開幕戦で力を発揮するためにしていたこと。

プロ野球は、オープン戦も残すところあと僅かになり、3月29日の開幕戦が近づいてきました。

143試合の長いペナントレース、マラソン大会に例えるならスタート前のドキドキ感と、憂鬱さとの戦い。苦しいことが待ち受けていますが、走り終えた時の達成感のために、と言ったところでしょうか。

ぼくはヤクルトに入団したての頃、もう13~14年も前になります。オープン戦ではそこそこの結果を残せるのに、開幕した途端に全く結果が出せない病に、悩まされました。いわゆる”オープン戦男”というやつです。実力が備わっていなかったと言ってしまえばそれまでですが、今思えばいくつかの原因がありました。

①寒さ対策。ぼくが所属した球団は屋外球場を本拠地としていました。開幕時は震える程の寒さの中での試合が多いですが、当然そんな事は言ってられません。日焼けサロンで身体を火照らしたり、全身にホットクリームを塗って対策をしました。腰にホッカイロを貼ったりもしました。

現役時代にアパレル契約をしていたアンダーアーマーの担当者に、裏起毛付きのアンダーウェア上下を用意してもらったりもしていました。

スポーツでは寒さは大敵。湯船につかったり、ホットコーヒーを飲んだり、とにかく身体を温める努力をしました。

②ナイターの試合に向けて目を慣らす。デーゲームとナイトゲームではボールの見え方が違います。ナイター練習で、打席での変化球の軌道を確認する。通常、開幕の2、3日前にナイター練習が行われます。夕陽が沈んで、徐々に暗くなっていく神宮球場・横浜スタジアムで、「よし、今年も頑張ろう!!」と、毎年覚悟を決めていました。

開幕投手を任された投手はオープン戦とは別人のような球を投げてきます。ある程度の研究もされて、スピン量が増し、球の伸びの違いがわかります。そんな開幕投手に憶することなく、立ち向かっていかなければなりません。

③メンタル面では、自信満々ではなくて、自らの緊張を認めて、ネガティブなメンタルを一度作っていました。前日に仮想で5打数ノーヒットをイメージして、開幕戦ではもう積極的にいくしかない!!くらいのメンタルが丁度ハマりました。ネガティブシンキングからのポジティブシンキングです。これは、若手の頃に自主トレでお世話になった、城島健司さんからアドバイスを頂き、コントロールしていました。

開幕は普段通りではない、特別な気持ちで臨む。髪をカットして、アンダーシャツやソックス、手袋などは新品にしてましたね。

人事を尽くして天命を待つ。昨シーズン終了からの約5ヶ月間、しっかりと準備ができた時には、良い状態で開幕戦を過ごせるはずです!!

ちなみに、球団が用意してくれていた鯛の尾頭付きや、赤飯などの縁起物は食べるようにしてましたね。開幕戦は差し入れも多く、金平糖とか高級イチゴとか、毎年楽しみでした。試合前なので少しつまむ程度でしたけど。写真はノドグロです(笑)。


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スキっす!!
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田中浩康

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