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フェムテックと女性アスリートが抱える課題

フィンテックやアグリテックなど、近年、〇〇テックという言葉を良く聞くが、恥ずかしながらフェムテックのことは知らなかった。

FemTech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語で、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品(製品)やサービスのことを指す。

2012年ごろ、月経管理アプリを開発した海外の起業家がこの言葉を使ったそうだ。
日本でも年々存在感が高まっているとのこと。
2019年に経産省が、健康経営における女性の健康についての実態調査で、月経随伴症状による労働損失がなんと4911億円にもなるという報告も市場を動かしたそうだ。
女性の生理が社会に与える影響はとても大きい。

フェムテックのようにテクノロジーの開発には至っていないが、
学生アスリートのサポートを中心に活動している「スポーツを止めるな」でも、女性アスリートが抱える「生理×スポーツ」の課題に向き合い情報発信する「1252プロジェクト」をスタートしている。

最近はInstagramを使い、生理についてのティップスを掲載している。若い女性に届けたいという思いでInstagramを使っているが、女性だけでなくあらゆる人が生理と向き合ってほしいと考えている。

例えば男性コーチ、企業の男性管理職、娘を子どもに持つ男性保護者など、なかなか女性の体について知るきっかけがなかった人たちがカジュアルに学べるようになってほしい。

女性自身も、毎月の生理について考える機会がなく対策ができていない人も多いと聞いた。
場合によっては、自分が基準になってしまって、他の女性の体調を理解できずトラブルになることもあるそうだ。

女性がもっと働きやすい、運動しやすい環境を作ることは本当に大事なので、まずは皆が正しく生理に向き合える環境を作り、今目の前にある「不」を少しずつでも解消していきたい。

最近は、女子アスリートのウェアとしてジェンダーレスなパンツやスーツが開発されるようになり、新しいマーケットが生まれている。
もっと選択肢が増え、自分らしさを表現しやすくなれば良いと思っており、そういった活動を応援したい。

他にフェムテックが解決しようとしている課題として、更年期がもたらす不調がある。

働く女性のキャリアのピークと更年期が重なってしまって、心身の不調からキャリアを諦める人もいるそうだ。そういった方々に向き合うサービスをつくっているTRULYという会社もあって、素晴らしいと思う。

更年期は女性のものというイメージがあったが、男性の更年期もあるそうで、僕はそのことも知らなかった。

更年期の問題も、皆が理解し合うことで助け合いが生まれると考えている。

無知のままでいないようにしたい。
知らないことがたくさんある前提のもとに、フラットに学んで、アクションすることを続けたい。

皆さんも是非、様々な企業や個人が取り組まれているフェムテックについて、一度チェックしてみてください!













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