東京駅は日本の文明開化の象徴だと思う。その駅舎が大正3年1914年の創建当時の姿に復元されたのは平成24年2012年のこと。今、堂々たるこの駅舎をみると、欧米に列しようと努力した昔の人の心意気を感じて少し誇らしい気持ちになる。
　東京駅が辰野金吾たちの設計により着工されたのは明治43年1910年8月1日のこと。竣工は大正3年1914年3月のこと(建設の重責を担ったのは大林組である。東京中央停車場。)。その後、関東大震災(大正12年1923年)があり、第二次大戦では空襲による被害も受けた。そして第二次大戦後の復興。平成15年2003年、重要文化財の指定を受ける。平成19年2007年5月になって創建当時に姿に戻す工事が始まった。その工事が終わり、駅舎全体の使用が始まったのは平成24年2012年10月のことである。
　見出し写真はＪＰタワー6階屋上庭園から撮ったもの。