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この痛みは、君の心に触れたから(テイルズオブアライズ ネタバレ感想)

 遅ればせながらテイルズシリーズ25周年記念作品、テイルズオブアライズ(以下TOAR)をクリアしました。クリアするまで大体40時間くらいだったので、最近のテイルズ作品と同じくらいのボリュームだったかなと思います。
 総評を先に言うならば「気になる点や勿体ないと思う点もあったけど、すごく楽しかったし面白かった」といった感じです。テイルズシリーズ最新作を遊びたい! RPGを遊びたい!という気持ちには十二分に応えてくれる作品でした。本当に楽しかった~!! 以下ネタバレを含む感想です。


○シナリオ

 自分がシナリオを重視してゲームを遊ぶ性格なのもあって、総評で挙げた「気になる点や勿体ないと思う点もあったけど、それを超えて余りある楽しさと面白さがあった」という感想はそのままシナリオにも通じている気がします。以下、シナリオの良かった、好きだと思った点から話していきます。


・主人公とヒロインの関係性描写が丁寧

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 今作は物語の根幹に主人公のアルフェンとヒロインのシオンが深く関わっていて、二人が作品の主題を主に担っていることもあり、最初から最後までアルフェンとシオンの関係性描写がずっと丁寧でした。アルフェンがシオンに出会って始まった旅路で抱いた「ダナ人とレナ人が共存する世界を作りたい」という志と、「ダナとレナは元々一つの世界で、搾取し搾取される関係ではなかった」という真実に沿った、ダナ人のアルフェンとレナ人のシオンが心を通わせ結ばれるストーリーは王道でありながら――寧ろ王道だからこそ強く胸に響きました。

 特に嬉しかったのは、シオンを殺さなければ世界が滅ぶ話が出てきてからアルフェンがずっと「俺はこれ以上誰も犠牲にしたくない。皆で勝ちたい。シオンを救って世界も救う」と一貫して主張していたことです。直近のテイルズシリーズであるTOX、TOX2、TOZ、TOBがどれも世界観ガチャでドブったため誰かが犠牲にならなければならず、最終的にパーティーメンバーの誰かが犠牲になったり永遠の別離をしたりするといった内容で、私個人の趣味としては別離が好きだし特にTOX2とTOBはシリーズ作品の中でも大好きな部類に入るのですが、周年記念作品でくらい誰も犠牲にならない幸せハッピーエンドが見たいよ~!!!!の気持ちがあったので、アルフェンとシオンが行き着いた結末が純粋に嬉しかったです。アライズはメインシナリオを進めている間ナビゲーションとして「○○に向かう」「××と話す」といった次にしなければならないことを表示してくれるのですが、最後に表示される指示が「シオンを救い、世界を救う」だったことが本当に嬉しくて......。
 補足しておくと各作品は同シリーズ作品ではあるもののそれぞれの世界観、テーマ、キャラクターの在り方など多くのものが異なっているので、誰かを犠牲にしなければいけないシナリオにも好きなものは沢山あります。話の展開の善し悪しはどれも文脈と作品テーマ次第です。でも誰かを犠牲にする系のほろ苦い話が主流の一つになりつつある中で、王道の主人公とヒロインのハッピーエンドが見られたのはやっぱり嬉しかったな。

 アルフェンとシオンの関係性を振り返って改めて良いな、と感じるのが、この記事のタイトルにも引用している「この痛みは、君の心に触れたから」というTOARのキャッチコピーです。テイルズシリーズのキャッチコピーは秀逸なものが多いですが、その中でもTOARのキャッチコピーが個人的にかなり好きです。

 アルフェンとシオンは「痛みを感じない男」と「触ると痛い女」です。他人に触れられない非常に孤独な境遇で育ってきたシオンは、アルフェンに何の躊躇いも無く触れられた時非常に驚き、それと同時にアルフェンが自分に臆せず触れてくれて嬉しかったのだと後に語ります。
 しかし、物語の中盤、アルフェンは記憶の大半を取り戻すと同時に無くしていた痛覚を取り戻します。その際に敵に連れ去られるシオンの手を痛みから離してしまったことをアルフェンは深く悔いていて、それ以来たとえ痛みに襲われたとしてもシオンに近づき触れていきます。
 アルフェンが痛みを取り戻したのは、ひとえにシオンに出会い、彼女と旅を始めたからです。シオンに出会わなければ自分は記憶も痛みも失ったまま奴隷として生涯を終えていただろう、と物語終盤のアルフェンは話します。つまり、「この痛みは、君の心に触れたから」とは、「痛覚を失っていた自分がこの痛みを感じるのは、君と旅をして君と心を通わせたからだ」というアルフェンからシオンへの思いに重なっているのだと思います。
 また、キャッチコピーを読んでその光景を想像した時、「君の心に触れ」ているその人は「痛み」を感じています。痛みを感じながら、それでも心に触れること。それは他でもなく、「君」を大切に思い、愛しているからできることです。痛みを感じてでも君の心に触れたいという、人が人を大切に思う気持ちを秀逸に表現している面でも、私はこのキャッチコピーが凄く好きです。

 アルフェンとシオンの他、リンウェルとロウ、キサラとテュオハリムといった所謂決戦前夜会話の組み合わせは確かに終始推されていましたが、どの組み合わせも旅の中で進んでいく関係性の変遷をしっかりと描いていたし、その他のパーティーメンバー同士の関わり合いも好きなものが多く(個人的にシオンとリンウェル、アルフェンとテュオハリムあたりが特に好きです)パーティーメンバー内の関係性は大満足でした。

・差別する人、される人の意識描写が丁寧

 今作の世界観は搾取される世界ダナと搾取する世界レナを中心としており、パーティーメンバーは搾取される側のダナ人と搾取する側のレナ人で構成されています。隔絶の大きい種族同士が混じったパーティーなので結構初めは仲良くないのかなと想像していましたが、序盤に罪を憎んで人を憎まずの姿勢を崩さない理性的なジルファが居てくれたことで、ダナーレナ間の必要以上の仲違いを回避していたように感じました。

 テイルズシリーズ、キャラゲーの側面も大きい分こういった二つの立場の人間が居る時にどちらか片方に寄った見方をして片方を悪く言う、といった現象が読み手側に起こりがちだな……と思っていて、そうでなくても読み手が好きなキャラに入れ込み過ぎて他のキャラを過度に悪く言う意見が出がちだなあとなっていたのですが、TOARはその辺りの「読み手にパーティーメンバーを嫌わせない」にかなり気を配っていたと思います。そのキャラクターにどんな事情があるのか、どんな成長の余地があるのか、本編でどのように変わっていくのかがとても見えやすかったです。TOARは心に壁のある人種同士の関わり合いという重たく後ろ向きになりがちなテーマを扱っていますが、主人公であるアルフェンの心構えが差別意識に囚われず安定しているのもあって、壁を壊し、世界をより良くしていきたいという前向きな雰囲気を常に感じられました。
 ダナとレナ、はたまたダナ同士で差別意識の強く根づいた社会でどうやって皆が一人の人間として共存するかがパーティーメンバーの間ではよく話題に上がるのですが、話される内容はどれもアルフェンたちの世界のみならず現実に生きている私たちも心に留め置きたいと感じる話が沢山ありました。

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・メインシナリオ周りのテキストが硬質で現代的

 今作の文章は今までのシリーズ作品に比べると良い意味でとても硬質です。「払暁」「嚆矢」などそれまで作中で見たことのないような言葉が出てきます。それに伴って登場人物も理性的に物事を考えることが多く(一見熱血バカ系のキャラクタ一に見えるロウも"自分が出来ないこと、足りないところをしっかり理解している"時点で相当頭が良いです)、その点で登場人物に理解力の高さが求められる最近の傾向に合った文章だな、と感じます。特にテュオハリムの台詞は育ちの良さを感じる言葉選びでありつつ、状況整理を兼ねた説明役を担ってくれることも多く、読んでいて心地良くなる文章が多かったです。本編周りのテュオハリムやジルファの台詞を担当された方、頭良いんだろうな⋯⋯。

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 TOARがarise(黎明)のタイトルを冠し、旧い時代から新しい時代に進む内容であるのに合わせて、TOARを通してテイルズシリーズ自体も一歩新しい時代に踏み出そうとする意欲を今作からは感じます。テキストの性質の変化もその表れの一つだと思います。

・全体の流れが一本道で分かりやすい

 今目の前にあるこういう問題があるこの問題が解決したから次に進もう、という一本道の話の流れがとても分かりやすかったです。あれも起こってこれも起こってこの世の終わり!!!!のような展開は無かったように思います(そういった展開で情緒をめちゃくちゃにされるのもそれはそれで好きなのですが)。先述したアルフェンの精神性の良さ、登場人物の多くが理性的に物事を考えるシナリオであることも相まって、全体として前向きに物語を読み進められました。世界観の設定もとても綺麗に纏まっていて好ましかったです。

 特に好きだったのは、リンウェルの復讐心についての話です。

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 四つ目に訪れた国で、リンウェルは一族を皆殺しにした仇である領将アウメドラに相対し、憎しみで彼女を討とうとします。しかし、そんなリンウェルをロウは体を張って止め、シオンは「憎しみで復讐を成し遂げたその先で、あなたはどうするのか」と真摯に問いかけます。

 ロウがリンウェルを止めたのは、人を殺すのが悪いからとか、復讐は良くないとか、そんな理由ではありません。実際にロウ自身、アルフェンたちが二つ目に訪れた国シスロディアで父親の命を奪った領将に復讐を果たしています。そんなロウがリンウェルを止めたのは、直前に憎しみでアウメドラに復讐しようとした結果虚水になった人々を見ていたからであり、復讐しても晴れない心があると身をもって知っているからです。「お前にそんな顔で誰かを殺してほしくなかった」というロウの言葉からは、彼の行動が単なる綺麗事ではないと感じさせられます。
 また、シオンの「復讐を終えた後どうするのか」といったリンウェルへの問いかけは、リンウェルを慮るシオンの思いやりが滲んでいると同時に、「黎明」をテーマの一つとしているTOARにおける復警の扱い方について考えさせられます。

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 マザーシップタイトルのうちTOARの一つ前の作品にあたるテイルズオブベルセリア(以下TOB)は、主人公のベルベットが復讐を貫徹する話です。弟のためと思って始めた復讐を弟自身が望んでいなかったと知り、心が壊れかけたベルベットは、彼女の旅路に救われたライフィセットの呼びかけで「ほかでもない"私が"復讐を成し遂げたいから復讐するんだ」と自身の生き方を定め、その通りに生き抜きます。私はシリーズ作品の中でもこのTOBがかなり好きなのですが、そのうえでTOBと異なった「復讐をしない」選択をとるTOARを遊んで、復讐というテーマの扱いに正解は無く、その作品の主題によって取り扱いは変わるべきだと改めて感じました。
 テイルズシリーズはお決まりとして各作品に〇〇なRPGといった謳い文句が決められていますが、TOBは君が君らしく生きるためのRPGと銘打たれています。そのテーマに沿って、主人公のベルベットは復讐を自身の生き方と定め完遂します。
 対してTOARは心の黎明を告げるRPGです。黎明とは夜明けであり、夜が明けた先には明日が待っています。黎明を告げ、新しい未来を生きる物語であるTOARにおいて、復讐を絡めた話で「復讐を終えたその先」の話がされるのは作品テーマに沿った良い扱い方だと思います。また、TOARでは憎しみに呑まれることの恐ろしさも描かれています。アウメドラを処刑しようとした人々の虚水化が最たる例ですが、その他にも感情的に「ダナだから」「レナだから」と決めつけて見下したり憎んだりする見方の危うさは、TOARを遊んでいれば自然に伝わってきます。だからこそリンウェルに「本当に憎しみで復讐を成し遂げていいのか」と声がかけられるのは、本作ならではの話だと思います。
 こうして復讐を完遂した前作と合わせて、作品の主題に沿った復讐の扱いを見せてくれたところは、TOARを遊んでよかったと特に強く感じた点の一つです。


 ここから先は個人的に気になったり勿体ないと思ったりした点です。

・一部のテキストの内容が前時代的

 先述した通り本編周りのテキストがかなり現代的だったからこそ、一部のサブクエストの内容が前時代的だった部分がかなり引っかかりました。具体例を挙げると、キサラが前線で戦う自分のことを「華が無い」と表現し悩む蜂退治のイベント、キサラやシオンが古い表現で言うと「行き遅れ」を嘆くダナ人とレナ人の結婚式のイベントなどです。

 これまでのシリーズ作品に前時代的な表現が全く無かったわけではありませんし、作品全体がそういったノリなら「そういうものか」である程度流すのですが、作品の主題にも作品に込められた思いにも「古い時代から新しい時代へ進む」というのがあるTOARで、前線で戦う女性を華が無いと表現したりだとか、未婚の女性をマイナスに捉えたりだとか、元号を一つ二つ遡ったような表現が存在していたのは本当に残念でした。こういった性別周りの表現は個人的には普段人並み以上に気にする部分ではなく、取り立てて言及することも少ないのですが、TOARだからこそ特別気にかかった点です。

 それはそれとしてこのサブイベントのテキストを担当した人は世に作品を出す立場であるのならマジで価値観をアップデートした方がいい……。サブイベントのオチをテンプレート的な恋愛っぽい展開に持ち込みがちだったのも、原作に存在しているテキストなのにキャラクターの解像度が低いな、と感じました。

・ラスボスの掘り下げの少なさ

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 これは個人的な好みの問題もありますが、テイルズのラスボス戦は異なる正義を持つ人間vs人間の戦いが醍醐味だと思っているので、今作のラスボスにあたるヴォルラーンの正義についてもうちょっと掘り下げが欲しかったなと思いました。私が好きなテイルズのラスボスがヴァン師匠や、ガイアスや、アルトリウスなどの主義主張がしっかりしていて主人公たちと対話してぶつかり合った後戦いでぶつかる人たちに寄っているからそう思うのかもしれません。いや一騎打ちの時に何か大切な話をしてるなとは思ったんですが、戦うのに必死で……ちゃんと聞いてなくて……(クソ雑魚プレイヤー)。
 実験のため故郷から攫われたダナ人で無理やり王にされた非常に近しい境遇でありながらアルフェンは皆が共存する世界を望み、ヴォルラーンはただ一人自分による支配を望んだ、という主人公とラスボスの構図はしっかり組まれていたので物語の面白さを大きく損なうほどではなかったです。ただやっぱりヴォルラーンのことが……知りたかったな……! 最後に突然宇宙船で突っ込んできてお前の赦しなんて要らねえ~!!(自爆)する気概はすごく好きでした。


○戦闘

 普段ヒーラーキャラとグミとボトルを乱発して無限回復ゾンビ戦法をしていた戦略性もクソも無いプレイヤーだったのですが、今作は巷で有名になっている通りグミがハチャメチャに高価で回復に限りがある仕様だったためしっかり考えて戦闘をこなさなければならず、難しかったけど楽しかったです。敵が強く時には一撃でしばき倒されることもありましたが、コンボが繋がりやすい、ブーストストライクが爽快、ブーストアタックでの妨害が楽しいなど楽しめるよう工夫された戦闘システムだったと思います。手ごわい敵に何度も挑戦するのはトライアンドエラーの楽しさがありました。戦闘終了時の会話が無くなっていたのは寂しかったですが、掛け合いが無いからこそ戦闘がテンポ良く保たれていたのかな、とも思います。
 また、システム面以外にもインディグネイションや衝破十文字といった歴代シリーズで使われていた技の演出も凄く良かったです。シスロディアの領将が聞き覚えのある詠唱を口にした時のヤバい!!!!と瞬間的に分かるあの体験はインディグネイションという技の特別さを知っているからこそ味わえる感覚ですし、君と響き合うRPGの謳い文句が掲げられているTOSで主人公とパーティーメンバーが一緒に出す技である衝破十文字が、かつて音楽を通して友人と心を通わせたテュオハリムが主人公のアルフェンと出すブーストストライクの技名になっているのは、歴代シリーズを遊んだファンとしても嬉しいしテュオハリムというキャラクターがこれからアルフェンと心を響き合ってくれると思わせられる特に好きな演出でした。

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○CGとアニメ

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 テイルズのCGを見ていると、やっぱり新しい作品になる毎に綺麗になっていくな〜と感じるのですが、TOARのCGは綺麗過ぎて初めて見た時ひっくり返りました。グラフィック、進化し過ぎ!!(褒めています) 特にキャラクターのモデルの動きが本当に作りこまれていて、歴代の作品と比べてクレジットでモーションモデルの方のお名前がかなり大きく表記されているのを見て、本当にカを入れて作ったんだな……としみじみ感じました。視線の動きで感情を表現しているのでびっくりする。服の質感の表現も凄かったです。どこを切り取っても綺麗で惚れ惚れします。
 キャラクターのモデルは勿論のこと、背景や建物のグラフィックもとても綺麗でした。一つーつのマップは多分そんなに広くなかったのですが、背景がとても細やかに書き込まれているから狭さを感じず最後まで冒険できました。

 反対にアニメーションはTOARを遊んでいて最大の不満点です。確かに今作のCGはめちゃくちゃ綺麗だけど、それにしてもCGの方が綺麗って思えるアニメ……何……!? というかCGの完成度の高さを差し引いてもアニメが酷い。私は普段アニメをそんなに見なくて、作画にもそれほど詳しくないんですが、そんなド素人から見ても(もしかするとド素人だからこそ何も分からず「酷い」と思うのかもしれませんが、アニメは基本的にド素人が見ても「酷い」と思うように作る作品ではないと思うので)ちょっとどうかと思うくらいの完成度でした。
 個人的に TOXのアニメのキャラデザがそんなに好みじゃなくて、TOX2やTOZでキャラデザ良くなってるな〜!となってからの、TOBでめっちゃいいじゃん!!となっていたから、余計にTOAR……どうして……。ufotableが忙しい時期なのは分かるけど、だからといって完成度が低いものを出してもいいとはならないのではないでしょうか……。
 ゲームを遊んでてアニメが始まったらテンションが下がる経験は初めてだったし、RPGのラストっていつも何だかんだ物凄く感動するんですが、TOARはラストがずっとアニメでこれCGで見たかったな……と思いながら見ていて作品の面白さに支障が出るレベルだったので、次回作からマジでどうにかしてほしい……。いや探せばこれより酷いアニメはいくらでもあると思うんですが下の話をしても仕方ないので......。


〇総評

 良かった点と不満点が非常にはっきりしていて、良かったところには胸を張って心から良かった!面白かった!と言える作品でした。個人的には満点ってわけではなくて、ちょこちょこある減点ポイントがどのくらい気になるかは人それぞれだと思うのですが、私としては「惜しい点や勿体無い点もあったけど楽しかったし面白かった」と言えるゲームだったと思います。令和に発売されたテイルズの最新作を遊んでいる、という楽しさを味わえてとても良かった。
 アルフェンたちが切り開いた新しい時代という意味でも、テイルズシリーズのこれからという意味でも、良い「黎明」を見せてもらえたと感じます。純粋に次回作が楽しみだな、またテイルズシリーズを遊びたいな、と思えました。私は二年ほど前からテイルズシリーズを遊び始めて、ずっと過去作を時間差で遊んでいたのですが、リアルタイムで初めて遊んだシリーズ作品がTOARで良かったです。


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