見出し画像

【ルギア対策】シティ2024 S3準優勝リザードンexデッキ解説(全文無料)6000字

「リザードンを使ってるけど、いまいち戦い方が分からない」
「ロスト対面がきつい」
「アローラロコンで詰んでしまう」
そんなリザ使いの方へ。


こんにちは。火ロトムと申します。

私は「黒炎の支配者」のリリースから悪リザードンexとピジョットexをずっと使用し、私としては初のシティリーグでしたが2024年3月のシティリーグ シーズン3で準優勝をすることができました。

リザードンexの使用率は昨年秋以降からずっと増え続け、今ではTier 1のデッキとなりました。
しかしながら、圧倒的Tier1であるからこそ、それに有利とされるデッキがシェアを伸ばしているという状況が続いています。

今回は私がシティ準優勝したリザードンexデッキと各対面の戦略について解説します。
あまり深く考えていない対面もあるので、その点はご了承願います。

デッキレシピ紹介

デッキコード: nPgQnH-MpzYq2-LNgNnH

いわゆるピジョリザにウガツホムラexとハバタクカミを採用しているといった感じです。

リザードンexデッキのnoteは多くあると思うので、ここでは私がこだわっているところに絞って解説します。

ポケモン

リザード(HP100) 1枚

リザードっていっぱいあるけど、現環境でメリットが大きいのはこれかなと

特性「フレアヴェール」のリザードを採用している方も多いですが、最近はそこまでデヴォリューションされる環境ではないことと、シェアが多いパオや青ロストに入っているかがやくゲッコウガの月光手裏剣をケアできること、ミミッキュを貫通できるダメージを出せることが現環境に合っていると考え、HP100のリザードを採用しました。

ウガツホムラex 1枚

直近の拡張パック「ワイルドフォース」収録

こいつのメリットはずばり、「奇襲」にあるかなと思います。
強い対面は、アルセウスVstar、ルギアVstar、アローラロコンVstarといったところです。なんならVstar全般いけるかも。

アルセウス・ルギア対面
アルセウスやルギアは、進化前でHP220、進化後で280とリザードンexの打点が届きづらいゆえ、「倒されないだろう」とアルセウスやルギアを一体しか場に出さない局面がちょこちょこ見られます。
そこをウガツホムラexの技「れっかばくしん」260ダメージで突破し、相手のアッセンブルスター、トリニティノヴァの展開を遅らせられるのが、とっても強いところです。再びルギア、アルセウスが置かれた場合にはボスの指令やプライムキャッチャーなどを駆使して2体目を狩れると、ほぼ勝ちです。こだわりベルトなどを付けて290ダメージでVstarを2,3ターン目から出せるのも魅力の1つですね。

アロコン対面
アローラロコンは、技「スノーミラージュ」で特性を持ったポケモンから技のダメージを受けないという効果を発揮し、普通のリザードンデッキの構築では詰んでしまいます。アルセウス&アローラロコンのデッキでは特に、アローラロコン単騎にされると、キャッチャー&ボスなど入れ替えて効果を打ち消すこともできないため、詰んでしまいます。
その課題を解決するのがウガツホムラexです。
ウガツホムラexは偉いことに、特性を持っておらず、260ダメージと素点でアロコンを倒せるという長所があります。
1点注意すべき点としては、ベンチに置いておくと、ボスで呼び出されてアロコンに弱点つかれて倒されることが挙げられます。要注意。

ハバタクカミ 1枚

直近の拡張パック「ワイルドフォース」で収録

「ロストきちぃ〜」となり急遽採用した1枚。
シティではそこまで活躍しませんでしたが、入れてるだけで勝てる対面が複数あります。主に、ロストとイダイナキバLOです。

ロスト対面
ロスト対面はピジョリザにとって微不利と言われており、自分としても勝ち方を見つけるのが難しかったのです。
ハバタクカミがバトル場に出ることにより、キュワワーの特性はなえらびが使用できなくなるので、相手のロストゾーンの貯まりが遅くなり、さらに技「たたりとばす」でバトル場キュワワーに90ダメージ乗せて倒しながらベンチにも2点ばらまけてリザードンexなどの打点調整も可能なので、結構お得。
ハバタクカミだけでサイド3枚とる試合もジムバではありました。
また、ハバタクカミをどけるためにボスやキャッチャーを切ってくれるので、アクロマの実験が打ちにくかったり終盤にベンチのロトムV、ピジョットexが呼びにくかったりするなど、ゲーム全体の動きが変わります。
ジラーチだとヤミラミのロストマイン防ぐだけでマナフィと一緒に置けなかったりベンチが狭すぎたりしたのでハバタクカミのほうがロストには強いかなと個人的には思っています。

イダイナキバLO
イダイナキバの弱点をハバタクカミでつき、180ダメージを出せます。ブーストエナジー古代を貼っていなければ倒せますし、もし貼っていてもベンチのイダイナキバに2点乗せることで次のイダイナキバはワンパンできるようになります。
リザードンexだけだとロストスイーパーをめちゃくちゃ切らないとブーエナ付きキバを倒せないので、ハバタクカミを採用する意味はあるかなと思いました。

他対面
アルセウスVstar、ルギアVstar、パオジアンexなど、特性を使いたいポケモンが前にいるときにハバタクカミスタートすると、すんごいうざがられます。なんかアルセウスVstarがスターバースできずに番終えてきたので、ウガツホムラexのこだわりベルトれっかばくしんでぶちのめしました。おもしろいですね。

グッズ・ポケモンのどうぐ

なかよしポフィン・ネストボール・ハイパーボール 3-4-4枚
ウガツホムラex、ハバタクカミなどを強く使いたいため、ポフィンよりもネスボ優先で組みました。

ロストスイーパー 2枚

1枚採用のデッキが多いが、2枚採用はあまりないのでもう1枚あると読まれにくい

よく見る構築は1枚採用が多いのですが、ここでは2枚採用。古代デッキのブーストエナジー古代、カビゴンLOのゆうきのおまもり・まけんきチョッキ、アローラロコンのヒーローマント、未来デッキのヘビーバトン、リザードンexの森の封印石を剥がします。これらポケモンのどうぐは、そのターンに相手のポケモンをワンパンで倒せるかや、エネルギー供給、場の展開などに大きく関わってくるため、ロストスイーパーで剥がすか剥がさないかでかなりゲームが変わってきます。さらに、LO対面では特に複数回ロストスイーパーを使いたいシーンが多いので、1枚では足りず2枚にしました。

プライムキャッチャー(ACE SPEC)

すごく悩んだが、ウガツホムラexとの相性の良さや逃げ札にもなりうる点でこれにした

裏呼び枠、入れ替え枠が足りなかったことと、マキシマムベルトだと対面によっては使わないことがあることを考えてACE SPECはプライムキャッチャーを選択。プライムキャッチャーにより、ウガツホムラexが連続してれっかばくしんを使いやすかったり、カビゴンLOの逃げ札になったり、普通にボスの指令のように使ったり、メリットは様々ありました。

こだわりベルト 1枚

Vstarをウガツホムラexと一緒に使って殲滅する

ウガツホムラexと合わせると強い1枚。相手のサイドが進んでいなくても、れっかばくしん260+こだわりベルト30で290ダメージ出せてVstar倒せるのが魅力。敵の油断をつく。あとは普通にリザードンexやかがやくリザードンにつけても強い。

サポート

ナンジャモ・ペパー 3-3枚
これ以上試合で使うことないのでこの枚数。
わりと十分戦えます。

ボスの指令 2枚
ボス2、カウンターキャッチャー1、プライムキャッチャー1で計4回呼び出せればいいかな〜と思い2枚。
個人的に、初手に裏呼び札多すぎて事故るのが嫌いなので最低限にしています。
ウガツホムラexやハバタクカミ採用で正面突破力を上げているので、そこまで裏呼び増やさなくても大丈夫という理由もあります。

フトゥー博士のシナリオ 1枚

結構すき。

耐久&逃げ札。古代やロスト対面でダメージを負ったリザードンexを回収し、ベンチのヒトカゲを進化させることにより、1ターン得します。あとはカビゴンLOのエリカの招待・カウンターキャッチャーで縛られたときに使用して要らないポケモンを回収する用途があります。最近古代やカビゴン増えているので、これがあると戦いやすいかなと思いました。シティでもかなり活躍しました。

エネルギー・スタジアム

ジェットエネルギー 1枚

再録を期待してやまない。

逃げ札3枚目。シンオウ神殿に注意。ウガツホムラexやハバタクカミをバトル場に出しやすくできるので強い。

崩れたスタジアム 1枚

相手がベンチをトラッシュしてなかったら声をかけよう

唯一のスタジアム。ロトムV、ネオラントVを消しましょう。ルギアがベンチ3面出していてアッセンブルスター前に崩れたスタジアム貼ると、ベンチ2枠空けられず、アーケオスがソロで来たりします。ニヤニヤ。

基本の戦い方

サイド先行するか、捲りかの判断

最初の1,2ターンで、サイド先行プランか捲りプランかどちらを取るか判断します。
サイド先行プランは、相手の鍵となるポケモン(アルセウスVstar、ルギアVstar、かがやくゲッコウガなど)を潰し切ることを目標に動く。それが出来なければ、捲りプランを取ります。
捲りプランはリザードンの基本の戦術。リザードンexを立てられなくても、ピジョットexをまずは立てます。その後のターンでマッハサーチを使いながらリザードンexを立て、キャッチャーやナンジャモを駆使すれば十分捲れます。

ネオラントVの使い方

ピジョットexを立てるものだと解釈してください。
これでリザードンexを一体立てても、それが倒されて何も出来ずに負ける試合が数多くあったので、軸となるピジョットexを立てた方が融通がききます。
ネオラントV→ペパー→ふしぎなアメ&森の封印石→森の封印石でピジョットex→ふしぎなアメでピジョットex進化
の流れをよく使います。

各対面の戦法

パオジアンex

「セグレイブを取ればいいんだ!」
「ビーダル倒せば止まるよね!?」
そんなことはありません。真のパオ使いは運も味方して、有り得ないくらい引きたいカードを引いてきます。
倒すポケモンは、相手の盤面やトラッシュを見て判断。テツノカイナexがごっつあんプリファイしてきた場合はそこから倒さなければなりませんし、相手が回っていなかったら、セビエ2ならゲッコウガ、セビエ1ならセビエかな、など状況をよくみて倒しましょう。
相手が回っているようであれば、ポケストップを剥がし、キャッチャーでビーダルを取ってナンジャモがかなり刺さります。しかしこれも、ビーダル2面だと刺さりは微妙。
ガチで相手の盤面、トラッシュ、顔色などをしっかり見て、「相手が何で困っているのか」「相手がされて嫌なことは何か」を考えることが勝ちに繋がると考えています。

ロストゾーン軸

ハバタクカミを押し付け、キュワワーを潰しましょう。
ロストが貯まらなければ基本何も出来ないので、キュワワーにロストを貯めさせないよう、真っ先にバトル場に出しましょう。
これを突破できるのは、ミラージュゲートを使用しなければ技が使えないようなポケモン(トドロクツキex、かがやくゲッコウガ、ギラティナなど)なので、それが来たらしっかりそれを仕留めるような対策をベンチで作っておくと、かなりサイド先行した状態でゲームを進められると思います。

アルセウス軸

序盤はアルセウスを真っ先に倒してエネルギーを供給出来ないようにすることを考え、それが出来なければアタッカー(ギラティナ、アローラロコンなど)を潰すことを目標にしましょう。
たねVでもVstarでもウガツホムラexで倒せるので、こいつを強く使うことが勝負を分けます。
アルセウスギラティナの場合は、テツノイサハexにも注意し、盤面の草エネルギーをよく見て倒しましょう。
アローラロコンの場合は、スノーミラージュ使用後はウガツホムラexでしか突破できなくなるため、大切に使いましょう。弱点に注意。

ルギア・チラチーノ

ルギア単騎なら、ウガツホムラexでルギア駆逐プラン。
相手ベンチ3面アッセンブルスター前なら、崩れたスタジアム貼ってベンチ狭めアーケオスを置けないようにするプラン。
回り始めたらギフトエネルギーの貼っていないポケモンを見てアーケオスやチラチーノを倒しつつナンジャモ。
わりと不利対面ですが、相手の安定性には隙があるので、そこを付けるとGOOD。

未来デッキ

非エクのミライドンは無視して、2-2-2でサイドを進めましょう。
特徴として、テツノカイナexが主なアタッカーであり、エネルギー供給が少し乏しいデッキなので、ヘビーバトンをロストスイーパーで剥がしながらテツノカイナexを倒したり、ギフトエネルギー貼っていないexを呼び出してナンジャモしたりすれば勝ちが見えてきます。

古代デッキ

ロトムV、ネオラントVは出してもすぐに崩れたスタジアムで消す。相手は最初打点が出ないので、楽にサイドを進めるためにカウンターキャッチャーでロトム、ネオラントを狙ってくるためです。
あとはリザードンexで高い耐久を押し付けてナンジャモorボスで相手の動きを弱くしながら戦うだけです。
フトゥー博士のシナリオをリザードンexに使うと、小突かれても耐えれるので、相手の攻撃を1回無効化できて有利に進められます。

イダイナキバLO

ハバタクカミかリザードンexで攻めます。
ロストスイーパーを上手く駆使して相手のHPを下げましょう。
すごいつりざお、ロストスイーパーは手札に抱えておくといいかもしれません。(最近はビワも採用されているので、これは一概には言えませんが。)

カビゴンLO

リザードンex単騎がベストですが、絶対にエリカの招待などでバトル場にポケモンが縛られるので、フトゥー博士のシナリオなどを駆使して縛り解除して戦いましょう。
相手のできることは主にロトムVやピジョットexで作られるので、そこを先に攻めると相手の出来ることが限られて勝ちに繋がりやすくなります。

リザードンex(ミラー)

これについては実は何も研究できていなかった(直近のジムバでも驚く程あたらなかった)のですが、自分の残りサイド2,3枚のあたりからピジョットexが取られる圏内になり、マキシマムベルト採用だとサイド残り4枚時点で取られてしまうので、リザードンexを小突き、待ちのプレイをすることが勝ちに繋がるかなと考えています。
考え浅く申し訳ないです。

さいごに

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
初めて執筆するnoteだったので、表現拙い部分があったら申し訳ないです。
ただ、デッキ自体はめちゃくちゃ強いので、ぜひ組んで使ってください。

本記事がもし良いと思っていただければ、いいねと投げ銭をしていただけると幸いです。

ここから先は

36字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?