サイト設計方法

こんにちは!

umiです。


※本noteは以前毎週執筆していた定期購読マガジンのバックナンバーを改良したものです。基本的に単発でも完結するように書いています。

※最終更新日:2021年12月26日

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先週くらいの話ですが、フリーターブログのコンバージョンリファラー(どのページから成約したか)が取得できず困っていたのですが、ググったらすぐに解決しました。

以前はちゃんと取れていたのですが、半年くらい前からなぜか全く取れておらず困っていました。

原因は6月頃にしたSSL対応でした。サイトをSSL対応すると、リンク先のサイトがSSL対応していないとトラッキングを追跡できなくなってしまうようです。それが原因でクリック数やコンバージョン数には影響がないようですが、リファラーは取れなくなるようです。

アクセストレードの管理画面では、アフィリエイトリンクごとにSSL対応のURLと通常のURLがあるのですが、フリーターブログはすべて通常のリンクで掲載していたため、サイトのSSL対応をした途端にコンバージョンリファラーが取得できなくなりました。これ結構知られていないことかもしれません。というかSSL対応用とそうでない通常リンク(http)に分ける理由はなんでしょうかね。A8とかはすべてSSL対応されたリンク(https)になっているんですけどね…

実はフリーターブログ個別ページでリスティングを出稿しており、リファラーが取れないがためにリスティングからちゃんと成約しているかどうか判別ができず困っていました。というか放置していました。

SSL対応のURLに張替え後(といってもhttp⇛httpsへ一括書き換えしただけだけど)、リファラーがちゃんと取得でき、リスティングからもちゃんと成約しているのが把握出来るようになったので、今後はリスティングも力入れていこうと思っています。


さて今回の内容ですが、前号に引き続きサイト設計についてもう少し具体的にまとめました。と言っても僕自身細かい設計はしていないのでこれ以上のことが書けません・・・

よろしくおねがいします。

アフィリエイトサイトにおけるサイト設計方法

前回ではいわゆる雑記ブログ、情報サイト系のアフィリエイトサイトでは基本的にユーザーの利便性を考えてサイト設計をする必要はないと解説しました。

スマホユーザーにとって利便性の高いコンテンツは1ページで解決出来るものであるため、スマホが普及した現代のウェブページでは回遊のしやすい設計にする必要はほとんどありません。

しかしGoogleはページの権威性、信頼性、専門性などをサイト単位で判断するため、それらを補完するためのサイト設計が必要になってきます。

また、雑記ブログにしてもアフィリエイトサイトにしても、コンバージョンをゴールとする場合、検索で上位表示するページだけでなくコンバージョンを増加させるためのページも必要になってきます。

つまりサイト設計をする目的はユーザーの利便性ではなく、検索での上位表示のため、つまりSEOのためともう一つ、コンバージョンを増やすためという2つの目的を達成するために行います。

そのためにはどういったページが必要なのか?

僕は現在以下の3種類のページが必要になってくると考え、サイト設計段階で大まかに分類しています。

①収益性のあるキーワード(コンバージョンワード)で上位表示するためのページ
②直接の収益性はないが関連性の強いユーザーが多く集客出来るページ
③コンバージョン専用ページ

これに加えてSNSでの集客を見込む場合は、

④SNSでシェアされやすいページ

を作成するのも良いでしょう。※僕はアフィリエイトサイトにおいてSNSを考慮したページを作ることはほとんどありませんのでここでは解説しません。


①コンバージョンワードで上位表示するためのページ

CV数を増やして収益を上げたい場合、まずはCVする見込みが高いキーワード(以下CVワード)で上位表示させるためのページが必要になってきます。

「CVワードで上位表示するためのページ」を作り、上位表示が実現できればアフィリエイトで稼ぐことができます。すごく当たり前ですが実はアフィリエイトでうまく収益を上げられない人はこれができていません。

上位表示が実現できなかったり、そもそもCVするワードで記事を入れていなかったりすることが多々あります。

ある程度そのジャンルに慣れていたり、アフィリエイト経験があれば感覚的にCVワードがわかってきますが、初心者の場合わからないことも多いと思います。※キーワード選定についてはネットでググっても良い記事が見つかりそうにないのでまた次回以降にまとめようと思います。

アフィリエイトサイトにおいてこの「コンバージョンワードで上位表示するためのページ」は必須になってきます。また上位表示することがとても重要なので多くのアフィリエイターはここに注力することになるでしょう。


②直接の収益性はないが関連性の強いユーザーが多く集客出来るページ

重要度でいうと僕の中では2番目になります。

「直接の収益性はないが関連性の強いユーザーが多く集客出来るページ」は大きく分けると以下の3つ。

・内部リンクで「コンバージョン専用ページ」に流してCVが見込めるページ
・被リンクの獲得が見込めるページ
・他ページを補完するためのページ

1つ目の具体例を挙げると、例えばダイエット系のサプリを売るサイトで、「痩せたい」や「太りにくい」などの検索で来る見込み客を集客するページです。後述するコンバージョンページに流すためのページですね。

2つ目は直接的にも間接的にもCVはほとんど見込めないページで、近い属性が集客出来るページです。例えば「自動車保険 事故処理」のようなキーワードで検索する人は万が一にも自動車保険の案件はCVしません。しかし自動車保険関連の情報を求める人が必要とするページであると言えます。こういったページはCVは見込めませんが、別サイトからのリンクが得られたり、知恵袋などで引用されることがあります。

「CVが全く見込めないワードのページ」というのは以前アフィリエイトサイトとしては不要とされていました。しかし昨今のSEOではサイトの「権威性」「専門性」「信頼性」が重要視されているため、良質な被リンクやSNSからの流入が見込めるのであればどんどん追加していくべきであると考えます。

現在僕の主力サイトであった「やさしくねっと」という回線ジャンルのサイトでは、特に初期にネットの設定に関する記事を多数作成しました。

※現在は譲渡しています。

http://yasashikunet.com/flets-setup/

当時こういったCVが見込めないページを作成するアフィリエイターはほとんどいなかったため、ライバルが少なく早い段階で上位表示が実現できました。結果的に知恵袋やOKWAVEなどのQ&Aサイトにリンクが貼られたり、個人ブログなどで紹介される機会が増えました。

3つ目の他ページを補完するページというのは、サイトのテーマ上必要になってくる補足として使われるページです。わかりやすい例で言うと「用語集」のようなものですね。前回詳しく解説しましたが、現代のスマホユーザーは原則1ページで解決したいと思っているケースがほとんどです。しかし1つのページで流入してくる人のすべての悩み、問題を解決するページを作ってしまうと大多数の人にとって不要な情報ばかりになってくることが多々あります。

8割、9割以上の人が知っている用語でも1割~2割の人が知らないということがあります。その1割~2割の人のためにすべてを網羅しようとすると、8割以上の人にとっては長ったらしくて読みにくい記事になってしまいます。そういったことにならないように補完するページを作成しておき、読みたい人が読めるように内部リンクを貼ればすべてのユーザーを満足させることが可能です。補完するページはユーザビリティだけで考えれば外部リンク(例えばwikiなどの外部サイト)でも良いんですが、自サイトであればそのページが被リンクされたり、検索で上位表示される可能性が出てくるのでメリットは多いです。


③コンバージョン専用ページ

いわゆるキラーページと呼ばれるページです。

キラーページはコンバージョンさせることが目的なのでSEOを考える必要はありません。ただ、僕の場合コンバージョンのみを考えたページを作ることはあまりなく、①の「コンバージョンワードで上位表示するためのページ」を兼任して作成することが多いです。

具体的に言えば脱毛ジャンルでミュゼをコンバージョンさせたい場合、ミュゼをコンバージョンさせるためだけの記事を作るのではなく、「ミュゼ」関連のキーワード(口コミ、評判など)でも上位表示出来るような記事作成を行います。本当はコンバージョン一点のみに集中させるページも作成した方が良いのですが、僕はCVよりもSEOが好きなのでそのような作り方になってしまいます。

コンバージョン専用ページはSEOを完全に無視して作成出来るので、ほぼコピーして作成しても問題ありません。※もちろん自サイト内での話です。流入元(内部リンク元)のページに合わせたキラーページを作ることでCV率を上げることができます。

具体例を挙げると、僕が運営するフリーターサイトでは(一応)以下のページをコンバージョンページとしています。

https://freeter-life.com/jinzaisyokai/

記事冒頭に、

「一度フリーターになると再就職が非常に厳しい」

「フリーターから正社員になるのは難しい」

と書いてある通り、このページはフリーターをターゲットとしていますが、これを第二新卒やニートをターゲットにするのであれば、この文言を変える必要が出てきます。

SEOを気にしなくて良いので、そのままコピーしてそれぞれ「第二新卒用」「ニート用」のコンバージョンページを作成すれば良いのです。※この際必ずノーインデックスにしましょう。

昨今のSEOは主要キーワードでの上位表示がかなり難しくなってきているため、ターゲットに合わせてキラーページを作り込むことが重要になってきました。

流れ的には、

成約から少し遠いキーワード(非認知段階)で集客し、そのページ内で認知させる→キラーページに誘導→広告主のLPへ

という流れを作ることが重要です。

雑な例えになりますが、

「キーボード 効かない」で「故障かも」という記事を作成→キーボードのおすすめ記事へ誘導

というイメージです。

「キーボード おすすめ」という記事で上位表示できれば早いのですが、育っていないドメインだとこのくらいのキーワードでも上位表示が難しい・・・


 - サイト設計のまとめ

サイト設計について簡単に図にまとめると以下のようなイメージです。

画像1

後はそれぞれどのようなページ(記事)を作るかキーワード、記事タイトルを考えるだけ。

これ以上サイト設計と呼べるようなことは何もしていません。

内部リンクの構造がどうとか全然考えていません。

建築の現場やソフトウェアの開発と違い、ウェブサイトは途中で作り変えることが容易に出来るので細かい設計は不要であると考えます。上手く収益を上げられていない人は、サイト設計よりもキーワード選びの方に注力した方が良いかもしれませんね。


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