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赤坂氷川神社の大イチョウ

 説明板によると樹齢は約450年。幹回り7.5m。享保15年1720年に氷川神社の社殿が、改めてここに建築される前から存在した樹で、二次大戦の空襲による焼損の跡を確認できる。港区天然記念物。
 この説明から、昭和20年1945年の空襲の火の手は、この神社にも及んだこと。創建時の社殿が現在残っているのは、境内の緑によって守られたからだということが分かる。またこのイチョウは、社殿建設前にこの地にあった三次浅野家の屋敷の庭にあったものとも考えられる。
 なお境内にはもう1本大イチョウがあった。こちらはより社殿に近く、しめ縄がされ、神木の扱いを受けている。こちらは社殿建築時に植えられたもののように思えた。であれば樹齢は約300年。
 境内が広く、緑が深いことと併せて、二本の大イチョウはいずれも今は恵まれた環境にあるように思えた。
 アクセス 東京メトロ千代田線赤坂下車、徒歩10分。
 「赤坂氷川神社の大銀杏」 撮影2023/02   『巨樹探訪』より
 「氷川神社のイチョウ」 撮影2012/04 『巨樹と花のページ』より

赤坂6番出口から左手へ。最初の信号を左折。赤坂福祉会館を経て氷川坂目指す。

 港区天然記念物とされる大イチョウ

大イチョウ 上部
説明板
社殿に近く「しめ縄」をされた大イチョウ
境内には二本の大イチョウがそびえる


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