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「格差社会」の変化

格差社会と聞くと普通は各家庭単位で捉えていた。大部分の日本の家庭が中流と考えられていたが最近はその中流が減り格差が広がりつつあるという。
しかし最近の世界的問題、特に環境問題や人口問題を考えると格差はどの家庭に生まれたかという環境ではなくいつ生まれたかという時・タイミングによって持たらされる世代間格差の方が大きくなっている様に感じる。その格差は年々広がっているしひょっとしたらあるとき急に爆発的になるのではないかと危惧している。

環境問題について見れば目先のことだけを考えれば地球温暖化問題というのは対策をしようがしまいが関係ない。大掛かりな対策を打ったとしてもその効果が今すぐ現れるわけではないからだ。よくよく考えると緊急で重要な問題なのだが費用対効果、すなわち今風に言うところのコスパを考えるとコストをかけてもそのパーフォーマンスを見届けるには時間がかかり緊急であることがともすれば見失われる。時間がかかることイコール緊急ではない、と言うことにはならない筈なのだが何故かイコールとして扱われている気がしてならない。かくして問題は置き去りにされ後回しにされる。つまり次世代の若い人達にツケが回る。そんな問題が地球的規模であるのが環境問題、人口問題、食料問題、などなど。全て人類の根本的問題でしかも時間とともに深刻になっている。産業革命以来目先の経済優先一方で積み上げられたツケは想像以上に大きい。これからどれだけ生きるか分からない。しかし、長く生きる人、若い人ほどその影響を受けるのだから格差社会とは生まれから来る今までの意味が霞んでしまうだろう。生まれたタイミングから来る世代間格差を意味することにこれからはなっていくだろう。


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