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【行政改革】「書かない窓口」と効率化。ちょっとしたことを改善するだけで満足度は高まる

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな +1時間を。岡崎市」を目指して活動しています。
私、晝田浩一郎は、様々な自治体と企業をつなげる官民連携の促進を民間の立場から実施しています。自治体側の「もっとこうしたい!」といった思いを受けることもあります。

最近自治体でも「書かない窓口」の取り組みが増えてきました。

「書かない窓口」ってなんだ?

直近だとかほく市(石川県)がニュースになっていました。ニュースは以下のリンクを参照してください。

かほく市の公式サイトだとこんな感じで案内されています。こういうのめっちゃ便利やん!って感じます。

かほく市「申請書作成支援コーナー(書かない窓口)の設置について」

自治体の窓口にいって、引っ越し等でもそうですけど、どんだけ同じことを書かせるのかってイライラした人も多いと思います。しかも、すべて紙で書かせられる。ムキーーーッとなる方もたくさんいるとおもいます。

少しずつ「書かない窓口」が増えてはきています。やり方は職員がヒアリングする場合やかほく市のように顔認証等で実施する場合など、方法は様々です。紙に同じことを何枚も書くよりも圧倒的に効率的。

書かない窓口ができるとどうなる?

ムキーーーーッとなる機会が少なくなるという一番の効果はあるんですが、落ち着いてメリットを自治体側と住民側とでわけて考えてみます。


▼自治体側のメリット
業務効率化
 デジタル化により手書きの必要がなくなるため、申請処理時間が大幅に短縮され、スタッフの労力も軽減されます。

・ミスの防止
 手書きの申請書に比べ、デジタル化された申請書は入力ミスを大幅に減らすことが可能です。

・データ管理の簡素化
 デジタル化により、紙ベースの管理から脱却し、情報の追跡やアクセスが容易になります。

・環境負荷の軽減
 紙を使わないデジタル申請は、環境に優しい選択ともなります。

▼住民側のメリット
手続きの便利性とスピード
手続きが簡単かつ迅速になるため、住民の負担が軽減されます。

・待ち時間の削減
窓口での待ち時間が大幅に短縮され、特に忙しい市民にとっては大きな利点となります。

・高齢者や外国人への配慮
文字を書くことが難しい高齢者や、日本語が苦手な外国人も自動入力によりスムーズに手続きが行えます。

・24時間対応可能性
将来的には、時間を問わず申請を行えるようなシステムへの発展が期待できます。

将来的にはすべての申請が市役所に行かなくても、完全オンラインで申請が済むことにもつながってきます。もちろん、デジタルデバイドとしてデジタルに慣れていない高齢者の方等は来庁して職員のサポートを受けながら申請しても良いですし、もっというと職員がそうした住民のところに訪問して申請サポートをするという手もある。本当の本当に時間を使わなければならないことに時間を使える。

自治体も住民もどちらも有効に時間を使える。有意義な時間を使える。それはとても幸せなことだと信じています。

「書かない窓口」から「行かなくてもいい市役所」へ

自治体の窓口の行列をどうにかしよう、って考えるのももちろん大事です。一方で、そもそも「市役所に行かなくても良くね?」という発想で考えてみることもとても大事。

例えば、宇城市(熊本県)は『「行かない・書かない役所」へ宇城市が窓口DX、市民の手続き時間を半減』として取り組みを進めています。


住民の全員がデジタルに慣れているわけではないですが、オンライン申請だったら移動時間や待ち時間などの手間や時間を削減することによって忙しい方にとってとてもしあわせな時間を生み出すことができる。そして、それは働いている人たちばかりではなく、子どもの送迎や世話でバタバタと忙しい人にとっても、子どもたちとしっかりと向き合う時間ができる。

市役所でしっかりとサポートを受けたい人、デジタルが得意ではない人は窓口まで来ることになるけどもオンラインですむ方々が来なくなるので待ち時間もグッと減らすことができる。

ちょっとした事務効率やDX促進によってすべての住民に対して「しあわせな+1時間を」つくることはできていくし、それが今後のまちづくりではとても重要だと感じます。

自治体だけではなく、企業や市民団体とも連携しながら社会課題やこまっていることを解決していくことが一歩目になると信じています。

さぁ、共創だ!

サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!