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気になるスタートアップ5選 vol.1 :: #ラストワンマイル #クラウドファクタリング #共済 #クレジットカード #物流

✔︎ 手荷物当日配送「Airporter」
✔︎ クラウドファクタリング「OLTA」
✔︎ 共済保険「Waterdrop」
✔︎ 法人向けクレカ「palid」
✔︎ 物流「JD.com」

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#ラストワンマイル   #流通

主なターゲットは海外から日本に訪れたインバウンド旅行者。彼ら彼女らにとって大きな悩みのタネとなっている「ホテルや宿泊施設をチェックアウトする最終日に手荷物をどうするか」という課題に対して、チャットと配送システムを活用したソリューションを提供する。

 物流クライシスの影響で、配送コストが大幅に上がり、利便性か経済性のどちらかを犠牲にしなければサービスが成り立たなくなっている。顧客満足度を考えるなら、より一層「ラストワンマイル」のイノベーションが求められる。

こうしてペルソナをフォーカスし、そのペルソナが抱える課題に徹底的に向き合えば、そこにイノベーションはうまれるし、必ずスケールするビジネスになる。

#クラウドファクタリング   #FinTech

OLTAの提供するクラウドファクタリングは、企業が持つ請求書を買い取ることで短期の運転資金需要に応えるもの。約20万社の データに基づくAI(スコアリングモデル)を開発したことで、従来必要だった面談や書類提出などの手間を効率化したのが特徴。結果的に創業から2年での申込総額は100億円を突破している。

FinTechの中でも「マイクロファイナンス」領域が一番エキサイティング。

スタートアップブームでお金が大量に集まっているが、大きなリターンが狙える投資に値するスタートアップは数が少なく、お金がダブついている。

一方、中小企業、特に地方にあっては、イノベーションを起こさなければならないが、その規模が小さくスタートアップ(急成長)するわけではないため、ダブついているお金がそこには投下されない。

しかし、社会課題としてここに真剣に取り組まなければ、地方はますます沈没していくのみだ。そういう意味でこのサービスはとてつもなく社会的意義のあるものだ。

#共済   #FinTech   #中国

Waterdrop は共済プラットフォーム以外にも、保険サービスの提供や、重病治療のために経済的なサポートを必要とする人向けのクラウドファンディングプラットフォームの運営を行っている。

マイクロファイナンス領域の中国の事例。

もともと日本でも仲間内で無尽や講といった名前で共済組合があった。コミュニティ内で助け合って生きてきたのが人類の歴史だ。これをデジタル化する意義は大いにある。

日本においても、貧富の格差が拡大することが目に見えている以上、こうした共済系のスタートアップにニーズは間違いなくある。

#クレジットカード   #FinTech   #総務Tech

Handii が手がけるのは法人向けカード(Handii ではウォレットサービスと呼んでいる)paild で、企業が経費精算や出張予約、取引先への支払などに利用できるものだ。従来の法人向けクレジットカードと異なり、企業の担当者は専用管理画面を使って、任意で必要な枚数のカードを発行し社員に配布できる。プラスチックカード以外に、番号のみのバーチャルカードの取扱えるので、発行後即座にその番号を使って取引をすることも可能。会社の必要情報登録後は、1クリックか2クリックでカードを発行できるシンプルな UI も売りだ。

すごくバーティカルな領域ではありながら、多くの人たちが「不」を抱えながらも、それを当たり前のこととして受け入れざるを得ないものというのはまだまだある。それをテクノロジーでクリアにすれば、当然それがビジネスになる。

クレジットカードは、発行のためにめんどくさい手続きが必要なもの、申請しても発行までに時間がかかるものという当たり前として受け入れている「不」を改善させれば、それはビジネスチャンスだ。多くの企業においてこの「不」は確実にある以上、このスタートアップのスケールは約束されたようなもの、と言える。

#物流   #中国

Alibaba(アリババ)と中国のeコマースで覇権を争うJD.comの物流部門が、物流関連の企業と技術に投資するために15億元(約230億円)の資金調達をおこなった。
今回のファンドではスマートロジスティックスとスマートサプライチェーン技術にフォーカスするという。

D2Cのブームに象徴されるように、今後ますます購買行動のEC化は加速していく。物流のイノベーションは必要不可欠だ。そして、物量も大きく、国土が大きい中国は、その先端を走っている。

リバースイノベーションとして日本にこれが上陸するのは避けられない中、そのプラットフォームの上でのアプリケーション領域は日本のスタートアップでもビジネスチャンスが拡大する。それはそれでとてもチャレンジングだ。

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