ドM、変換力。よくないことは、よくする気づき。ラッキー!

あんたがやれっていったんだろ! これは映画アウトレイジの劇中セリフである。数年前。まだ、このデザイン世界の酸いも甘いもわからなかった時。(今もまだまだ、予測不能なことが多い。というか、そればかり)

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当時の職場で、デザインが確定した名札製作を外注依頼。仕様を記載し、オープン日に間に合うかどうかの確認を依頼先に取る。「間に合います」とのこと。上司、クライアントの方に伝える。入稿。入稿翌日。「やはり、その仕様だと間に合いません」との連絡が。をぉーーーーー! と思いながら、上司に相談。それは向こうが間に合うっていったんだから、間に合わせてもらわなきゃ。なんとしてでも! かなり強めに言った方がいいよ。すぐに電話。

相手は、営業の方ではない。実際に製作する職人さんだ。となりに上司がいる中で強めに言う。お願いしますよ! 間に合うって言ったじゃないですか! 翌日、職人さんから一通のメールが。「今回の件は間に合わせます。ただ、もうお宅とは一切、取引しません」をぉーーーーー! と思いながら、また同じ上司に相談。なんでそんなに強く言ったんだ! 相手は職人さんだぞ! ……あんたがやれっていったんだろ!

当時はそんな風に感じていましたが、これはとてもいい経験でした。現在、印刷会社やグッズ製作等の職人さんとやり取りする時は、まずリスペクト。なにが起きても。仕様と違う校正があがってきても、リスペクト。怒ったり、強く出ることは目的じゃない。共に良いものをつくること。お互い、気持ちよく仕事をすること。アウトレイジのセリフを聞く度、思い返す。とても大切なことがあるのだ。

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話はさらに遡り、専門学校卒業間近、これから本格的な仕事が始まる……というタイミングで行ったバカンス。グアム。グアムで見たのが、ドッグレースだった。

レース前。番号と名前を呼ばれて入場してくる犬たち。しっかりとした身体つき、かどうかは離れていてよくわからない。1、2、3……と順に呼ばれてきて、5番あたりだったかな。入場途中で突然、その犬がウンチをしたのだ。プリプリッと。会場から笑いが起こる。あの犬はダメだ! HAHAHA!(笑)英語なので全く理解はできないが、そんな雰囲気が会場を包みこむ。

いざ、レース。スタート。ぶっちぎりで1位になったのは、さきほどウンチを漏らした犬だった。途中でどんなに笑われても、最後に勝ちを取れば、それでいいじゃないか。むしろ、あのウンチは身を軽くする、という意味があったのではないか。クソマズイ、蜂蜜入の緑茶を飲みながら、ボクはそんなことを思っていたんだ。

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理不尽なこと。笑われること。これらすべて、悔しさ貯金。悔しさ貯金が多ければ、多いほど、成長の糧となり、原動力になる。貯金のタネ、くれて、サンクス。そして、ぜってぇ、つぶすよ!

10代、20代はそれで良いと思います。ゴリゴリいきましょう。たまに年上の方が、頼んでもいないアドバイスをくれるでしょう。「そんなに、生き急がなくていいんじゃない?」騙されるな。それは、お前の驀進をとめようとする罠だ。そもそも、お前がその助言者の歳になった時、ソイツのようになっていたいか??

馬鹿にされ、貶されれば、「今に見ていろ」と拳を握りしめ、褒められれば、「コイツはオレを満足させて、成長をとめようとしてやがる」。私はそんな感じで日々過ごしてきた。あぁ、めんどくさい人間だ! だから顔がよくテカるんだよ!

しかし、顔がテカればテカるほど、身についた術があるのです。なんだと思う? これはね……「変換力」だよ。良いことは良いままに。悪いことは、より良くできる、改善の気づき、ラッキー!(この思想は『お前の物は俺の物、俺の物も俺の物』でおなじみ、 “ジャイアニズム” の派生・発展系) つまり、無双ってわけだ。

「変換力」は、Mに備わる。最終的には、ド変態、ドMのやつがウイナーになるってわけよ。そう、信じてる。

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むかしむかし、ドMを自称する女性と会いまして、私もMなもんですから、お互いにイジられ、ケナされたい合戦がおっ始まりまして、あれは壮絶だったな。イジめろよ! いや、お前がイジめてこいよ! ざっけんな、こっちのほうがMなんだよ! さぁ、こい! こい! 踏め! ……もう、どっちがSかMか、わかんない。人はそれを、ベストバウトとよびます。

なんでそんな強く踏んだんだ! 痛いじゃないか!(冒頭に戻る)

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◎ 日常とデザインを拡げる雑文集

「デザインを身近に感じ、日常の中にデザインを取り入れたくなる」。そんな気持ちを後押しする雑文集。グラフィックデザイナーのリアルな日常を、フリートークでさらけ出します。ときに真面目に、たまにエロく、ほぼくだらない。
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