不思議な「ビジネス日本語」

佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。

外国語を習得するのは、とても難しいですよね。
日本語の職場で働く外国人は、「ビジネス日本語」を習得したすごい人たちばかりなんですが、かれらは日本語ネイティブではないので、やっぱりちょっと違和感があります。
相手に違和感を与えることが問題なのではなく、
かれらの不思議な「ビジネス日本語」を通じて、日本人のビジネスの職場はそのように見えているんだな、と自己を見つめ直せます。

外国人が口頭やメールで使う「ビジネス日本語」で不思議だなと思うのは、クッションを置いたり、意味をぼかしたりする言葉です。

「〇〇というふうな感じみたいに
なるかも知れないでしょうか??」

もっと回りくどいことを、たくさん言っていた気がしますが、覚えきれませんでした。えらく複雑な言い方をするなと。
もしも日本語ネイティブの若手・後輩がこんな言葉を使っており、ぼくが世話を焼く立場だったら、こう言っちゃうと思うんです。
「〇〇ですか、と言えば十分だ」と。

外国語として学ばれるとき、語学の教科書でどこまでマニュアル化されているか分かりませんが、「その言葉らしさ」が際立ちます。日本語は、自分の発言の趣旨を薄めることに血道を上げている言語なんだ、ということがとても良く分かります。

日本語は本題をそっちのけで、カドが立たないことに最上位の価値を置いている言語である、、
なんていうことが、ぱっと思いついただけなんですけど、あくまでワタクシ一個人の意見に過ぎませんし、背景となるデータが揃っているわけじゃないんですけれども、敢えて言うならば、必ずしもそうじゃない可能性も十分に検討した上で、もしかしたらそうであるという意見もあり得た際に、日本語はそういう言語かも知れないという方向性の有無について、皆さんと十全な議論を重ねて、慎重に合意形成に努めながら、指摘したほうがよかった感じかも知れないでしょうか??どうですかね??

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