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タテ型動画って実際どうなの?

「これからはスマホに最適化された”タテ型”が動画の主流になる!」などと言われていたりもしますが、実際のところタテ型動画ってどうなんでしょう。

確かに、近年タテ型の動画を見ることは増えてきました。

InstagramはIGTVというタテ型動画のプラットフォームを新たにリリースしたし、ライブ配信アプリのようにタテ型が基本のサービスも増えています。

しかし、メディア等で予想されていたほどのタテ型動画ブームは来ていないようにも感じます。

YoutubeやNetflixなどスマホでも横にしてみる動画サービスはたくさんあるし、それは今後も変わらないでしょう。

そこで、タテ型動画のメリット・デメリットをもう一度洗い出し、どんなコンテンツ、どんなプラットフォームになら向いているのかを考えてみました。


タテ型動画のメリット

タテ型動画の一番のメリットは、スマホに最適化されていることです。

スマホをわざわざヨコにすることなく、大画面で見やすく、没入感がある。

また、スマホで撮影した動画はタテ型が多いので、それらを編集して動画をアップするサービスなどでは、タテ型のほうが使い勝手がいいでしょう。


タテ型動画のデメリット

タテ型動画のデメリットは、テレビやPCなどでは見にくいこと、制作する上で表現の幅が狭いことなどが上げられますが、

一番のデメリットは、そもそもタテ型は人間の目の構造に合っていないことだと思います。


タテ型動画は人の目の構造に合っていない

人間の目は横向きについており、人の一般的な視野は、横に180〜200度、縦に120〜130度と言われています。

つまり、当たり前ですが、人間の目に映る映像はヨコ型ということ。

タテ型の動画はスマホの画面には適しているが、人間の目の構造には適していないことになります。


何を中心に置くかで、タテかヨコかが変わってくる

結論としては、タテ型かヨコ型かは「デバイスを中心に考えるか、コンテンツを中心に考えるか」で変わってくると思います。

デバイス、つまりスマホを中心に考えるのは、とにかくスマホで見る必要のある動画やサービスの場合。

これは、スマホで撮った動画をかわいく加工して配信できるアプリ、スマホで気軽にライブ配信できるアプリ、SNSのタイムラインに流れる動画など。

この場合は「スマホで見る」ことが重要であるため、コンテンツはデバイスに合わせる必要があります。

逆に、コンテンツを中心に考えるならば、そのコンテンツで人を楽しませることが目的であり、人間が生来見やすい形であるヨコ型にするほうが適切でしょう。

この場合は、人がコンテンツに合わせてデバイスを選択する必要があります。(スマホを横にして見る、もしくはテレビに映して見る、など)


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