少しの違和感とズレを放置した先に持続可能なビジネスは存在しない

先日、大きな書店を訪れ『棚』を見て回っていたときに、ちょっと不自然なことに気がついた。

自分がやろうとしていることと、無意識に興味を持つことの違いに違和感を覚え、自分の行動にズレがあることを自覚したからだ。

具体的には、web集客やライティングのことを今後教えていこうと頭では思っているのに、本屋で立ち読みをしていると、web集客やライティングに関する『棚』にはまったく足が止まらないのだ。

もう十分に得意だから今さら読む必要もないと思っているのか、それともそもそも論としてweb集客やライティングに興味がないのか?

その答えは、自分の無意識の行動の中から導きだされた。


最近私が購入した本は、お金に関することやAI時代の日本のこれからの戦略論、PRなどの広報に関する本、そして独学の技法やリベラルアーツ、教養に関する本だ。

それが意味してることは何か?

私なりの答えは『コンセプト』と『伝え方』という2つの方向性だ。


時代を読み解き、これからの時代やマーケットにマッチした方向性を導き出したいと思っているし、そこに関わるために自分に何ができるか? ということに非常に興味がある。

言い換えると、商品や企画、サービスの「コンセプト設計」だ。

そして生み出したコンセプトも、効果的に効率良く伝えることをしなければ宝の持ち腐れになってしまう。だから「伝え方」に興味があるし、切り取り方や編集という分野にも関心がある。


つまり結論は、

私はweb集客やライティングがしたいのではなく、これからの時代に合わせた『コンセプト』を常に追っていたいし、そのコンセプトを広く知ってもらうために『伝え方』を学びたいと思っている。

これは、コピーライティングを学んでお客の購買行動をコントロールしたいという考えとは微妙に違っていて、相手の心理うんぬんよりも、こちら側から精一杯の伝える努力、伝わる工夫をするということ。

似ているようで否なるもの。


そう考えたとき、私がコンサルタントとして提供すべきは、集客をうまくいかせる方法や売上をアップさせるための取り組みというよりも、

その人にとっての最高の商品を作り込み、それが他者に伝わるような魅せ方を切り取り・編集して伝えるというコンサルティング、になる。

売上アップのために高単価のバックエンド商品を作って、買ってもらえるようにコピーライティングで心理誘導をする、というのとは似ているようでまったくの別物なのだ。

ここに、違和感とズレがある。


これまで多くの人が、まずはノウハウを言われた通りに実践してみたが、どんなに結果が出たとしても「何か違う…」と言いながらそのやり方を放棄してしまう、という様を何度も目にしてきた。

結果が出ていても、売上が出ていたとしても、「何か違う…」というあいまいな感情があるがゆえに行動がストップしてしまう。

これは、我慢をして感情を犠牲にすべき事由かというと、決してそうではない。本来的に売上を目的としていないにもかかわらず、売上が出るやり方に執着することは、自分の中の違和感やズレを放置し、ビジネスそのものを将来的に崩壊させる原因となる。


この違和感とズレは、子どもの頃になりたかった職業があったけれど親の反対で叶わず、ずっとどこかに不満を抱えながら生きている状態と似ていると思う。

自分で選んだ道にもかかわらず、自分が本当に望むものを理解していないがばかりに「売上」というあたかも正しい成果を取ることを良しとし、自分の人生を台無しにしていく…。

自分の人生への裏切りを働くことになる。


先日、「小商い」をする女性の記事を読んだ。

起業をすることやネットで稼ぐということを求めて田舎に移住してPC作業をするものの、それは何だか私の生き方じゃないと認め、方向を修正。

最低限の生きるためのお金を「カフェでのアルバイト」で稼ぎ、その残りの時間を自分の好きなこと、たとえばチーズケーキを売ったりマッサージをしたりシェアハウスの管理人をしたり…。そういった生き方をして、充実した生活を送っている女性がいるという内容の記事だ。

これは、違和感とズレを見事に修正し、自分の人生を裏切らない生き方のモデルのように私は思う。

そういう暮らしをしている人がいるという事実は私の心をほっとさせた。

もしかしたら、あなたもそのように感じるかもしれない。


今回私はたまたま本屋の『棚』を見て回っている自分の無意識的行動をヒントに、web集客やライティングを教えたいのではなく、商品やサービスのコンセプトを本人が自信を持てるものに作り込み、それをもっとも効果的に広がる『伝え方』を切り取り・編集するためにコンサルティングをしたいと思っていることに気づけた。

でもそれができたのは、自分の中の違和感やズレを無視しなかったから。放置しなかったから。


もしこれを読んでいるあなたも、日々の活動のどこかささいな部分にでも違和感やズレを感じているとしたら…

あなたはそのほんのちょっと誤差を、将来的に大きな崩壊をもたらす可能性があると考え、十分に注意を向ける必要がある。

決して無視をしたり、放置したりしてはいけない。

見方を変えれば、その違和感やズレの正体を見極めるために内省・内観をし、自分との対話を繰り返すことによって、あなたは大きな幸せのヒントをつかめるかもしれない、ということだ。


ビジネスは、売れる商品をつくることによって成立するわけでもなければ、人気者となる発信をすることによって成立するものでもない。

大切なことは、「継続すること」。

人が循環し、お金が循環し、商品が循環し、幸せが循環する。その循環を作るためにも「継続」を維持しなくてはならない。

その継続活動を実行するために、私たちの中にある「違和感」や「ズレ」は、見過ごしてはならない。

少しの違和感とズレを放置した先に持続可能なビジネスは存在しないのだ。



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