見出し画像

写真の話#01

写真遊び。
自分が子供のころ初めて持ったカメラは黒いボディにオレンジ色でMINOLTAと銘が打たれたコンパクトカメラだった。
飽き性の父が使っていた物をおさがりで譲り受けたのか、はたまた祖父のものであったのか、今となっては確かめようもない。特に写真に興味があったわけでもなく、家族旅行の先で親を撮ったりする程度の遊びの延長だった。ソフトクリームを食べている母親を写して「なんでそんなとこ撮るの!」と怒られたのは今でも覚えている。しかし、今もアルバムに収められている子供の目線で撮られたその写真はブレも含めて良い一枚だ。
後年、良いと思ったらシャッターを切れ!結果は数年後にわかる。なーんて書かれた一文を目にして「はいはいその通り」と思ったものだ。
当たり前である。シャッターを切らなければ何も生まれないのが写真だ。意味なんて後からいくらでもついてくる。

ここから先は

846字

¥ 300

サポートいただけたら嬉しいです! 材料費や機材購入費に!