【産業・観光】デトロイトシティにみる財政破綻。岡崎市を持続可能なまちにするためには
夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。
家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくる。
私、ひるた浩一郎は、豊かな岡崎市な現在だからこそ新しい産業・ビジネスを生み出していくことが必要不可欠だと確信しています。このままいくと第2のデトロイトシティや夕張市になる可能性も0ではないからです。
◯ 自動車のまち、デトロイトの財政破綻
2013年、アメリカのデトロイトが1.8兆円($18BILLION)の負債を抱えて財政破綻しました。たった11年前の話です。
NHK「アナザーストーリー」でどういったことかを解説していました。岡崎市(愛知県)をはじめ、三河地域は「自動車のまち」です。いまは豊かでも、このままではデトロイトのようになる可能性はあると強く感じました。
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◯ デトロイトは、なぜ財政破綻したのか
詳細はNHKのアナザーストーリーをみていただきたいんですが、私が番組をみて、破綻した原因として感じたことが2つ。
1つ目は、政治家の保身。
政治家が財政悪化は把握しつつも財政改革を実施することで市民サービスの低下等によって選挙に落選することをおそれ、市民のため、まちのためではなく保身のために政治・政策を実施し、問題を先延ばしにした。結果、1.8兆円の負債を抱えた。
2つ目は、自動車産業だけへの依存。
デトロイトといえば、GMやクライスラーをはじめとする自動車産業でにぎわっていました。しかし、リーマン・ショックにより自動車産業が撤退し、他の産業を育てていなかった。結果、一気に財政は悪化。雇用も喪失。稼げなくなったことにより治安も極悪に。
ざっとデトロイトの歴史や流れを知りたい方はWikipediaがわかりやすいかもです。NHKアナザーストーリーが見れなかった方向け。
◯ 夕張市(北海道)の財政破綻の事例
「日本は豊かだから財政破綻しないでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、実際に、日本でも財政破綻をした事実はあります。
夕張市(北海道)は、2007年、財政破綻しました。
記事を見てもらえれば過酷さがわかりますが、財政破綻までいくとまちの豊かさとか生活の質とかではなく「必要最低限、維持するために」といった状況になります。
負のスパイラルをどうにか解決する手立てが難しいなか、市長として鈴木直道さん(現・北海道知事)が尽力されていました。
夕張市も一時期は炭鉱で豊かな街でした。「炭鉱にだけ依存」しているまちだったため、炭鉱が閉鎖された後は一気に寂れていったんです。
詳細は夕張商工会「夕張市の財政破綻の概要」がわかりやすいです。
◯ いまが豊かだが、20年後は?
デトロイトは大きな、大きな傷みを抱えながら再生に向けて歩んでいっています。しかし、傷は大きかったことも事実。この10年、20年で治安悪化で奪われた命もあります。
「自動車産業があるから、俺たちは豊かな生活ができる!!」
これはデトロイトの方々が思っていたことだとおもいます。大手自動車企業があり、雇用も稼ぎも良かった。自動車産業だけがあればいい、といった雰囲気もあったかもしれません。
これって、どこかのまちに似ていませんか? 愛知県、三河地域、そして岡崎市も同じような状況に陥っていないでしょうか?
RESASで、データでみると圧倒的に輸送用機械器具製造業…いわゆる自動車産業が強いことがわかります。
このまま豊かさにあぐらをかき続けたならば、愛知県・岡崎市は、第2のデトロイトになる可能性が0ではありません。
◯ 新しい産業を+1する!
だからこそ、自動車産業に「+1」した新しい産業・ビジネスをつくる!
デトロイトにおいても、現在、自動車産業だけへの依存が悲劇を招いたといった反省から様々な企業の誘致や産業掘り起こしにチカラをいれています。
しかし、危なくなってから動き出すのでは遅い。余裕のあるうちに実施することが重要なんです。まさに、いま。
EVシフトで、三河地域の自動車関連産業が軒並み倒産し、焼け野原になったあとではなく! いま、自動車関連産業が元気のあるうちに、新しい産業をつくっていく。観光産業ももちろんですが、岡崎市の「モノづくりの強み」を活かしたスタートアップやベンチャー企業と連携した取り組みが岡崎市は今後ますます重要になってくると確信しています。
◯ 決して他人事ではない、岡崎市
岡崎市(愛知県)においても、自動車関連産業が強いまちです。上でも述べたように新しい産業をつくっていく必要があります。また、産業としても日本だけ約1億人だけのマーケットではなく、輸出産業にチカラを入れていくべきです。
「観光産業や現地消費はどうやって輸出するのか?」そんな声もあるかもしれません。観光産業も輸出産業なんです。モノを送るのか、来てもらうのか、の違いはありますが「外貨獲得」といった意味では、観光産業をはじめとする地元でしか提供できないものも輸出産業として考えることができます。
マーケットを海外に向ける。日本の外には約80億人がいるのだから。
観光産業に全振りしましょうっていうわけではありません。様々な産業において、新しい事業・ビジネスを生み出していく。そして、マーケットを国内だけではなく海外にも広げることが大事だと言いたいんです。
"外"のチカラを活かしていく
そこで生活する方には「あたりまえ」の日常でも、他の人からしたら「異日常」であることはたくさんあります。そうした「異」ことが魅力となり、コンテンツとなっていくわけです。
だからこそ、「外」の視点や人材を活用することで新しい産業やビジネスをつくっていくことができていく。外との接点によってこそ、イノベーションがおこる環境をつくれる。
全国各地で「外」のチカラをいれた事例はたくさんあります。阿智村(長野県)の星空観察も外部人材の視点があったからこそです。
地域活性化起業人をはじめ、新しい視点を入れられる制度を積極的に活用し、魅力やポテンシャルを最大限発揮していくことが今後ますます求められています。
市内だけではなく、市内外、県内外、国内外の方々と連携・共創しながら価値をつくっていく。新しい産業を生み出すために重要な一歩目です。
さぁ、共創だ!
◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)
岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。
過去か、未来か、どちらをあなたは選びますか。
市長が変われば、市役所が変わる。
市役所が変われば、まちが変わる。
まちが変われば、未来が変わる。
岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!
記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。
サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!