのつながりとして、たくさんの支えとなりました。

来年の年末はわたしは何を思い、どうなっているのだろう。



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