会議録は永遠に、の巻。

 議会の議論は、会議録(=議事録)にまとめられています。
 本会議の後、だいたい3ヶ月後に、製本されて議会事務局に届くそうです。製本されると、本会議で指名された「会議録署名議員(3名)」が、対応する会議のところに署名して、書庫に保存されます。

 保存期間は「永年」です。永年。別な言い方をすれば、永遠に保存されます。
 極端なことをいえば、名取市が合併などで、別な名前の自治体になっても、廃棄されることはないものなのです。

 そんな会議録。

 この前の決算審査の答弁を整理していたときに、この答弁の土台になっているのが、過去の議論にあることがわかったのです。
 議会事務局の力も借りながら、書庫にある会議録を探してみましたよ。

 何と昭和62年(1987年)の一般質問の答弁に、今の制度の答えがありました。

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 それを受けて、平成6年(1994年)にも、改めて一般質問で取り上げられていて、不手際があり市長が釈明。そのため、現行の制度に改まっていることがわかりました。
 まさか、今から24年も前に、いま問題になりつつあることが決められていたとは思いませんでしたよ。
 ようやく、どうやって問題を解決すれば良いのか、考えることができそうです。

 うちの街の議会は、議事録のネット公開もありますが、平成8年(1996年)から。これ以上に古いものも、デジタル化を進められないか、を考える必要がありそうです。

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