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あなたはまだ嗅覚の本当のチカラを知らない

はじめまして、ショウジヒロユキといいます。
様々な問題を「嗅覚」という視点で考えたい。そんな思いからnoteをはじめます。

さて、ステレオタイプ的な定義です。
「嗅覚は鼻にある感覚で、においを嗅ぐのに必要な感覚です」
これ合っていると思いますか?
嗅覚のキーワードとして、脳、鼻、におい、臭い、匂い、香り、薫りなど表現は様々ですが、必ず鼻が絡みます。
しかし、嗅覚はカラダのどの部分にも絡みます。
「嗅覚=におい、香りを嗅ぐ」という公式を超えたところにある嗅覚について考えたいと思います。
人の体で香りの成分に鼻の嗅覚以外に反応する部分。血液、皮膚、脳、心臓、目などなど。
「えー何言ってんの?ワケわからない!」何を言いたいのかわからない方、いると思います。でも事実です。

私は、調香師(ちょうこうし)という香りを創る仕事をしています。創った香りは製品の香りとなって日本中のお店で売られています。
顔の見えない様々な方に使っていただいています。
顔の見えない様々な方に使っていただくと言うことは、人それぞれの好みに合う合わないのフィードバックをダイレクトに受ける可能性があると言うことです。
色々経験していくと、「香りの受け取り方、人それぞれ好みも違う」という壁に突き当たります。
人の好みの最大公約数を感じながら香りを創り、そして変化もつける。人の嗅覚の特性をつねに考えながら香りを創る事になります。
つまり、私の仮想敵は「みなさんの嗅覚」なのです。
その経験で得た、たくさんの疑問点。なぜ人には好きな香りと嫌いな香りがあるのだろう?香りの受け取り方の感受性もなぜ違うのだろう?そんな疑問を調べていくと人の嗅覚の特性というものが見えてきます。そして、それを科学的に証明できる研究はないだろうかと調べまくりました。
すると香りの専門家であったはずの私にも知らないことが山ほど出てきます。これを応用すれば、香りで何でもできそうだ・・・・・・と思うようになりました。
そう、血液、皮膚、脳、心臓、目などが香り成分に反応するなんてことも知りませんでした・・・・・・。
 
ひょっとして・・・・・・
よくある事ですが、香りでリラックス。
あたりまえすぎるのでもっと難しいこと・・・・・・
香りで病気を予防できるかもしれない。
香りで認知症予防も、がん予防も、心疾患も、肺炎も・・・・・・。
これらは、いま日本で問題になっている疾患です。

「香りのチカラは無限大∞」私の気持ちを表す言葉です。
嗅覚、応用のしかたによって世の中のためになりそうだ・・・・・・。
ついには、「何でも香りで解決してやろう!」
そんなバカげた目標を掲げ、今もなお、科学的根拠を調べています。
実際、世の中のためになるかは、みなさんの受け取り方次第です。

今まで集めたたくさんの科学的根拠のある、役立ちそうな嗅覚、におい、香りの話。
これらを少しずつ紹介したいと思っています。
「世の中のためになる」=「役に立つ」と、とらえ、できるだけ科学的に論文などで明らかにされているものを探しながら紹介できたらと思っています。

将来、新しい科学的証明で覆されることがあるかも知れませんが、過去の埋もれた論文を掘り起こし、考えてみる価値はあると思います。
人の嗅覚を相手に仕事をしている調香師だからこそわかる、経験上のことも交えながらご紹介します。

「あなたはまだ嗅覚の本当のチカラを知らない」と題名をつけましたが、私もまだ、嗅覚の本当のチカラを半分も知らないと思っています。
嗅覚の新しいチカラを知って生活に役立てていただけたらいいなと思います。

「におい、香りのチカラは無限大∞」
うまくまとまるといいなと思いながらすこしずつはじめたいと思います。
では、よろしくお願いいたします。
ショウジヒロユキ

#ショウジヒロユキ


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