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初心者歓迎!絶対に挫折しない。 医療者のためのプログラミング連載講座


こんにちは!

 

都内の企業で、エンジニアとして働いています
飯塚浩也と申します。



友人の吉岡純希さんとともに、これから、
医療者のためのプログラミング講座の連載を
始めることになりました。  





吉岡さんとはtwitter がきっかけで知り合い
瞬く間に意気投合し
前職の病院では、院内でホスピルアート活動を一緒に行いました。 



彼の熱いパッションと人柄に惚れた自分としては、
一緒に、この連載ができますことを光栄に思います。


現在、吉岡さんは、絶賛クラウドファンディング中でして
みなさまの暖かい応援を、よろしくお願いいたします!!


はじめに



簡単な自己紹介をします。
私は、7年間、医者として働き
2019 年4月から、BeatFit 社へ、エンジニアとして転職しました。



なぜ、エンジニアになったか?
なぜ、プログラミングを学び始めたか?



私の場合それは、涙が出るほど悔しい、辛い
怒りの原体験がきっかけでした。



医療者の中で、IT に詳しい人って、ほとんどいないと思います。
私もそうでした。
PowerPoint, Excel を、学会やプレゼンの資料作りにたまに使う程度で
2年前までパソコン教室のアビバに、通うほど、パソコン音痴でした。




そして、こうも思ってました。



餅は餅屋だ。ITは、得意な人がやればいい。
わざわざ、忙しい医療者が、IT を1から学ぶなんて効率が悪い。
医療者がエンジニアと手を組めばいいじゃないか。
協力してくれるエンジニアを、探せばいいじゃないか?



皆様は、どうお考えでしょうか?
きっと同じような考えをお持ちの方も、いるかもしれませんね。 



この思考回路を持ち続けた結果
一人の志高い医療者が、一体どういう結末を迎えてしまうのか
個人的な、痛い痛い失敗談を、お伝えします。
お時間がある方は、ご一読いただければ幸いです。




エンジニアになった自分の使命は
疲弊した医療者を救い、医療現場の課題を解決することです。



命を救うのは、医者だけの仕事ではありません。
エンジニアも命を救うことができると思ってます。
医療現場で頑張って働いている、医療者の命を救います。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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IT を勉強してて気づいたことですが



簡単なアプリやWebサービスは、半年から 1年くらいで作成する方もいます。1.5ケ月で作った!というツワモノもいます。


国家試験という山を乗り越え、大学の辛い卒業試験をクリアした
あなたなら、まず問題なく作れるだろうと思います。



この連載記事で 1番、お伝えしたいことですが
「医療現場で働きながら、アプリやサービス開発ができる」
ということです。



IT を使って何かを作るときに
起業しなきゃいけない、仕事をやめなきゃいけない
クラウドファンディングなどで、お金を集めなきゃいけない
とかではなく



今の生活スタイルを維持したまま
仕事を続けながら自分の勉強時間を作って
プログラミングと真剣に向き合えば



医療現場の課題を、あなたが、半年から1年程で
お金をかけず、1人の力で解決できる という事実です。
 



あなたが学習をする上で立ちはだかる、
いくつもの壁や苦悩を、乗り越える力を身につけ
孤独と立ち向かう背中をそっと押せるような、
連載となりますことを、心から祈って、書いていきます。



対象となる読者

・プログラミングをこれから始めよう!と思っている「未経験者」の方。
・プログラミングを始めたけど、勉強につまずいている「初級者」の方。



本連載は、吉岡さんとの共同連載ですが
エンジニアとして、どちらかというと、テクニカルよりな内容を
お届けできればと思ってます!


この記事で学ぶこと

総論1:   複利思考とは?


総論は、全部で 6部構成となります。
総論が終わりましたら、各論へ、最後にマインドセット編にうつります。


無事、全部話が終わりましたら
React Native という言語で、
簡単なスマホアプリを作る記事の連載を予定しております。
楽しみにしててくださいね!


もし、連載予定の内容を 1度にいっぺんに知りたい!という方
有料で大変恐縮ですが、こちらの記事をお読みいただければと思います。

魂を込めた、3万字の記事です。



また、弊社BeatFit では、定期的に無料のプログラミング勉強会を
開催しております。
勉強を初めて慣れてきた方、一緒にアプリを作っていきましょう!
ご連絡お待ちしております!



この記事の方針


この記事はあくまで入門記事なので、100%正しい複雑な解説よりも、
そこそこ正確でわかりやすい表現を重視します。


難解なIT 用語はなるべく使わず  (医学用語はバンバン出します 笑)
具体例を出しながら、イメージできることを最優先事項とします。
挫折することなく、楽しく、効率的に最速で習得できる手順を
お伝えします。


記事の内容がわからなかった方
どしどしご連絡くださいね。



それでは、始めます!


総論1: 複利思考 を身につける

プログラミングの扉を開くと、その広大な世界に圧倒されます。
まるで、太平洋の真ん中にポツンといきなり投げ出され
自分はどこへ泳いだらいいのか、途方に暮れてしまう感じです。

 

今まさに私がそうですが
すごいエンジニアさんを見ると、一体、どれ程の修羅場をくぐったら
この人のような、神になれるのかと、いつも畏れを抱きます。
こんな時、私は、いつも大事な言葉を思い出します。



アインシュタインは言いました。


人類の最大の発明は、複利である。


複利とは、投資の話ではよく出てきますが、
今回は、お金と関係のない、学習の話で応用したいと思います。


今のあなたの プログラミングの実力が、1  だとします。


勉強して、知らないことを 1日 1つずつ学び
実力が 1.01 に増えたとします。



微々たる成長のため、あなたは、決して
自分が、成長したとは感じないでしょう。


ですが、もし、1.01 の努力を、365 日続けたら、どうなるでしょうか?


1.01 の365乗 = 37.8


1年後のあなたは、今より 38倍強くなってます。


プログラミングでコードを書くと、以下のようになります。



for 構文という構文を使って、繰り返し処理をしております。
(本当は、コードが読みにくくなるので、for構文は嫌いです)


power という変数を最初に指定し
1.01 ** i で、1.01 の階乗計算を行い、その計算を365 回繰り返し
最終結果を、右上に表示しております。



では、もし、1.01 ではなく、1.02 の努力を
毎日1年間やったらどうなるでしょうか? 
先程のコードの 1.01 を、1.02 に変えてみましょう。


1377 ・・・
つまり、1年後、あなたの力は、1377倍になります。
これは、ものすごいですね。



ただし、注意点があります。



1 → 1.01 の勉強とは
自分が今まで知らなかった新しい知識を、身につけるということです。



私も常に意識してますが、これは、なかなか大変です。
comfort zone (快適領域) という言葉がありますが
自分の知らない領域に飛び込むことって、勇気がいるんですね。
自分の無知や力不足に、恐怖を感じ、自己否定してしまうかもしれません。



しかし、思い出してください。
医療現場で働き始めた頃も、そうではなかったでしょうか?



今おそらく皆様は、専門分野を持って働いていることと思いますが
若手の頃は、知らないことがほとんどで、
毎日、自ら飛び込んで新しい知識を
どんどん能動的に吸収したことかと思います。



プログラミングも医療も根本は同じです。



肝に命じたいことですが、ある程度慣れてくると
自分が身につけた知識や経験だけで、勝負しようとします。
誰かから、知らない知識を指摘されると、自己防衛本能が働き
知らない自分を正当化して、その知識を受け入れようとしません。



技術の進歩は早いもので、あなたが身につけた知識や経験は、あっという間に陳腐化します。



この知識を身につけたら、どんな景色が見えるんだろう?と
この技術、めちゃくちゃ面白そう!
と、ワクワクと好奇心を持って、あなたの comfort zone を破り
新しい領域へ飛び込んでいく姿勢が、とても必要ということですね。



最後に


もしあなたが勉強をサボり、1日、0.01 ずつ弱くなったとしたら
1年後、どうなってしまうでしょうか?


0.0255・・・

つまり、限りなく、0 に近くなってしまいます。


複利の力を信じて、1.01 の努力をコツコツ毎日継続できるか?
ここが、プログラミングが出来るようになるかの、最大の分岐点で
しょう。



どうか、挫折しそうになったら、アインシュタイン(と私)を信じてください。そして、この言葉を思い出してください。

人は、1日でできることを、高く見積もるが
1年で、できることを低く見積もる。



あなたの毎日の努力は、いつかきっと、報われます。
お互い頑張りましょうね。



まとめ

・プログラミングは、楽しいが、最初大変である。

・知らないことが多く、もしかしたら、挫折してしまうかもしれない。

・そんな時は、複利の力を信じてください。

・あなたの毎日の努力は、きっと、いつの日にか実を結びます。



では、これから、一緒にプログラミングの世界に飛び込んでいきましょう!
末長く、よろしくお願いします!


BeatFit  フロントエンドエンジニア 医師    飯塚 浩也

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