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🇩🇰デンマーク万歳! 電撃的な退位宣言とめっちゃスピーディな新国王の即位式

今週末は、デンマークにとって歴史的な日でした。

在位52年のマルグレーテ2世女王が退位し、息子のフレデリック10世が国王となったからです。

午後からの一連の儀式やパレードはテレビでも中継されたそうで、特にクリスチャンスボー城のバルコニーで行われる即位宣言と新国王のスピーチは、儀式のハイライト。

ですが、日本での「即位の礼」やイギリスのチャールズ国王の戴冠式に比べるとかなりシンプルな印象です。

シンプルでスッキりなデザインを好むデンマークらしいです (笑)

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マルグレーテ2世の退位宣言は、大晦日の夜に行われた女王のスピーチでした。

デンマークでは、毎年大晦日の夕方6時に女王がスピーチを行うので、みんなでテレビを囲み、シャンパンやスパークリングワインを飲みながら、スピーチを拝聴する、というのが一般的な過ごし方。

マルグレーテ2世が退位するとは誰も予想していなかったので、スピーチで発表された際にはみんなびっくり。

しかも2週間で新国王が即位するという、スピーディな展開はまさに寝耳に水で衝撃的。

僕の同僚のJ君は、「ちょっとエモーショナルにうるっとなったよ🥺」と言ってましたし、上司も「びっくりしてグラスに注いでいたシャンパンが溢れちゃったよ🍾」と言ってました。

そして、同僚のMちゃん「日曜日は即位式だからね、ちゃんとチェックだよ!」とリマインドしてくれました。

そんなわけで、今日はみんな一連の儀式のテレビ中継を見ていたのではないでしょうか。

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それにしても、12月31日の退位宣言からたったの2週間で即位式をしてしまうだなんて・・・。

平成天皇が退位する際は、在命中に退位できるように国会で特例法を作ったり、新元号の御触れを先にしたり、選挙と被らないように時期を調整したり、かなり念入りに準備をしています。

チャールズ国王の戴冠式も、エリザベズ女王が亡くなれてから半年以上(9ヶ月だったかな?)の時間がありました。

デンマークでは戴冠式をしないのが通例なので、儀式そのものがシンプルなのだと思うけど、もう少し時間かけても良いのになぁとも思ったりもしちゃいますね。

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さて、これまでは女王陛下を敬って呼ぶ時には Her Majesty と言っていましたが、きょうからは国王陛下なので His Majesty 。

使う機会はないけど、もしものこともあるから、いざという時には言えるように練習しておこーっと(笑)

Gud Bevare Danmark!!


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