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【人吉球磨】人吉市をフィールドワークしました! めちゃくちゃ豊かさを感じた

夜でもヒルタです。
私、晝田浩一郎は、自治体向け職員研修として色んなところからお声がけいただきます。今回は、熊本県は人吉球磨地域の自治体職員向けの研修&ワークショップでした。(このことはまた別途)

今回は、研修の場となった人吉球磨は人吉市がめちゃくちゃステキな話だったので共有したい!みんな、人吉市や人吉球磨にぜひ行ってほしい!

球磨川


水害被害から立ち直りつつあるまち

人吉球磨地域は令和2年7月に大雨…豪雨災害で被災しています。

球磨川が溢れ、まちが水に飲み込まれました。
まちの外壁には「ここまで水がきた」が表現されており、4.7mも水位がきた。信じられないレベルでの豪雨災害。2階まで浸かっている。

KUMAGAWA riv. Flood Line 4.7m (July 4th,2020)

しかし、少しずつ町並みも復旧から復興しはじめていました。お店もコロナ禍は閉めているお店ばかりだったそうですが、賑わっていました。


球磨川河川敷を自転車で走る気持ちよさ

シェアサイクル(Hello CYCLE)があり、自転車を借りることができました。
球磨川の河川敷の散策が気持ち良すぎる。自転車のペダルをこぐ度、新鮮な風が肌に触れ、何とも言えない爽快感が広がりました。景色もまた、心を癒すような美しさで、一見の価値があります。めちゃくちゃ豊か。

球磨川河川敷の景色

自転車を走らせていると「トンネル」がありました。

「トンネル」

トンネルを抜けると、そこは…

「矢黒神社」

神社でした。「矢黒神社(やぐろじんじゃ)

自転車で河川敷走って、トンネル抜けたら、神社って!! 「物語か!」って思わずツッコミをいれたくなるくらいにできすぎてた。ジブリの世界だったら長編物語の導入みたいな感じがすごかった。ちゃんとお参りしました。

温泉と地域の人の魅力

人吉市の魅力といえば、温泉も忘れてはいけません。その心地よさには驚かされます。身体全体が温まり、日々の疲れが溶け出す感覚。決して大袈裟ではなく、心地よさはほんとうに格別でした。サウナーな私ですが、温泉も好き。

3件はしごしてきました。サボっているわけじゃないんです。フィールドワークです!現地を知るためには地元の人達が愛しているものを体感することが大事。そう、フィールドワークなのです!

いわい温泉 さ蔵
いわい温泉 ひのき屋
相良路の湯おおが

300円〜500円で入れるんですよ、温泉に。信じられないくらい安い。めちゃくちゃ良い温泉でした。タオルやバスタオルは持参することをオススメします。備え付けがあるわけではないので。

熱めの温泉に入って、水風呂に浸かって、外気浴……サウナがなくても「ととのう」ことができました。「温冷交代浴」ですね。水風呂がすごくすごかったです(サウナーならわかってくれるはず)

午前に入った時に地元のおじいさんが一人でつかっていて、外気浴しているときに話しかけてきてくれました。そこから30分くらいおじいさんの半生を聞かせてもらったんですが、めちゃくちゃおもしろかった。映画化かとおもった。いや、マジで。

実家が農家だったが農家を継ぎたくなくて、中学校を卒業後に熊本市までの片道切符を握りしめて熊本市へ。そこで東京行きのチケットのお金が貯まるまで働く。東京行きの片道切符を握りしめて、東京へ。新聞の求人広告をみて電話して採用され数年見習いとして住み込みで働き、給料を上げるために転職。
転職先が高級店であったため、お金も貯まり「ハワイ行ってみたら?」って言われてハワイへ。「本土にも行ってみたら?」と言われてアメリカ本土、LAへ。LAで夜はディスコで踊り、昼は寝ているという生活をしていた。一念発起してレンタカーでアメリカ一周。働いて、アメリカに家も購入して生活していた。日本の家族が体調を崩したため、帰国し、人吉球磨で生活している。

温泉で出会ったおじいさんの半生(概要版)

映画か!って聴きながらおもってました。当時、70年代〜80年代くらいだとおもうんですけど、そんな時代にこういうことをしていた方の話を聴けるの
はめちゃくちゃ興味深かった。

「色々と自由にやってきたけど、縛られずに、やりたいっておもったことをやったほうが良いよ」

温泉で出会ったおじいさんの印象に残った言葉

こんな標準語的な話し方ではなくて、もっと方言がバリバリだったんですけど、こういう感じのことを言っていただけました。「やりたいことをおもったことをやる」…割といま、自由に生きてきたなーーーっておもっていますが、おじいさんの話を聞いてもっともっとやれるな、、、って感じました。すごく良い出会い。こういう人との出会いがある、こういう人と出会えるまちは、いいまちだとおもう。ステキなまちをつくっているのは、そこで生活している人たちの魅力がステキさにつながる。

osoto「自然と、仕事が、うまくいく」

"osoto"では、Snow Peakのキャンプギアと共に、球磨川を眺めながら仕事をすることができます。この空間は、仕事のパートナーとなるような、静かで落ち着いた雰囲気を持っています。仕事に集中しながらも、窓の外の景色に心を和ませる。そんな最高の時間を過ごすことができます。ドロップインでも入れるので、気軽にいけちゃう。

岡崎市のスノーピークビジネスソリューションズさんが関わっている場所です。人吉市と岡崎市がこんなところでつながるだなんて!ご縁を感じる場でした!

osoto-Hitoyoshi-

防音の打合せスペースもあるんですけど、球磨川を眺めながらオンライン会議もできちゃう。視線はPCではなくて、球磨川を眺めて癒やされていました。

球磨川を眺めながらオンライン会議ができる(予約制)

人吉市って何食べても美味しい

人吉市の食事。何食べても美味しい。球磨焼酎もいただいたんですけど、美味しい食事にめちゃくちゃあう。うまいメシとうまい酒と温泉ってコラボ、すごすぎる。堪能。

宿泊先は「ホテルサン人吉」だったんですけど、晩ごはんめちゃくちゃ美味しかった。天丼、絶品。

ホテルサン人吉 晩ごはん・天丼

別の日になるんですけど、ワイン酵母仕込の米焼酎もいただきました。

ひみつ基地ミュージアム」のワイン酵母仕込…米焼酎

人吉市のお隣、錦町のお酒をいただきました。水割りでいただきましたが、すっごく美味しかった。米焼酎、おいしい。

人吉球磨、良い! 

人吉市をフィールドワークして「豊かだなーーー!!」って言葉が一番私のなかでしっくりくる言葉でした。豊か。経済的な意味ではなくて。豊かだな、と。美味しいごはん、お酒、温泉、景色、雰囲気……観光客だからこその部分はあったとおもいます。実際に生活してみたら、いろんなことが見えてくることでしょう。

けれども、豊かだな!って感じたこの感情はたしかにあった。

ホテルからの球磨川の長め

皆さんも機会があれば、人吉市を訪れてみてはいかがでしょうか。河川敷を走るシェアサイクル、極上の温泉、頑張って復興を遂げる地域、仕事に集中できるコワーキングスペース、そして美味しい食事。これらすべてが、人吉市ならではの経験となること間違いなしです。

また、人吉市は水と緑に恵まれた土地柄、四季折々の風情を楽しむこともできます。春には新緑が、夏には鮮やかな花々が、秋には色とりどりの紅葉が、冬には静かな雪景色が、それぞれの季節を彩ります。何度訪れても飽きることのない、そんな魅力が人吉市には溢れています。

訪れる度に新たな発見があり、常に驚きと感動を与えてくれる人吉市。一度訪れたら、きっとあなたも人吉市の虜になることでしょう。そう、私が再訪したいと思うほどに。

私の体験が、あなたが人吉市を訪れるきっかけになれば幸いです。そして、あなた自身の素敵な旅の一ページとなりますように。

さぁ、共創だ!

サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!