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FXで利益を上げ続けるために必要な4つのスキル

FXで利益を上げ続けるために必要なスキル

「FXに興味がある」「すでに取り組んでいる」

そんな方がこの記事を開いてくださってるかと思いますが、皆さんはFXにどのようなイメージを持っていますか?

・隙間時間にお手軽に稼げる。
・副業にピッタリ。

様々なキャッチ―な謳い文句が並んでおり、私自身もそれに釣られてFXを始めた一人です。

ですが、そのようなイメージはこの瞬間に忘れてください。

断言しますが、トレードは技術職です。
相場の世界で稼ぐにはスキルが必要です。とてもお手軽に稼げるなんて口が裂けても言えません。

そのことを痛感した人たちから真面目にFXの学習を始めていくんですが、ここで大事になってくるのがゴールを明確にすること。

言い換えると、何のために学習をするのかということです。

言わずもがな私たちの目的はFXでお金を稼ぐこと。
そのために必要なスキルとは何か。

ここをしっかり分解して、そのスキルを身につけるにはどうすれば良いかを考えていく必要があります。

ここを間違うと、トレードの知識はめちゃくちゃあるけど稼げない...
なんて笑えないことになりかねません。

ただ意外とこういう人は多く、逆に現にトレードで利益を上げている人の中には「え?そんなことも知らないの?」っていう人も少なくありません(私も知識量自体はおそらく平均より少ないくらいです)。

これは、トレードで利益を上げるために必要なスキル、肝を押さているから起こる現象だと考えます。

では、その肝となるスキルとは何か。
私は4つのスキルがポイントだと考えています。

それが①環境認識力、②資金管理力、③マインドセット、➃手法

この4つのスキルを意識してバランスよく鍛えていくことで、稼ぎ続けるトレーダーに近づくことができます。

それでは一つずつ解説していきます。

①環境認識が8割

環境認識とは、簡単にいうと現在の相場が上昇トレンドなのか下落トレンドなのか、はたまたレンジ相場なのかを見極める能力とここでは定義します。

別の言い方をすると、現在の相場が買いなのか売りなのかトレードすべきでない相場なのかを見極める能力とも言えます。

トレードで利益を上げていくためにはこの環境認識のスキルが何よりも重要であり、勝ち負けの8割を決めると言っても過言ではないと個人的には感じています。

そして、ここで私が推奨するトレード戦略はずばりトレンドフォロー

トレンドフォローとは、トレンドの波に上手く乗って利益を伸ばしていくトレード戦略であり、この現在の相場がどのような相場かを見極める能力、環境認識のスキルがとても重要になってきます。

私自身、相場分析の方法として通貨強弱やエリオット波動など少し難しそうなことをしていますが、基本はこのトレンドフォロートレードの精度をいかに高めていくか。

すべてはその観点で自分のトレードスタイルを作り上げているだけです。

つまり、現在の相場を見て上昇トレンドだと判断したのであれば、あとはいかに買いエントリーでその波に乗るかを考えていき、下落トレンドだと判断すればその逆である売りエントリーを検討していきます。

また、私はトレンドフォローでトレードすると決めているので、レンジ相場ではトレードをしません。
なので、明確に上下に動くレンジ相場だけでなく、上昇トレンドとも下落トレンドとも判断がつかない相場も私はレンジ相場とみなしてトレードを回避しています。

これを物足りなく感じる方もいるかもしれませんが、これくらい大胆に戦略における決断をすることで迷いが減り、それが結果として勝ちやすい相場、わかりやすい相場でのみ勝負が可能となり利益も上がりやすくなると私自身は考えています。

逆に、FXで勝てていない人の多くが、チャートを見た時に買いと売り両方の選択肢を常に持って迷いを生じていたり、難しい相場でもトレードしてしまったりすることにより勝率を悪くしているところがあると思います(過去の私がそうでした)。

なので、今の自分が明確に上昇トレンドもしくは下落トレンドだとわかる相場でだけ勝負をする。
このように選択肢を絞ることによって自然とトレードの精度が上がり、それだけで勝てるようになる人も結構いると思っています。

それくらいこの環境認識というスキルは、トレードで利益を上げるために重要なスキルなんですよね。

また、自分がわかる相場でだけトレードするというと、その判断が難しいんだと感じる方もいると思います。

しかし、それで問題ありません。

なぜなら、それは現在の自分のスキルでは実際にトレードする段階ではないという証拠だから。
逆に自分のレベルが上がってくると、自然とわかる相場というのも増えてきます。

つまり、この明確にわかる相場でだけトレードするという戦略を採用すると、その時の自分のレベルに合った相場だけが選び出され、無理なく勝つ感覚というのが養われていきます。

環境認識というスキルを伸ばしていくメリットは、こういう部分にもあるというわけです。

②資金管理のポイント

資金管理とは、文字通り自分の大切なお金を管理しながらトレードをしていくことです。

一般的なお金を稼ぐための仕事とトレードの最大の違いが、行動して資金がマイナスになることがあり得るかどうかということ。

当たり前の話ですが、普通に会社員をしていて給料がマイナスになるということはありません(業務上のミスによる損失を給料から引くことすら基本的に違法です)。

一方のトレードだと、どんなに優れた手法であったとしても必ず負けはあります

その負けの際にどれだけ損失を最小限に抑えられるか、自分の大切な資金を守れるかが、相場で長く戦っていくためには何よりも大切になってきます。

いわば資金管理とは、相場に生き残るための最重要スキルとも言えます(環境認識が利益を上げていくための最重要スキルだと説明したことと対比して考えてみてください)。

一般的に資金管理というと、負けた際に口座内の損失をいかに管理するかという文脈で語られることが多いです。

ですが個人的にはこれだけでは足りないと考えていて、お金が動く全ての段階でどのように管理していくかを予め設計しておくのがおすすめです。

例えば、入金の段階
普段の給料や貯金額、時期別にお金を使う予定の有無、家族構成などから自分がどれだけリスクを取ることができるのか。最悪トレードで資金を飛ばしたとしてもいくらくらいまでなら耐えられるのか。
この辺をよく考えてFX口座への入金額は考えるべきです。

そして、口座内での資金に対しては1回のトレードでいくらまでの損失なら許容できるのか。どのくらいの損切り幅なら許容できるか。ロットはどうするかなどを考えていきます。

また、トレードで利益を出した際にはどのタイミングでどれくらい出金するのか、その出金したお金はいくら使って良いのか、翌年の納税分はどのように管理するのか。

このようにお金が動く全ての段階で自分のお金をどのように管理するのかを考えるのが資金管理であり、長く相場に生き残るための秘訣です。

この資金管理は1回でもミスをしたら相場から退場しかねませんし、自分の人生においても取り返しのつかないことになりかねません。

少し脅かすようですが、それくらいミスが許されず、緻密な設計が求められる部分です。ここだけはしっかり固めてからリアルトレードには臨むようにしてください。

③マインドセットが重要な理由

トレードで勝てるようになるには、技術を身につけないといけない。
だから高度な分析方法やインジケーターの使い方などを学習する。

この行為自体は間違っていませんし必要なことではあります。
ただしここが落とし穴。

残念ながら技術を身につけるだけでは勝てないのが相場の世界で、そこで必要なのがトレーダーとしての心構えや考え方であるマインドセットになります。

マインドセットというと、ただの精神論のように聞こえるかもしれませんが、ここが勝てるトレーダーとそうじゃないトレーダーの大きな違いと言っても過言じゃありません。

では、なぜトレーダーにとってマインドセットが重要なのか。
それは、今まで私たちが生きてきた一般的な社会と相場の世界の違いによるところが大きいです。

どういうことかというと、例えば多くの人が経験してきたであろう高校受験や大学受験、社会人であれば資格試験などでは、勉強量、特にインプット量=知識が多ければ多いほど有利になりやすかったと思います。
社会人になってもこの傾向はあり、仕事にもよると思いますがやはり知識量の多さは武器になります。

つまり、真面目に勉強するほど報われやすい社会で私たちはずっと生きてきました。

しかし、相場の世界はそうではありません。

それは、ある程度トレードをされた経験がある方であれば既に感じ始めてるのではないでしょうか。

大事なのは知識量ではなく、どのような知識をどこでどうやって使うのか

トレードの世界には相場分析の方法も含め様々なトレード手法があります。しかし、それらも所詮はただの道具。多少良い道具を使ったところで使う側が未熟だと使いこなせず結果を出すことはできません。

逆に、大したことない道具でも熟練の職人が使えばある程度の結果は残せるはずです。

また、資金管理の説明でもしましたが、普通に働いて給料がマイナスになることはないけど、トレードだと普通にマイナスがあり得る。
これも大きな違いですよね。

逆に普通に働いていたら稼げない金額を一瞬で稼げてしまうこともあります。この資金の増減が、思っている以上に私たちのメンタルをブラしてきます。
このメンタルのアップダウンにどう対処するか、これもトレーダーとして考えなければならないことになってきます。

このようにトレードで稼いでいくと決めたときに、そもそもトレードとはどういうものなのか、トレード学習の方向性やその方法、実際のトレードでの立ち振る舞い方、これらの軸になってくるのがマインドセットです。

いわば各自のトレード哲学をしっかりと固めた上でトレードに臨む。
これが実は遠回りであるようで最短最速でFXで稼げるようになるための方法だと、私自身の経験や周りのトレーダーさんを見ていて思います。

マインドセットについては今後も記事を書いていく予定ですが、ここではまず最初に覚えておいてもらいたいことをお話します。

それは「投資は自己責任」であるということ。

これは負けてもそれは誰のせいでもない、自分の責任。
そういう損失における責任の所在という文脈で語られることが多いですが、私はもう少し広い意味で捉えています。

それは、トレードをするにあたってスキルを身につけるという行為も結局は自分自身でやらなければならないということ。

スクールみたいなところに入ったり何か教材を購入したりしたとしても、それらがあなたを勝てるようにはしてくれません。

あなたが」本気になって自分自身で学ぶからスキルが身について勝てるトレーダーへと「あなたが」成長していきます。

そして、トレードという行為も最終的には自分自身で行うもの。
最後に頼れるのも自分だけです。

私はこういう意味もこの「投資は自己責任」という言葉には含まれているんじゃないのか。いや、含めて考えるべきなんじゃないのかと思っています。ぜひこのマインドセットを最初に覚えておいてください。

④手法の位置づけ

トレードをする際には、現在の相場がどういう状況なのか、その現状把握である環境認識が重要であるという話をしました。

そして次の作業として、実際にどこでエントリーをしてどこで決済をするのか、その方法などが問題になってきますが、私はこのエントリーや決済の具体的な方法や細かなテクニックのことを手法と呼んでいます。

人によってはこの手法という言葉を使う際に、いわゆる環境認識や資金管理も含めたトレードルール全体を手法と言っている方も多くいます。
このこと自体はそれぞれの考え方によりますし、さほど重要なことではないので、そのように全部ひっくるめて手法と考えていただいても別に問題はありません。

ただ私が何か物事を考える際に意識していることとして、複雑な物事は一度のその構成する要素にできるだけ分解して、まずはその最小単位で考え方をまとめる。

一つ一つの考えがまとまったら、それらを再構築して全体としてのバランスを調整していく。

このように考える方が、課題やその解決策も明確になりやすく、頭の整理としても優れているんじゃないのかと考えています。

なのでトレードにおいても環境認識や資金管理、具体的なエントリー、決済の方法やテクニックもまずは概念としては分けて考えてみる方がわかりやすんじゃないかと思います。

そしてその上で再構築して出来上がった自分のトレードに対する考え方やルールというのは、端的に「強い」です。

細部まで考え抜かれた上でそのバランスの調整までされているから、ちょっとやそっとじゃブレないようになります。
また、不具合が発生してもどこが悪いのか、どう修正すれば良いかも見つけやすくなるでしょう。

自分で言うのも何ですが、私のトレードは裁量トレードという言葉に甘えて結構感覚でやってるところもあります。
しかしそれができるのもトレードにおける要素を一つ一つ分解して考え抜き、それらを再構築してバランス調整までした結果、「ここは明確に数値で管理しよう」、「その代わりここはある程度アバウトでも良いや」などと考えてやっているだけです。

そういう私自身の経験や考え方において、具体的にどこでエントリーして、決済するかというのは、トレードスキル全体における重要度としてはかなり低いという考えに至りました。

細かなテクニックに関しては不要だとすら思っています。

それは、ここまで紹介してきた環境認識や資金管理、マインドセットの重要性の方がはるかに高いから。

環境認識の精度さえ高ければ、あとはある程度アバウトにエントリーや決済をしても利益になります。
というか環境認識のスキルが高ければ、細かな手法やテクニックに頼らずともどこでエントリーや決済をすべきか自然と見えてくるはずです。

また、資金管理やマインドセットを身につけていれば、資金を失って相場から退場させられることもありません。

じゃあ手法は何のためにあるのかというと、私はトレードをより安定させるためにあると考えています。

エントリーや決済はアバウトでも良いと言っても、完全なド裁量だと安定して利益を上げるという点では多少の不安が残ります。

何よりいつもその都度考えていたんじゃ頭も疲れますよね。

だから一応のルールは決めておく。
これが私の手法に対する位置づけです。

細かなテクニックについても、それらはあくまで利益を最大化させたり、無駄な損失を避けたりするために有効な「ことがある」という程度で、トレードで勝つための絶対条件ではありません。

あくまで利益を最大化させるのに一番有効なのは、適切な環境認識であり、無駄な損失を避けるのに一番有効なのが資金管理、それらを支えるのがマインドセットであるというのが私の考えです。

まずはこの土台をしっかり固めていく。その上で細かなテクニック等を取り入れるのはとても効果的だと思います。

FX学習はこの方向性で進めていけば間違いない

今回は、FXで利益を上げ続けるために必要なスキルというテーマでここまで話をしてきました。

そのスキルとは①環境認識力、②資金管理力、③マインドセット、④手法
この4つです。

環境認識力は利益を上げるために最も大切なスキル。
資金管理力は相場に生き残るために最も大切なスキル。
マインドセットはそれらを支える土台となるスキル。
手法はトレードを安定させるスキル。

このような認識の下で、最初は環境認識力、資金管理力、マインドセットの3つのスキルを伸ばしていくという方向性でFXの学習を進めていけばまず間違いありません。

そして今後もこの観点から記事をアップしていく予定です。
ぜひ私の知識や経験をどんどん盗んでいってください。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
FX学習頑張っていきましょう。

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