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光福寺の大イチョウ

 光福寺は品川区大井にある浄土真宗の寺院。そこに麻布善福寺の大イチョウとならぶ大イチョウがあることは知っていたが、今回初めて訪問できた。
 幹周7.2m、高さ40mの堂々たる巨木である。品川区の指定天然記念物だが、推定樹齢800年は、国の天然記念物である麻布善福寺の大イチョウに並ぶもの。東西方向から見ると円錐形の綺麗な形をしている。南北方向からみると主幹は2本の大きな枝に分かれていることがわかる。
 光福寺には、親鸞(1173-1263)の高弟である了海上人(1239-1319)に絡む遺跡が多いが、このイチョウそのものがその一つ。了海上人が、麻布善福寺よりもたらした枝から育ったと伝える。その伝承から善福寺のイチョウの兄弟木とされている。  
    行き方は、JR大森駅西口から「井09」「品94」行きのバス停から乗車して北上。大井小学校前で下車して、スーパートップの辻を東方面に入る。坂を下ると左手の住宅地の中に光福寺がある。

了海上人と大井山光福寺 Blog Deep Azabu 2013/03/17より 光福は了海の父の俗名であり、天台宗の寺院があったものを、了海が文永2年1265年に浄土真宗の寺院に改め、父に託したものとする。
光福寺 「猫の足音」より   
光福寺のイチョウ 2009/12撮影 「巨樹と花のページ」より 
関東の巨木リスト   「巨樹と花のページ」より
光福寺のイチョウ 2012/08撮影 「出会った巨樹」より
天然記念物(古木・巨木) 「銀座中年ライダーズ」旧ページ より

西側 主幹頭部(大変美しい)
西側 主幹中央部(多数の乳根が見られる)
西側 主幹下部
北側 大イチョウ全景(途中から二つに分かれている)
南側 頭部
南側 主幹中央部(ここで二つに分かれている)
南側 主幹下部
光福寺のイチョウ 説明板
大井の井 説明板


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