見出し画像

2022年の振り返りと2023年の抱負

2022年の振り返り(仕事/働き方/生き方)

昨年2022年の動きを仕事、働き方、生き方に分けての振り返り。

仕事について

仕事については、常陸frogs、県自治体の定住移住関連、自主事業の3つの軸で仕事をしてきました。(365日の中で150日(41%)は常陸frogs。その他の日数(59%)は県自治体事業、自主事業、休暇に。)
 
特に常陸frogsについては1期〜3期までプログラム運営に注力して運営スキルの土台を構築。4期から心強い新しいメンバーも増え「重要だけど緊急度が低い」ことにやっと着手できるようになり、新しいチャレンジも積極的に取り組み、たくさんの失敗と気づきをもらいました。今までで一番大変な年だったかもしれません。まだまだたくさんの課題があります。来年度5期に向けてしっかりと改善点を修正、優先順位をつけて取り組んでいきます。

働き方について

働き方については、地元秋田には今後ゆっくり関わっていこうと思って過ごしていました。しかし、8月実妹が急逝。今回の家族のことで10年後やろうと思っていたことを前倒し、9月から月1で秋田に帰省する2拠点生活をスタートさせました。とはいえ、秋田に帰ってもやることはリモートで仕事しながら、実家で両親と生活を共にすること。朝起きて朝食、昼食、夜食を一緒に食べる。私としては家を汚したり、洗濯物を増やしていたりするだけなのですが、その日常がなんとも幸福感に溢れています。
 
親との関係性って恥ずかしいとかいろんな理由で話しにくいことってありますよね。でも8月の出来事から家族としての絆が深まりました。再度家族を繋いでくれた妹には感謝の気持ちでいっぱいです。
 
働き方についても考えさえられるきっかけになり、2022年12月からインバウンド向けスタートアップ企業の営業委託を受け、どこの地域にいても仕事ができる環境整備を進めています。まだまだ始まったばかりなので、ここは年末に再度振り返りできたらと思っています。

きっかけは、知り合いがその会社にいたこと、frogsの研修でその会社の代表が登壇していたことで、ジョインするきっかけになりました。どんな繋がりから仕事に発展するかわからないですね。嬉しいご縁です。
 

生き方について

生き方については、2022年は自分の中で10年の区切りとして特別な年でした。2012年ある本で知った「共感、コミュニティの時代」。企業に勤めていた時に強く感じていた縦割りの弊害。これからは縦から横の繋ぎができる横型のリーダーが必要なのではないか、そこを解決できるプラットフォームが必要ではないのかと思い、2012年に「何かしないと」と10年後をイメージしながらぼんやりとした輪郭を描いていました。そこから2013年に「このままでは自分も地域もダメだ」と一念発起してリーダーをやったことないのに会社員をしながら地域に出て、複数のプロジェクトに関わる複業家として活動。その後、2019年に会社員をしながら関わった常陸frogsで今後の人生を変える「志」ができ、会社を辞め飛び出すことができました。
 
振り返るとこの10年間は、自分を実験体とした挑戦の連続で挫折も楽しいことも体験できて最高の10年でした。
 
次の10年はまた違った在りたい自分像を描きたいと思っています。自分らしさを残しつつも、変化し続けれる自分でいたいと思います。 

2022年は、自分でコントロールできない大きなチカラを感じる年となりました。流れるままに逆らわず、勇気を持つことの大事さから踏み出す一歩をもらえた2022年。
 
下記に2022年に継続したこと、新規で取り組んだこと全てではないですが書き出してみます!
 

2022年取り組んだこと

<常陸frogs関連>
【継続】学校訪問:中学校1校、高校23校、大学4校 計28校

【継続】学校講演、プログラム支援:
那珂第一中学校8年生120名向けの起業家体験プログラム支援、水城高校全校生徒1800人向け探究学習STEP1「社会課題の見つけ方」、IBARAKIドリームパスファイナリスト審査員、太田一高留学プログラム最終選考審査員、茨城大学ビジコン講座「プラン着想」「事前相談会メンタリング」、第4回茨城県高等学校産業教育生徒交流会23校67名「アイデアをカタチに」、太田一高キャリア講座25名。他。

【継続】LEAPDAY:267名の参加者。昨年より100名増。茨城大学さんとの共催での開催。茨城県内でアントレプレナーシッププログラムを支援する茨城大学、茨城県、常陸フロッグス3団体のプレゼンターが登壇。官民学のLEAPDAYが実現。

【新規】茨城県:令和4年度茨城県表彰 新しいいばらきづくり表彰 産業振興 受賞。「大井川知事と語ろう!新しい茨城づくり」知事対談。

【新規】自治体:ひたちなか市主催「BRIDGE」プロジェクト プログラム支援で参画

【新規】frogs Labイベント:ユーグレナ出雲社長講演「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。〜CFO(最高未来責任者)から教わったこと〜」

【新規】協賛企業社員派遣モデル:協賛企業でもある茨城いすゞ自動車株式会社さんの企業研修の一環により、30代営業を常陸frogsの運営に派遣。

【新規】協賛企業地域人材育成モデル:協賛企業でもある株式会社ひゃくはちさんと共同で地域内人材育成として動画クリエイターを目指す茨城大学4年生がコンテンツ制作に関わる。下記は今回の企画のひとつ説明会動画。

【新規】ボランティアスタッフの募集:新規の取り組み、合計高校生大学生18名が参加。茨城大学の学生さんが書きてくださった記事が公開になりました!

【新規】インターンの募集:frogs卒業生1名が受講生側から運営へ。人材のエコシステムの実現。海外大学に通うひたちなか出身の大学3年生が12月中旬から1月上旬まで短期インターン。計2名が参加。

【新規】イノベーター育成ワークショップ:12月都内2名、1月オンライン2名参加予定。1月28日(土)29日(日)まだまだ募集中。

<その他の仕事>
・県事業:移住計画関連STAND IBARAKIサポーター支援。ibarakick企業選定支援、ツアー企画支援。

・日立市:シティプロモーション「海の見える家」企画運営支援。

・個人向け:個人コーチング、コンサル(ビジョン設計支援/プログラム設計/行動習慣構築支援)
・法人向け:新卒、中途採用者向け社内研修(内的動機から始める営業戦略立案/ネットワーク構築)
・新規:スタートアップ企業の営業業務委託12月からスタート

2022年トピックス/常陸frogs

学校まわりの変化 講演数/学校数

2020年 510名/ 3校
2021年 325名/24校
2022年 2,014名/25校
 
「地域の選択肢」を1人でも多くの人に知って欲しく学校、学生へ伝えることを毎年し続けています。ニーズとしては、「キャリア」「課題を見つけるきっかけ」「いま住んでいる地域にどのように接続して学び取っていくか」を話す機会が多い傾向にあります。徹底的に1次情報に触れる機会を増やすことに注力。学校に直接足を運び、地域の教育課題に触れることで解決策の明確化にもつながりました。来年度以降の取り組みに活かしていきます。

説明会や選考会だけではない他の選択肢

地域のことを知れる、関われる、つながるコミュニティづくりという観点から、イベント、インターン、ボランティアの企画を実施。frogsのプログラム以外での選択肢を少しずつ形にできるようになりました。茨城で活動する多世代の人たちが学べる、繋がるプラットフォームとして徐々に場を整備できたらと思っています。今後はfrogs Lab.という形で継続していく予定です。

協賛企業との新しい取り組み

1)茨城いすゞさんの企業研修の一環として30代営業の菊池さんが常陸frogs運営に1年間ジョイン。会社だけではない他流試合の機会を持つことで、社内人材の内的動機を育み、本業にも良い影響を与えることを目的とした取り組み。
2)動画、SNS関連のプロモーション事業を手がけているひゃくはちさんと共同で、地域のクリエイティブ人材育成に着手。今年の動画コンテンツは将来動画クリエイターを目指している茨城大学4年生のむらたさんが制作したもの。撮影時の工夫、動画のストーリー、編集等、ひゃくはちさんの視点からフィードバックを頂き、コンテンツ制作に関わって頂きました。昨年のLEAPDAY動画も現在作成中です。公開までもう少しお待ちください。

イノベーター育成ワークショップ

「教えずに気づかせる問いのデザインスキル」
学生本人の決断が出るまで根気よく待つ姿勢も大事なのに、周囲から遅れを取らせないようにという愛情から、大人の思惑に導いてしまったり、人として一人の大人として接することを大事にしているのに、ついつい子ども扱いしてしまったり、そんな各地のオーガナイザー向けに展開している研修講座が、学校教員や保護者やビジネスパーソンでも活かせるニーズがあるということで体系化して研修展開に。12月には都内のビジネスパーソン2名が受講。どちらも経営幹部や部下を育成する立場の方で、どんな問いや寄り添い方をしたらいいのか、ご自身の成長機会の一環として受講頂きました。次回はオンラインにて1月28日(土)14時〜18時、29日(日)13時〜17時に開催します。常陸frogsとしてもこのスキルを持った社会人が増えることで、プログラムで受け入れる学生の人数を増やす体制ができたり、非認知能力を向上させる更なる取り組みにつなげることができます。常陸frogsを通じて、知らず知らずにうちに蓄積していったメンタリングスキルが、こういう機会で提供できるのは嬉しいことです。ともに高め会える仲間を募集中です。
 

2023年の見通し

<仕事>
・常陸frogs5期オーガナイザー
・福島frogs2期にもプログラム運営として関わります
・県、自治体案件の企画運営
 
<新しいこと>
・インバウンドスタートアップ企業の営業業務委託
・新規事業のローンチ(自主事業)
・秋田でも仕事ができるようになったらいいな!(願望)
 
<健康>
・20代、30代でしっかりと向き合わなかった健康面。40代突入前に学び直す。
・2022年12月からジム再開!茨城と秋田の2拠点生活のため全国どこでも使用できるエニタイムに移籍。極寒の秋田でも筋トレし放題です。
 
<学び>
・2022年は読んだ本が19冊。ここ10年で一番少ない年になりました。2023年は目標40冊。
 
<習慣>
・しっかり休む。プーさんから学んだ「何もしない日」をつくる。
・しっかり寝る。7時間睡眠は確保したい。
 
引き続き、地域×教育をベースにしつつも、自分が興味のある分野、まだ経験したことがない体験があれば積極的に仕事として関わっていこうと思います。
 
ここ10年を振り返ると、ジェンガのような働き方でした。日々行動を高く積み上げていくようなイメージで、とにかく行動行動。でもジェンガもそうですが崩れる時ってありますよね。今のままでは課題の多い働き方だなと感じ、次の10年を新しく描き直そうと思います。
 
リモートワークや便利なサービスが出てきた反面、人との対話やリアルの手触り感の接続点をどう今の働き方や生活に取り入れていくか。また独立して見えてきた会社員時代は分からなかった経営者や挑戦する人たちが抱える課題や痛み。飛び出すことで見えてきた新しい景色や課題をもとに関わる方々のより良い環境整備に携わる仕事をしていきたいと思います。
 
「隙間を見つけて埋め合わせる」
 
私が得意なことでもあり、心揺さぶられる部分でもあります。改めて自分の役割に問いを立て2023年を過ごしていきたいと思います。皆さまのとって素敵な一年になりますように、心より祈っております。今年も変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします!

2023年1月23日 菅原広豊



この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?