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【リブレ】47歳医師が自ら24時間血糖測定をやってみた、涙の14日間全記録【その2・実測編】



こんにちは森田です。

今回はFreeStyleリブレでの24時間血糖測定の実際をご報告いたします。

結構意外に衝撃的な事実が判明し…ココ最近実はショックで落ち込んでいたのですが・・・

でも、一度報告すると言ったものは曲げられない!

勇気を出してすべてを報告します(ノД`)


え〜、そもそもの話でいいますと、自分自身は血糖値とか、HbA1cとか、これまでの人生において、採血でも健診でも一度も引っかかったことありませんでした。

直近のデータでもほら、この通り。

ヘモグロビンHbA1c = 5.2!

空腹時血糖も 103!!

超優秀な成績(σ・∀・)σゲッツ!!


なので、こと自分の体の中にある「血糖」とか、病気としての「糖尿病」なんてことに関しましては、ほぼノーチェック、つまり


「糖尿については安全圏だ!!!」


と、自信満々に自負していたわけですね。


そんな47歳のおじさんが、今回衝撃を受けるわけで、本日はその全過程をご覧いただこうというわけです(ノД`)。

【本記事中で扱うFreeStyleリブレが計測している数値は、正確には「間質液中グルコース濃度」であり、血液中の「血糖値」の補正済みの近似値なのですが、わかりにくいので本記事ではあえて「血糖値」と表現しています】


…で、まず初日。


リブレの無料モニター会場で装着をしてから、帰りの車中とか、帰宅後とかも面白いのでちょこちょこ測っていたんですね。思い立ったら3秒で結果が見えるし。

そしたら、自分の予想通り、大体正常範囲内なわけです。だいたいこんな感じ。

(グレーのゾーンがだいたい正常範囲で、血糖値 80~140mg/dL。)




「ほら、やっぱオレ、血糖は大丈夫!(๑•̀ㅂ•́)و✧」



今思うと、この頃はまだ現実を直視していない、呑気なバカですね。ほんと馬鹿です。自分を知らないということはこんなに愚かなことなんだな〜、と今になってわかります。

そう、呑気な気分で偽りの「安全圏」であぐらをかいていられたのもいたのもツカノマ……、土曜日の夕方、特に何もやることがない。となると、、

まず子どもたちと風呂に入って、そして



ビール!\(^o^)/✧



となるわけですね。



北海道限定サッポロクラシック!!


この瞬間のために生きていると言っても過言ではない、人生の至福の瞬間であります。

友人のT医師などは、

「世界のすべての喉を通る物のなかで、ビールほどに美味なものはない!」

と断言するほどにうまいものです。みなさん知ってましたか?


ということで、この世界で一番美味なものを喉に流し込むわけですね。

プハー!!!

っと。

(だいたいこんな感じでいつも飲んでいます。もちろん子供は飲みませんけど。)


・・・で、

何も考えずにビールを飲めた、楽しかった人生もこれで終了。。



血糖値を見て愕然とします。




((((;゚Д゚))))! 158! 正常範囲完全に超えてる!


ああ、、なんとういことでしょう!


しかも、このビールのあと、すき焼きとか、カリフラワーとソーセージの炒め物とかを食べるわけ、しかも、ワイン一杯・焼酎1.5合くらい飲むんですね。

つまり、こうグラフになります。



ちなみにご飯(お米)は食べてません。

これでお米食べたらどうなるんだろう!!((((;゚Д゚))))



え?

正常範囲超えたら糖尿病なのかって?



いや、そんな事ありません。

糖尿病という診断がつくのは、だいたいこんな感じ。(ホントはもっといろいろあります)


■空腹時血糖 126mg/dL 以上
■随時血糖 200mg/dL 以上


つまり、この血糖推移だと、空腹時は100以下だし、maxでも全然200には行ってないので糖尿病にはならないんですね。


じゃ、いいじゃん(*´∀`*)


…とはならなさそう。


というのも、これが、これがどれくらい危険なのかといいますと。


出展:月刊糖尿病 2013/12 Vol.5 No.12 https://www.igaku.co.jp/pdf/1312_tonyobyo-2.pdf
P.14 空腹時血糖値とOGTT2時間値からみた総死亡に対する相対危険率
(DECODEスタディ)


こちらのグラフでも分かる通り、今回の僕の場合、赤い四角で囲ったところ、つまり空腹時血糖は正常、でも食後2時間が140以上!と言うところですね。


多分ですが、


中年男子で「健診正常!」でも生活習慣はアレなんで…


という方々の多くはここに位置するのでは!?

と勝手に思っています。

これ、『IGT (Impaired glucose tolerance)』と言われてまして、まあ簡単に言えば『境界型の糖尿病』とか『糖尿病予備群』とか言われるやつですね。



で、このグループの人達は、血糖が正常の人たちに比べて

1.5倍の死亡リスク!

ということになるわけですね。

しかも!


食後高血糖になるグループで比較してみると、もう空腹時血糖が低い人でも高い人でもあんまり関係ないみたい!(空腹時血糖の方は低いから「まあいいか」とは全然ならなさそう!)



なんということでしょう・・!


いままで安全圏にいたと思っていたのに!(ノД`)シクシク


しかもしかも、、、、、

次の日はなんと!


昼食後に174!!(山のてっぺんは180行ってるかも!)という数字!
(TдT)


まさに血糖スパイク!!!

もう食後高血糖は間違いない!


(本当は75gのブドウ糖を飲んで、1時間後・2時間後とかで血糖を測る75gOGTTという検査するんですけど、食後で180なんで…もう検査なしでも間違いないでしょう)


あぁ(ノД`)
こう見えて、実はいままでも結構頑張って生活習慣を改善してきたんですけどね…。

夕食にお米を食べてないことからもわかるように、いわゆる「糖質」にも気をつけてて、体重だってMaxより15kgくらい落としているのに。。。


歳を取るというのはこういうことなんだな〜、と数字を見て初めて実感する…そんな47歳の師走の1日でした。


と言うところで、今日はおしまい。


次回は、そんな僕のこれまでの生活習慣と体重管理の黒歴史も絡めて、食べ物と血糖値の関連その他諸々を詳らかにしたいと思います!




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注:この記事は投げ銭形式です。
  いつも投げ銭で勇気を頂いております。ありがとうございますm(_ _)m
  糖尿病とか血糖測定の勉強にはなると思います。


あと、valu優待も出してますので、興味のある方は是非。


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夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)