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仙台89ers:2023-24シーズン 第35節(4/27、28 Home Game vs 茨城 at ゼビオアリーナ仙台)プレビュー


◯これまでの仙台

第34節のレビューはこちら。

宇都宮戦ではしっかり強敵相手に食らいつけたものの惜しくも悔しい31敗目を喫し、今季のチーム目標であった「30勝到達」は実現不可能になってしまいました。目標がついえたことでの選手たちのマインドセットが気になりましたが、まだ「Home Gameで15勝」は到達可能ということで、そちらに照準を切り替えることでモチベーションを維持すると、果たして前節は下位とはいえ難敵の北海道相手にしっかり同一カード連勝を達成。

今季は同一カード連勝自体がなかなかできなかったところでしっかりと北海道に連勝できたことはチームとしても成長をみせていたところでしょうか、この勢いで今節も連勝、そして最終節もと少しでも勝ち星を伸ばしてほしいところです。

◯茨城ロボッツ

今季対戦時のレビューはこちら。

今季北海道とはWeekDay Gameを2023年12月にHomeで、3月にAwayで対戦。

Homeでの対戦時は前半シュートがちっとも入らないという今季抱えていた課題が如実に現れたGameとなったが、インサイドでのリバウンドで優位に立てたことからなんとか勝利。Gameを通じてのFG%が31.8%はおそらく今季のWorst3に入るだろう低調さでした。

Awayでも前半の入りの悪さは変わらず、入らないシュートに繰り返すターンオーバーという低調な内容で1Qの時点で一時は19点のビハインドを背負ってしまう始末。前節Game2とやや似た展開で3Pを多く決められてしまったところでのビハインドでしたが、2Q以降はインサイドを支配して優位性を確保するとそのまま逆転までもっていき勝利、というGameでした。

今季の茨城は外国籍選手に悩まされたあたりだとか、昨季地区中位にまで勝ち星を伸ばせたことからコーチ陣を刷新してステップアップを図ろうとしたことが裏目にでてしまっただろうところで、なかなか勝ち星を挙げられずいまだ降格圏に沈む苦しい状況。

それでも残留への切り札として獲得したメイが期待通りの大活躍で加入後21.7PPGのスコアリング(島根のビュフォード並み!)でチームを引っ張ると、ここ10Gameでは3勝7敗、うち前節では千葉Jからも勝利を挙げるなど 調子も上向き加減でしょうか。

それでは仙台⇔茨城として主要チームスタッツを比較してみます。

PPG:78.7⇔76.8
OPP・PPG:80.6⇔86.3
FG%:43.8%⇔41.6%
3FG%:32.8%⇔32.0%
eFG%:49.5%⇔48.4%
FT%:64.9%⇔76.1%
APG:20.7⇔17.6
RPG:40.9⇔37.6
OFFRTG:106.3⇔103.8
DEFRTG:108.9⇔116.8

スタッツ的にはFT%以外は仙台が上回ってはいますがここで早合点してはいけません、これはシーズン56Game分の数字になるので、茨城が不調にあえぐ時期の数字ももちろん含まれているわけです。メイ加入後のスタッツはおそらく仙台より上回る部分もありそうです。

◯今節の展望

34節終了時点でいまだ茨城は残留を信州と争っていますが、現在信州とは2Game差。しかし今季茨城は信州に2敗していますので勝率で並ばれてしまうと信州の後塵を拝することになってしまうので、何としてでも勝ち星を挙げて残留を果たそうと気持ち強く今節のGameに当たってくることは間違いありません。

茨城のここ最近の好調さは、やはりスコアリーダーのメイの存在で、自らは内外から自在にシュートを決められますし、だからこそそこを警戒してくる相手チームの裏をとって周りの日本人選手たちを活かすことができるという好循環が生まれているのでしょう。また茨城にとって非常に心強いのはジェイコブセンの復帰でしょうか。これまでやや他チームに対してリバウンドで後手を踏む場面が多かったように思いますが、インサイドで体を張れるジェイコブセンの存在は茨城にとってかなり大きいはず。

一方で、前回対戦の時同様ケネディがちょうど3×3の代表活動に招集されていて、今節エントリーがあるかどうかが不透明。不在であれば茨城にとって痛手ですし、仙台にとってはやや優位に立てる部分になりそうです。

シーズン最終盤でお互いに目指すものは異なると思いますが、気持ち的には残留を目指す茨城のほうがおそらく強いことでしょう。気持ち強く当たってくる相手に対して、仙台も今季のこれまでの対戦のようにふわっと入ってはいけませんし、しっかりと上位にいるチームとして跳ね返してやるぐらいのことができないようではまだまだ。もちろん仙台としても今節、次節と連勝を重ねていけば、最高で東地区4位にまで浮上できる可能性が残されているのですから、どん欲に勝利を狙いに行ってほしいものです。

長かったようで短かった気もする2023-24レギュラーシーズンのHome Gameも今節がラスト。前節で平均観客動員数4,000人超をクリアし、B-PREMIRE参入に向けての大きな一歩をしるすことができましたが、今節最後の2Gameも黄色で満員の会場として、我々ファン・ブースターも今季の集大成のダイキエンを選手たちに届けて連勝をつかみ取り、有終の美を飾りましょう!

それではまた。

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