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日本アメリカンフットボールの殿堂(4)

 1997年にスタートした四日市ボウルの開催記念キーホルダーが展示されています。棚の右側後方の水色のキーホルダーがそれです。
 この年は、やはりこの年にオープンしたナゴヤドームでも春季に「アメリカンフットボールフェスタ・イン・ナゴヤドーム」として試合を行っていまして、立命館大学を招待して東海学生オールスターと試合を行っています。
 そして、この年の第1回四日市ボウルでも立命館大学が招待されて東海学生オールスター(ただしこの年度の東海1部1位チームは事情によりオールスターに不参加だったと記憶しています)と試合をしています。ナゴヤドームと全く同じカードですが、関西学生連盟との取り決めで四日市ボウルには関西1部2位チームが派遣されることが決まっていたのでそうなった次第です。
 ナゴヤドームでは東海学生オールスターは立命館大学を相手に敗れはしたもののそこそこ善戦したのですが、今年二度目の東海遠征となった立命館大学の四日市ボウルへの意気込みは選手にとっては人それぞれでしょうが、おそらくチームとしては「来年は(四日市ではなく)甲子園だ!」という思い(鬱憤?)があったのでしょう、春季に善戦させてしまった東海学生オールスターを文字通り「滅多打ち」にしました。噂によると、ナゴヤドームでの立命館大学を見て東海連盟の誰かが「大したことないな」とつぶやいたのを、立命館大学の関係者が耳にした、というのが原因だとも。
 それからいろいろと内容を変えながら、今年も開催される四日市ボウルですが、学生たちにとっては、シーズンが終わったらとっとと卒論に取り組みたいのにとか、練習が始まる12月は寒くてやってられないとか、毎回練習のために名古屋に来るのが体力的にも時間的にも金銭的にも厳しいとか、どうせ練習に参加しても強豪大学の選手しか試合に出してもらえないとか、連盟役員は「やれやれ」と言うばかりだとか、そもそもやる気が出ないとか、いろんな本音があるかと思いますが、自分のため(でもありますが)ではなく、まわりのための四日市ボウルでもあります。2部リーグの選手は1部リーグのチームや選手からいろんなことを吸収して自チームに持ち帰る。1部リーグの選手は自分たちが東海学生リーグをリードしていくという自覚を持ってもらう場であります。本音は本音として、しかしながらそう思いつつも、でも出場してよかったと思える四日市ボウルにしていきたいと思っています。ちなみに試合の場内放送は私が担当しています。とはいっても私はDJポリスではありませんので、フツウなシャベリしかできませんが。

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