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よく目にするけどよくは見てないよね

こんにちは
この記事は株式会社モニクルの2023アドベントカレンダーの20日目です。
みなさんが日々目にしているであろうあるデザインに関して書いてみます。


非常口のサイン

非常口のサイン自体はよく目にしていると思いますが立ち止まってまじまじと見る機会はなかなか無いですよね。

年季の入ったタイプです。非常口サインと記載していますが、こちらの器具自体は誘導灯と呼ばれるものです。
写真のような横長タイプは蛍光灯時代のモノです。

左右どちらにも非常口がある場合は矢印が左右にあります。本当に非常事態になった場合どちらに逃げるか迷いますね。
非常口さんは左を向いて走っていますが、この場合どちらを選ぶかはあなた次第です。


技術の進化による照明器具の変化

こちらは小さく厚みも薄いタイプ。
LEDにより実現された誘導灯の進化ですね。
非常口さんはかなり小さく描かれていますが左に向かって走っています。


あなた別人ですよね

階段を上がる非常口さんはゆっくり上がっているように見える。
見比べるとなんだか別人に見えてきますね。等身も若干違うような気がします。
扉を駆け抜ける、軽快な右足の蹴り上げの躍動感と比べると別人のような気もする。

蓄光式誘導標識タイプかつ階段タイプの非常口サインですね。
この場合も非常口さんは左に向かって走っています。

ここまで全て左側に駆け抜ける非常口さんですが右側に駆け抜けることは無いのでしょうか?
ちなみに陸上競技のトラックも左回りです。陸上のトラックのように同じ場所を回まわる種目は、右回りよりも左回りの方が良い記録を生みやすいようです。


もちろん右もある

非常口が右側にある時はもちろん非常口さんは右側に駆け抜けます。

ここまでの写真は全て非常口の方向に誘導しているだけで、まだ非常口ではないということにお気付きでしょうか。

背景が白いパターンは非常口の方向を示すサインであり、非常口ではない。
では非常口に辿り着いた場合はどのような表示になるのでしょうか。


ここが非常口だ

非常口の場所に設置されているサインは背景が緑色になります。
ここで重要な点はサインのデザイン自体は反転では無いということです。
非常口さんが白になることはありません。非常口さんは常に緑色です。それは法令で決められているから。

普段何気なく見ているデザインも立ち止まって見てみると色々見えてきますね。


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