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こんなにかっこよくていいのか?!「本阿弥光悦の大宇宙」@東京国立博物館


2月は確定申告を横目に見ながら、通信大学のレポートを書いていました。
予定していた分は提出しましたが、実は卒業まで、まだ半分ぐらいあります。
そう、やっと半分。。。
もう引き返せないですしね、やりますよ、今年は!(毎年言うてる)

先日、レポートを午前中に提出して、晴れ晴れしく東博へ行ってきました。

14時すぎに到着、閉館まであと3時間、、、
まずは東洋館で1時間、光悦展は1時間ちょい、中尊寺は1時間弱、なタイムスケジュールを組み、いざ入館。

東洋館と、たぶん梅

東洋館が、1時間では足りない、、、(個人の感想です)
しかし今日のメインはここではないので、次へ急ぎます。
小走りで平成館へ。

まぁまぁ混んでる

宇宙へ向かう、平成館のエスカレーターです。
いや、宇宙じゃなくて、「大宇宙」って、、、どんな?

写真撮影はできませんでしたので、以下、個人の感想、メモです。
参考になるかな〜、ならんかなぁ〜、、、あしからず。



第1章 本阿弥家の家職と法華信仰 ー光悦芸術の源泉

刀剣三事」という言葉を初めて知る。(刀に興味が持てないので)
しかし!刀と短刀がピッカピカ!
漫画みたいに「キラーーーン!!!」ってなってて、
展示のライティングが上手い、めっちゃかっこいい。
池上本門寺の扁額「本門寺」があって、地元民としては嬉しい。
光悦は法華経を信仰してたらしい。ふーん、、、狩野家もそうだったみたいだけど、日蓮さんそんなに人気あったの?

散歩コースの池上本門寺
現在の扁額は複製とのこと


第2章 譜本と光悦蒔絵 ー炸裂する言葉とかたち

おお!好きなやつあった!!!

俵屋宗達が描いて、光悦が色紙に和歌を書いてる、このコラージュみたいな手法、どっちが思いついたんだろうか?二人で「ええやん!やってみよ!」てなった?
個人的にはモコモコした白い花、あれ描いてみたい。(たぶん胡粉で描いてる)

謡本たくさん、蒔絵も。そもそも光悦って、イケてるデザイナーだったのか?
って、思ってたら、図録に書いてあった。「具体的に光悦がそこで何をしたのかよくわからない。」って。(福島修、「嵯峨本」と「光悦蒔絵」、『本阿弥光悦の大宇宙』図録、110ページ)

みんなが知りたいこと、一緒だな。


第3章 光悦の筆線と字姿 ー二次元空間の妙技

あぁ〜、ここの天井、写真撮りたかった。《鶴下絵三十六歌仙和歌巻》の、印刷されたやつが、天井に吊るされてて、それがめっちゃかっこよかった。探したらYouTubeあったから貼っておこう。1:29あたり。


あの鶴のやつは有名なので、人がたくさん鑑賞してる。なので私は、それと並行して展示されてる《松山花卉摺下絵新古今和歌集巻》を、ゆっくり鑑賞することに。そうしたら、なんとまぁ、これが、、、今回の私にツボる!

「何コレ!文字の間合いが、めっちゃかっこいい!」
という感情が、突然芽生える。書は全くの素人なので、何が書いてあるのかさっぱりわからない。でも心が震えるほど、かっこよかった。なんていうか〜、音楽的に言うと〜、「めっちゃグルーヴしてる!」と思った。

気になりすぎて3回観た。家に帰って気になって調べたら、今回の作品は平瀬家の旧蔵品とのこと(図録より)。ちなみに、はじめの山がない、違う摺下絵バージョンが、MOA美術館にあるらしい。散し書きされた和歌、なんて書いてあるか知りたい。。。


第4章 光悦茶碗 ー土の刀剣

ここはほんまに宇宙だった。かっこいい。茶碗をこんなにかっこよく展示していいものか?と思ってしまう。どうしよう、最初の刀といい、書の巻物といい、光悦のイメージが完全に「かっこいい」になってしまった。。。もしや、展示の手法に乗せられてる?もうちょっと冷静に、もう1回見たいかも。



「特別展 本阿弥光悦の大宇宙」、もう終盤ですね。


この後、「特別展 中尊寺 金色堂」も鑑賞しましたが、それはまた次回、書けるよう、勉強頑張ります。。。(確定申告も)


東博前の噴水
17時でこの明るさ、日が長くなった〜


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