型を身につける。そして型を超えていく。

日本では厳格なプロアマ規定があるので、プロ野球の球団に所属している人は高校生・大学生を指導してはいけません。親子であっても駄目なことになります。

私も大学生を指導するにあたって、大学野球の現状をあまり把握できていなかったので、不安がかなりありました。どのようなアドバイスをすれば今の学生にマッチするのか...。先月は台湾の高校生を指導してきましたが、ポテンシャルの高さと吸収力の高さに驚きました。

情報があふれている時代と言われていて、SNSなどで、かなり本格的な情報を簡単に得ることができます。どの世界でも理論は様々で、何が自分にマッチするか、どのアドバイスを取り入れるか、その判断が難しいし、大事になってきます。

大学によっては200人近く部員を抱えているところもあると聞き、驚いています。子供の野球離れが叫ばれていますが、大学野球部員は多すぎるのも現状です。4年間一生懸命に練習しても、ほとんどがベンチメンバーにも入れないのですから。

学生を指導するにあたって基本の大切さを伝えています。守備で言えばキャッチボール。その基本さえ身につければ様々な応用につながっていく。個人の実力差はかなりありますが、1人でも多くの学生に基本の大切さを伝えていきたいです。

もう何年か前に、ある雑誌の記事で読んだのですが、歌舞伎の18代目中村勘三郎さんの言葉が胸に響きました。「型があるから、型破りが生まれる。」

「型」と「基本」という言葉がどれだけ近い意味を持つのかはわかりませんが、正しい形で基本動作を繰り返すことが型破りと言われる型につながっていくのだと私は解釈しました。

型を超えていくためにも、基本動作の反復練習の大切さを伝えていけたらなと思っています。





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田中浩康

大学野球のコーチをやってます。甘口スポーツ解説者です。文章を書く魅力に気づいてしまったので、舞台をnoteに移します。有料マガジン「セカンド・ライフ」投稿中です。http://j-sm.jp/hiroyasu-tanaka/ Twitterやってます@hiroyasu0524

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コメント2件

仕事で20代の部下を抱えてます。将来もずっと社会人として通用する基礎的な考え方や理論を理解して欲しいんですが、それだとつい理屈っぽくなっちゃって、「そんなのいいから今目の前にある仕事のやり方を教えてよ!」って思われてそうで不安だったり。目の前の仕事を教えるのを優先すべき、と別の管理者と対立したり。教えるの、楽しいくてしんどいですよね。
自分もその記事を読みました。確か、その後に『型がなければただの形無し』というような言葉を続けていらっしゃったと思います。
しっかりとした基礎がなければ型は破れない、型が破れなければ新しいチャンスもやってこないということなのですね。今、その意味がわかりました。
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