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暇になると人間は悩む

人は1日の中で4時間だか5時間だか忘れたが、
自由に使っていい時間があると、幸福度が下がるらしい。
時間をうまく使えていないと思って、
ネガティブな感情になるようだ。

まさにその通りだなと、実体験で私もそれを経験した。

社会人の2年間スポーツと仕事を両立してきた。
朝練習をして、午後から働くと言う生活スタイル。
もちろん土日は練習や試合がある。
1日休みなど年に数日。
今思うと本当に過酷だったなと思う。
今ある体力はここからきているのかとふと思ったら有難い話ではあるし、たしかに辛いと言う感情はあるが、不幸という感情はほとんどなかった。

そんな環境から一転、
普通の土日祝休みを手に入れた私は、
予定を詰め込めなかった時、
家で暇している時、
なんか心が晴れないような日々が続いた。
今でもなる。
時間をうまく使えてない、無駄にしている
と言う感覚は自身で分かってはいたけど、
実際に自由時間が多すぎると不幸になるという研究があることを知って、
やっぱりそうなんだと腑に落ちた。

だから人は予定を詰め込んだり、人と会ったりする。
潜在的に暇になるのが怖いのだとわかった。

私は家で時間を多く過ごすとこのような感情になることが多い。
おそらく家でできる好きなことがあまりないからだ。
その点、読書が大好きな人や、いくらでも映画やアニメを観て楽しむことができる人は、いい趣味を持ったのではないかと少し羨ましく思う。

やはり、映画やアニメにしても、心から観たいものを見ているのではなく、
時間があるから観るという理由だと、
ネガティブな感情になることがわかった。
やっとこの映画が観れると思ってみたものとは感情が全く違う。

同じ行為でも動機が異なれば結果も変わるから、
やはり、何をしたかというよりは、
なぜ、それを選択したか、と言うことの方が大切で、自分の心に正直になるべきだと認識した。

できることとしては、自分が暇にならないような努力を何も気にせずやる事だと感じている。
例えば、友達と会っていると心が晴れるなら、自分から友達に遠慮なく連絡したり、
アウトドアが好きなら、前にも書いたように、自分から友達を誘って、自分が行きたいところに行ってくれる人を探しまくる。
見つからなきゃ1人で行く
と言うメンタルを持っている。
実際に、先日ニセコにスノボに2回行ったが、
1回目は航空券を取って、行く状況を作ってから友達を誘いまくり、撃沈し1人で行った。
1人だったが全く後悔はしていない。
結局現地で外国人と友達になり一緒に滑ったりもできた。
結果はどうあれ、やりたいことを自分で追求するというプロセスは後悔を生まない良い方法な気がする。

誰にも誘われないけど、誘いまくって自分のやりたいことを一緒にやってくれる人を探すのは意外と楽しい。

というのも、これまで私自身誘う側ではなかったため、少し誘うことに抵抗があったが、そんなことを言っている場合ではなかったと気づいたのだ。
誘われない人間なら誘うしかない。
割り切ろう。

暇に屈している人がいたら、
少しでも、自分の本心と向き合って、誰に遠慮することもなく、やりたいことを追求して行くという気持ちになってくれたら幸いだ。

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