飯伏幸太という「天才」について思うこと

1.2有明で行われたプロレスリング・ノアの試合。
メインは「方舟の天才」丸藤と「ゴールデン☆スター」飯伏のスペシャルシングル戦。
この試合順については各所でアレコレ言われているのでさておくとして、見たいと思う試合がいくつかあったこともあり珍しくノアをちゃんと見てみることにした。

ノアについては正直あまり詳しくない。
なのでノアファンからしたら的外れな見解になるかもしれないけど、純粋に思ったことを。
多分ノアの興行は会場で見るとなると、初心者には優しくないと思う。
何というか、すごく玄人向けと言うか興行自体が格闘技色が強めというか。
棚橋弘至が言うところの、「初めての人が見て分かりやすいプロレス」ではないのだ。
もちろん日頃からノアを追ってる人なら分かることなのであろうけど、私みたいに特定の試合・特定の選手が見たくて見る人には、ストーリーや必然性が見えないのだ。
潮崎豪がTEAM NOAHを呼び込んだのも、なぜあの試合順のあのタイミングで?と思ったし。
ただ全体感としては良い興行だと思ったし、特にセミの拳王VS征矢学は非常に見ごたえのあるいい試合だった。

で、表題のおはなし。
好きなレスラーの一人でもある飯伏幸太選手。
デビュー10周年記念のDVD2種や書籍を買うくらいにはファンなのである。
そりゃ久々の日本での試合だし、さらに流れに流れ続けた丸藤選手とのシングルというのだから、見ないわけにはいかない。
結構ワクワクして待ってたんですよ。

待ってたんですけどね……。

AEWでの試合もそうだったし、あまりコンディションは良くないのかな?とは思っていたさ。
けどここまでのコンディションだって思わないじゃない。少なくとも丸藤とやるんだから。
飛べない、動けない状態だって思わないじゃん…。
丸藤も年とって動けなくなったとは言われてるけど、その比じゃない。
明らかにこのタイミングでやるべき試合じゃなかった。
X上では途中でケガをしていたから仕方ないって擁護もあるけど、それ以前の話。
全盛期の頃の体は作れないにしても、明らかにオーバーウエイトな体だったし。
せめてもの救いは、試合後にジェイクがあそこまで言ってくれたことだろうか。

もちろん飯伏がこれで終わりなんて思っていない。
世界中の若手ハイフライヤーの憧れであり、各団体でベルトを取ってきた実力者がこんなところで終わるはずがない。
きっちりとケガを治して、「これぞ飯伏!」って姿をまた見れると信じるほかないのだ。
いつになるかはわからないけど、かつての飯伏選手がまた見れるようになるまで待ち続けよう。

#飯伏幸太

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