「興奮して書いた記事にこそ魅力が宿る。」


メディアのこと。ニューヨークのこと。
たくさんの話を聞いた中で、この言葉が自分の頭に浮かんでいた。

初期衝動の大切さ。
溢れ出る感情の尊さ。

経験としてそれを理解し、SNSやメディアを通してそれを実践し続けるている人の言葉はやっぱり重くて深い。

浮かんだ言葉を改めて心に刻み込み、自分のブログメディアを真摯に運営していこう。

今日のイベントの最中に、そんな宣誓を自分自身にしていた。

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塩谷舞さん（@ciotan）

オピニオンメディア『milieu』の編集長として様々な活躍をされており、現在は東京・ニューヨークを拠点に活動している言わずと知れたトップクリエイター。愛称：しおたん。

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10月21日

塩谷舞さんのイベントがあると友人から誘いをもらった僕は、「塩谷舞さんを生で見たい」という何ともミーハーな思いでこのイベントに参加しました。（いきなりぶっちゃけますが……笑）


会場は、梅田の茶屋町にあるデジタルハリウッド大阪校。

この会場で14:30～16:30までの約2時間。
塩谷さんから貴重な話をみっちりと聞くことになる。



▽冒頭

開始予定時間から少し遅れて塩谷さんが登壇。

生で見る塩谷さんは洗練された大人の女性といった印象。
しかし、話し出すとまさに大阪人丸出し。

ここで第一印象が一気に変わって親近感が湧いてきました。
ちなみに僕は塩谷さんと同い年なので、その点ですでに親近感はありましたけどね。

▽メディアを作りたい

最初の話し出しは、塩谷さんがメディアを作るに至るまでの歩みをお聞きしました。

アートの世界におけるブランディングの重要性に気付いたのをきっかけとして、素晴らしいアーティストの方々にスポットライトを当てるためにメディア・ロールモデルを作り出そうと決意したそうな。

たとえ才能を持っている逸材だっとしても、認知されなければ埋もれていってしまう。

これはアートの世界に限らず、その業界にも言えることですよね。
本当に価値のあるモノ（者）にこそ光を当てたいという願いにはとても共感できました。

▽WEB制作会社で死にかけたことで始まったブログ

ブログを通して有名となった塩谷さんですが、Webサイト制作会社で働いたことでブログを書くようになったそうです。

イベントではこのように、当時のトラウマがびっしりと書かれたスライドも見せてくれました。

そして、仕事に忙しさでちょっと死にかけたんだとか(笑)

こういった経験とWEB制作に対する様々な想いから、自分で自分の言葉を発信するための場所が欲しい考えてブログを始めたんですね。

▽バズるためのノウハウとは？

ブログでのバズを経験し、そこから一気に活躍の場を広げた塩谷さん。

以前は虫であったはずの自分（本人談）に、大手メーカーがバズり方を教えてくださいと頭を下げるまでに環境が変化したそうです。すごいですよね。

ここでイベント参加者も気になる、バズり方の話へ。

塩谷さん曰く、

・クオリティーよりリアリティー
・興奮した状態を保って記事を書く
・感情のピークで書いて公開する

ここで冒頭の「興奮と感情」という言葉が。
その他にも、自分的に大切な言葉がどんどん出てくる。

「受託仕事をすることも大切だが初期衝動に従えない。」

「更新頻度に怯えず記事の本質を考える。」

「代表作の一つをいかに作るか。」

これ全部は、しっかりと頭に焼き付けました。
本当に大切。

▽既存メディアとの付き合い方

有名になったことで既存メディアにも関わることが多くなり、その発信方法にたくさんの問題があることに気付いた塩谷さん。

これもすごく大きな問題です。
名言「クソリプ留学」が生まれるくらいですからね。

心抉られることなく過ごしたいものです。
そのためにも正しい情報発信は必要なんですよ。

また、Instagramの使い方についても簡単なレクチャーを受けましたよ。

世界観の統一、タグの重要性と検索など、特に出版業界はSNSを活用することで事業の可能性が広がっていきそうです。

中でも、Instagramを通じて交流を深めたアンディさんのお話がとても面白かったですね。

日本の雑誌の世界観や日本文化のファンであるカメラマンの方で、塩谷さんからの熱烈なプッシュでお友達になったんだとか。

実は隠れAKBファンだったなど、エピソードが面白かったのでアンディさんにめっちゃ興味を持ちました(笑)

▽これからの動き

今後はYouTubeでの動画作成にも力を入れたいとのこと。

やりたいことや展開なども塩谷さんの頭の中ではすでに大きく渦巻いているようなので、新しい動きにも注目していきたいですね。

塩谷さんが作る動画コンテンツは、どのようになっていくのかすでに楽しみです。

※その際はチャンネル登録よろしく～とのことです。

と、ここであっという間に2時間が経過。
楽しいイベントも終了です。

いや～、実に内容の濃い2時間だった。
まだまだ聞きたいことはたくさんあるけど、それはまた別のイベントでのお楽しみかな。

「インフルエンサーの頭の中ってどうなってるんだろう？」

SNSを見ていると、そんなことを漠然に思うことがある。

今回のイベントは、まさにインフルエンサーの方の頭の中をちょっと覗けるようなイベントだなぁと感じました。

塩谷さん、貴重な時間とお話本当にありがとうございました！