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サッカー、清水エスパルス。思ったことをテキトーに書いていきます。

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最近の記事

長崎戦2失点目の気になるところ

3月10日に行われたVファーレン長崎との試合は1-4という大敗でした。この試合での2失点目が気になったので注目してみます。 なぜかというとこの失点は偶発的なものでなく「こういうプレーをすると失点しやすいね」という割とあり得るパターンだったからです。   それはどういうことなのか。振り返ってみましょう。 場面は失点の少し前、29:32。乾選手がボールを受けてターンをした時です。 この時、後ろでビルドアップに関わる選手が4人(蓮川、高橋、宮本、中村各選手)、乾選手の周りには

    • プレーオフ決勝が終わって思ったこと

       昇格プレーオフ決勝、東京ヴェルディ戦は1対1の引き分け。J1昇格の道は最後の最後で断たれてしまいました。  結果についてはとても残念です。しかし内容にはある程度は満足してます。この2試合ではエスパルスができることを出し切ってくれたと思います。  特に準決勝、山形戦は今期一番と言っていいほど心に響く試合でした。失意の水戸戦の後、メンタル的に非常に難しい時間を過ごしたことでしょう。  それでも2週間でメンタルを立て直し、試合に向けては様々な想定をしながら準備に準備を重ねてた

      • 水戸戦をメンタル面に注目しながら振り返る

         水戸戦について。  前半の劣勢は監督がコメントしたようにメンタルが原因なのか。試合後、もやもやした気持ちでいましたが、アルマジロさんのnoteやspuse39さんのツイートである程度は腹落ちしました(本当にありがとうございます)。  お二人の見解でかなりすっきりしたのですが、自分でも考えていたので一応メモしてみます。完全に自分用で、内容自体も大したことはないので拡散はしなくていいです。 前半の入り 試合の入り、水戸の保持はボランチを降ろして後ろ3枚。対するエスパルスは4

        • 清水エスパルスvs大宮アルディージャのざっくりした振り返り(前半だけ)

           最後まで書ける自信が無いのでとりあえず前半だけ。  スタメンはこちら。 試合開始から20分頃まで 開始後2分で清水エスパルスが先制。その後も清水がボールを保持して試合のペースを握ります。  大宮の守備は前線はかなり前からプレスをかけてきますが、後ろはボールを運ばれるとポジションを整えてスペースを埋めたそうな動き。  なのでやや前後が開いて、間で受けるカルリーニョスや中山にボールを入りやすくなっています。ゴール近くでも大宮はポジションを守る意識が強くは奪いにきません。その

        長崎戦2失点目の気になるところ

          清水vs町田の流れを振り返り 

           前半は町田が主導権を握り2対1とリード。しかし後半清水が追い上げ劇的な逆転勝利を収めました。試合の流れに沿って起きた事象を観察してみたいと思います。 清水の攻撃と町田の守備  町田はいつも通りの固い守備。まずはしっかりと中へのパスコースを消していきます。そして清水のキーマン乾選手もボランチの選手(主に松井選手)が付いて強く監視。乾選手に自由を与えません。そこで清水がボールをサイドに振ると素早く全体をスライド。サイドの高い位置でプレスをかけてボール奪取を狙ってきました。

          清水vs町田の流れを振り返り 

          千葉戦、1失点目を観察する

          千葉戦、1-1と同点に追いつかれた1失点目を観察します。 こちらのツイートに色々ご意見いただきました。だいぶ場面の認識がクリアになったのでまとめてみます。 ただし良い悪いやこうすれば良かったのような正解はわからないのでそこには触れません。単に状況と起きた事象のみに注目してみたいと思います。 スタートは一度エスパルスが自陣から相手陣内にはじき返したところから。ジェフの鈴木大輔選手が拾って中盤の見木選手へ。見木選手から中央最前線の小森選手に浮き球のパスが出されます(この時、全

          千葉戦、1失点目を観察する

          人の行動は環境に影響を与えられている

          僕:行動はパッションやねん!お前は考えて動いてるんやない。パッションに突き動かされてんねん。 友人:えっ、いきなり何?そして中途半端な関西弁が気持ち悪いぞ。さてはお前やばいもんでも吸ってんな。 僕:いいからちょっと妄想しろ。今、お前は砂漠をさまよっている。喉がカラカラで死にそうだ。その時、目の前に冷たいお水が現れた。さあ、どうするよ? 友人:すかさず飲むわな。 僕:そうだろ。それをな、 ・あっ、目の前に水が置いてあるぞ(目で認知)。 ・僕はのどが渇いているからこの水を

          人の行動は環境に影響を与えられている

          私のサッカー本ベストイレブン

          わかりやすく影響受けやすい人hirotaです。 つじーさんの記事が面白くて僕もやりたくなりました。 本への造詣が深くないので、僕の選考基準は「読んだ当時のインパクト」一択。この基準に沿ってベストイレブンを選考してみます。感想は薄めで。 1.テクニックはあるが「サッカー」が下手な日本人 日本はどうして世界で勝てないのか?(村松尚登) スペインバルセロナでサッカー指導者をしていた村松尚登さんが書かれた本です。スペイン人と日本人のサッカーの捉え方の違い、彼が学んだ戦術的ピリオ

          私のサッカー本ベストイレブン

          2022年お気に入りのビール

           こんにちは、清水分析同好会ビール担当hirotaです。今年ももうすぐ終わりということで、ようやく本来の使命を果たしたいと思います。ということで今年お気に入りだったビールです。 1.ヤッホーブルーイング「僕ビール君ビール」 ヤッホーブルーイングさんのセゾンです。さらっと軽やか、マスカットのような柔らかくフルーティーな香り。暑い夏の日の夕方、ベランダでこれを飲んだら全てを忘れて幸せです。そしてもちろん冬も最高(結局いつでも美味い)。 2.静岡醸造「ハニーピルス」 「人宿

          2022年お気に入りのビール

          2022W杯日本対スペインを友人と観戦した話

          僕:ということでスペイン対日本だ。 友人:予告通りということで。 僕:今回は日本の得点場面に注目する。そのためにまず前半から見ていこう。 友人:試合には流れがあるからな。日本はスタートから5-4-1のシステムで入ったな。 僕:そうだな。ミドルゾーンにかなりコンパクトなブロックを作り上手く守っていたと思う。 友人:どう守っていたか。 僕:スペインが後ろで日本の中盤を引き付けようとしても日本は無理に動いていない。動いても近くの選手が上手くスライドして相手を捕まえること

          2022W杯日本対スペインを友人と観戦した話

          2022W杯スペイン対コスタリカを友人と観戦した話

          友人:おじさん、もうこの試合のレビュー書いたでしょ。 僕:書いたけどさ。せっかくだからお前にも話したいじゃん。 友人:お前ってサッカーに関しては話したがりだよね。じゃ、なるべく端的にね。 僕:わかった、端的にいこう。まずボールを保持するスペインに対してコスタリカは4-4-2で前からプレスをかけようとしていたな。 友人:でもコスタリカのプレスははまらなかった。圧倒的にスペインがボールを持っていたよね。 僕:そうだな。問題の一つは、やはりアンカーのブスケツがフリーになっ

          2022W杯スペイン対コスタリカを友人と観戦した話

          2022W杯(開幕戦)カタール対エクアドルを友人と観戦した話

          僕:ワールドカップが始まったな。開幕戦はカタール対エクアドルだ。一緒に観よう。 友人:お前とJリーグ以外を見るのは初めてだけど、どういう風の吹き回しだ。でも俺もワールドカップは観たい。なぜか来年は清水との対戦が無いようだし、付き合ってやるか。 僕:清水が降格したからだよ!相変わらずちょいちょいイラっとするやっちゃな。実はワールドカップのレビュー的なものを書くことになってな。お前を使って、準備運動でもしようかと思って。 友人:お前そんなの書けるの?大丈夫か? 僕:まあ何

          2022W杯(開幕戦)カタール対エクアドルを友人と観戦した話

          2022年読書記録 その1

          (1月から6月) 1. シン・フォーメーション論(山口遼) サッカーとは何か。それを定義し、サッカーの構造を読み解き、フォーメーション論に進んでいく。サッカーはゲームであり、ゲームは、ルール、達成すべき目標(ゴール)、フィードバック(評価、指標)、自発的参加といった要素で成り立つ。サッカーで変数となるのは、ボール位置、スペース、選択肢、時間だ。サッカーではこれらを支配することで勝利を目指す。各チームがその変数をいかに支配し勝利を目指すかを表したものがフォーメーションといえ

          2022年読書記録 その1

          平岡監督を振り返る

           エスパルスは平岡監督の元で何を目指したのか、シーズンインしてからの試合を観てどうだったのか。そんなことをつらつらと考えました。考えただけだと忘れてしまうのでメモ書きとして残します。ということで、客観的な分析ではなく、なんの当てにもならない個人の感想です。文章の構成も無しに並べただけなので適当に流してください。 平岡監督であった理由  昨年、エスパルスはぎりぎりで残留を果たしたわけですが、僕は頭を抱えました。毎年、監督が代わり残留争いを繰り返すなんて異常です。何が問題なん

          平岡監督を振り返る

          "理論や定石自体は問題を解決してくれない。しかし理論や定石は常に問題を解決する道筋を照らしてくれている。" ...なるほど。

          "理論や定石自体は問題を解決してくれない。しかし理論や定石は常に問題を解決する道筋を照らしてくれている。" ...なるほど。

          2021年読書記録

          1. 車輪の下(ヘルマン・ヘッセ) 2. 「伝わる」説明術(梅津信幸) 3. 老人と海(ヘミングウェイ) 4. どうしてボクはいるの?(リヒャルト・ダーフィト・プレヒト) 5.ニーチェ入門 悦ばしき哲学 6.1日1問! 面白いほど地頭力がつく思考実験(北村良子) 7.潮騒(三島由紀夫) 8.Jr.日本の歴史6 大日本帝国の時代(大庭邦彦、長志珠絵、小林知子) 9.金閣寺(三島由紀夫) 10.日本近代史を読み直す(小林英夫) 11.日本の歴史7 明治維新(

          2021年読書記録