爆発炎上堂々招来

!!!命の危機!!!

ここはエアポートNo.9。そこに盗人が一人。
この盗人はワインが割合多めの酒蔵に侵入強奪し闇売り捌きで金を得るつもりであった。しかし実際入ったそこにあったのはスピリタスの山、そして規則正しく鳴り響くタイマーの音。そう、爆弾!このままでは命が危ない。しかし盗人としての矜持がそれを許すか?否、逃げるは恥!ロマネコンティだろうがスピリタスだろうが関係ないね、俺は絶対に極上酒を手に入れて金にするんだよ……。決意を新たにし奥へと進む盗人、しかし彼に次なる魔の手が迫る。何やらバチバチという音がしてきたのだ。正体は読者諸君の想像力にお任せするが、命に残された時間は僅かだ。盗人の正直な本能は理性に対して無我夢中逃走を勧めていた。しかし、此処で退く理性ではない。極上酒を求め更に奥へと進む盗人。……ところで、タイマーの残り時間はどのくらいなのだろうか。

【続く】

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