見出し画像

薬師丸ひろ子 Songs -2010- 僕と音楽と(39)

2010年1月7日、薬師丸ひろ子 グランド・プリンス・ホテル赤阪

憧れのアイドルって、大人になるまでは、多分、年上の人で、
自身が大人になるに従って、同年代や年下に移るんじゃないかと思う。

星由里子や、吉永小百合や、柏木 由紀子、酒井和歌子が・・(爆)
僕の場合は、いつも音楽でも引き合いに出すあの1973の20歳の頃、
山口百恵の衝撃的な登場となる。当時、百恵ちゃん14歳!

そして、ALWAYS 三丁目の夕日のお母さん、薬師丸ひろ子の登場は、
さらに5年後の1978年。僕は社会人になった年、彼女は、まだ、若干13歳。

映画マニアだった僕も、映画館に足を運ぶ余裕はなくなり、
彼女の映画は、レンタル・ビデオの世界だった。

ただ、彼女の歌う主題歌たちは、セトリを見てわかるように、
当時の歌謡界を席巻していた、松本隆を初めとする作家陣による名曲群だったので、若いサラリーマン時代の僕のカラオケでは、十八番となっていき、
1984年には20歳に成長した彼女は、竹内まりやの"元気を出して"を歌い、
僕の最後のアイドルとなる。

モノクロのグラビアのカレンダーが、僕の部屋を飾ったのは、
彼女が最後だったのではないかと思う。

この夜は、20年ぶりのコンサートだそうだが、
無論20年前のコンサートなど、足を運ぶには無縁の時代。
だが、僕のCD棚には、たった一枚、この年のalbum"Heart's Delivery"がある。

この夜、僕は、30年来のアイドルに初めて会った。

場所は彼女の育った青山に程近い、グランドプリンスホテル赤坂。

東京One Night Only!

50×22列+後方にプレス席。僕は上手の最前列。

show started 19:05

set-list

[white dress]
メイン・テーマ(松本隆/南佳孝)
すこしだけ やさしく(松本隆/大瀧詠一)
紳士同盟(阿木燿子/宇崎竜童)
[green long dress]
探偵物語(松本隆/大瀧詠一)
ステキな恋の忘れ方(井上陽水)
あなたを・もっと・知りたくて(松本隆/筒美京平)
(break)
[black dress]
(MC)
異邦人(久保田早紀)
~カスバの女(大高ひさお/久我山明)
~時代(中島みゆき)
(Talk Show)
[red long dress]
元気を出して(竹内まりや)
語りつぐ愛に(来生えつこ/来生たかお)
WOMAN “Wの悲劇”より(松本隆/呉田軽穂[松任谷由実])
セーラー服と機関銃(来生えつこ/来生たかお)
(encore)
[brown dress]
故郷(ふるさと)唱歌
メイン・テーマ(reprise)

show ended 21:40

最後のカーテンコールでは、かつてのアイドルは目の前10mほどのところで、
眩しいほどの美しさで輝いていた。

本日の一曲
薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?