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pNounsDAO活動紹介

↓以下2023年11月22日にpNounsDAOとして自民党のDAOハッカソンに創設者pajiさん、法務顧問TTさんと3名で参加する事になったため、活動のまとめと、pNounsDAOの将来ビジョンについてまとめたものです。

私たちpNounsDAOの活動は、世界でも最も有名なDAO組織の一つであるNounsDAOに”サブDAO”として参加をしたい、という目的から始まりました。 初めにこのNounsDAOの概要と、なぜ参加したいのかという理由2つをお話し致します。

Nouns DAO概要

NounDAOは、かつて無い仕組みを発明し、資金調達やDAO活動をしています。 その仕組みとは、NounsDAOのウェブサイト https://nouns.wtf で
1日1体NFTを完全自動化で発行し、その売り上げをNounsDAOの活動資金としている点です。

NounsDAOのオークションサイト

約2年強の間、NounsDAOは止まる事なくNFTを発行・オークション販売しています。 現在価格は平均22eth( 約 660万円)。売り上げは全てNounsDAOの資金となり、現在は約30億円。毎日約700万円たまり、日々NounsDAOの具体的な活動資金にも使われています。 この使い途の決め方がDAO的で、

リーダーはおらず全て参加者の提案と投票によって決められます。


アールグレイさんのブログNounsWorkerより引用


過去に資金提供された提案は、大小数百件あり、DAOの運営費の他、商品・ゲーム・アプリ開発・イベント・店舗・チャリティなど多岐にわたります。 

提案の実行により、NounsDAOのブランディングが確立すれば、知名度や人気が向上し、NFTの価値も上昇、NounsDAOのエコシステムが機能し続けます。

<過去の提案例>

ウイスキー醸造 2000万円調達(南アフリカ)
RoseParade参加(アメリカ)8000万円調達
遊園地とスキー場をNounsDAO仕様に (北海道ルスツリゾート)2000万円

NounsDAOの映画 ”The Rise of Blus” 製作中 


なぜNounsDAOに参加したいのか1=サブDAO活動の資金調達が可能だから。


NounsDAOの高価なNFTは約30億円ある資金の使い道を決める投票権になります。投票権が無いと参加できない訳ではありませんが,大変有利になります。
この四角いメガネをかけたキャラクター画像がNFTですが、NounsDAOに参加する為、pNounsDAOはNFT2体を共同で購入しました。(2票)ちなみにこの資金調達も私達は2000枚のpNounsNFTを販売する形で調達しました。
このNFTは投票権として機能し、NounsDAOに提案をする内容の可否を決めたり、NounsDAOに参加するための分割権利を持つ投票権になります。

pNounsが所有するNFT 


NounsDAOには多くのサブDAOが存在

過去1年でサブDAOとしてNounsDAOに3回ほど提案を通し,資金調達ができました。

金額ベースで言えばおよそ購入したNFTに近い金額分の提案を通す事が出来ています。

・イベントの開催                 200万円
・四角いメガネを商品化して販売する提案。      900万円
・小さな企画を通せるコンペ企画の賞金6ヶ月分   450万円

イベント(東京)
リアルなメガネの商品化


Nouns小型提案への資金提供基金


本来NounsDAOへの参加は高価なNFTを1体以上持ったり、持っている方に協力頂く事が必要ですが、スタートアップ企業の様に自己資金は無いけれど事業をしたい方や、DAO組織で新しい働き方をしたい方、NounsDAOに参加して最先端のDAOを学びたいなどの理由からサブDAO経由でNounsDAOに参加する方は増えています。

なぜNounsDAOに参加したいのか2
=世界が賞賛している最先端の仕組みを学びたい。


NounsDAOはスマートコントラクトで組織を運営しており、世界中のどのDAOにもない純度で
ヒト・モノ・カネのコーディネーションを スマートコントラクトによって実現する組織』 をビットコイン並みに全てオンチェーンで実現しています。

①オークションによる資金調達
②トレジャリーウォレット(基金の保管庫)
③NFT活用の投票(ガバナンス)
③人を介在しないでトレジャリー上のETHを提案者へ送金
⑤フォーク機能
⑥システムのアップグレードができる機構


NounsDAOはこれら組織のコーディネーションをすべてスマートコントラクトで行い、人事・お金の管理・コア機能開発などに人を介在させない事で分権化し非中央集権的組織を実現しています。

pNounsDAOの課題
→DAOという名前の”サークルにすぎない現実”

1年で色々な活動をしたpNounsDAOですが、DAOとして法人格がない事から、資金提供を受けても、大きな事業やチャレンジができていません。現状は提案者個人が主体となり、チームで経費としてNounsDAOに提案した内容を実行していますが、pNounsDAO本体は、事業に関わっていません。具体的な事例を挙げます。

・2体のNFTを実際はpNounsDAOが所有できていない。
 →法的には創設者pajiさんの関連会社が保有という形で、複数人でウォレッ
 トを操作・管理するマルチシグ・ウォレットにて擬似的にDAO管理を実現
 している。
・法人格が持てない為、納税等も上記と同様。またNounsDAOが持つオーク
 ションシステムも税務の管理が難しく導入できない。
・社会的信用がなく、事業化が難しい。
・DAOの中の最低限必要なルール化が進まない。
 (DAO内の義務や罰則も無く、全て個人の判断・良識に委ねられる。)

DAOが法人として認められるとき

・DAO事業としては選択肢が増える。→pNounsDAOとしての事業と個人としての事業がともに可能。
・DAOが社会的信用を得て、企業と事業提携できる様になり、事業規模の拡大が見込める。
・上記により、利益を生み出し、持続的な活動が出来る。

pNounsDAOのビジョン・DAOの理想形態
NounsDAOの仕組みに近づける


pNounsDAOはNounsDAOを手本にDAOを作る事からスタートしましたが、現実は理想とはあらゆる点で乖離しています。NounsのサブDAO活動を実践する中で、フレキシブルな組織のあり方を現実社会に取り入れたり、様々な社会実験を行なっているNounsDAOから最新情報を学び、
 「 ヒト・モノ・カネのコーディネーションを スマートコントラクトによって実現する組織」 としても活動が出来る様な組織としても実現をさせたいと思っています。















 


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