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そっか、好きだったんだ

お疲れ様です
新月緋雨です。

最近よく恋をテーマにした
台本や記事を目にすることがある
ちょっと乗っかって僕も
自分の中で大切な出来事を
残しておきます。

よく僕は1人で飲みに行く
その日もいきつけのバーで飲んでると
2つ隣の席に居た女性が声をかけてくれた
「あの、もしよかったらなんですが
お話聞きましょうか?」
意味が分からなかった。どうしてか聞くと
「だって、さっきから凄い
寂しそうな目をしてるから」
それが彼女との出会いだった。

確かにその時の僕は過労にあたるであろうくらい
仕事しかしてなかった
飲みに出るのも、家にいるのが
何故か嫌だったからだ
あんなに好きだった料理が
嫌いになりそうな程の過酷な労働
正直限界だった
心配させたくないから
人には気付かれないようにしようと
隠していたつもりだったが
瞬間でバレていたようだ
その日僕は彼女に
誰にも打ち明けたことが無いような
悩みや現状を話していた
彼女は多くは話さず
ずっと聞いてくれた。

そこから彼女とよく2人で飲むようになった
お互いの過去の話、何に興味があって
どんな人生を歩んできたのか
とにかく沢山話した
そして半年が経った3月末
その日の彼女はなにか様子がおかしい
何か言いたげだがなかなか話し出さない

最後の店を出た時彼女が
少し肩を震わせながらゆっくり話し出した

4月から転勤ですごく離れた場所へ行く
最後だからってしっかり伝えてくれた
「初めて会った日からあなたが好きでした。
…なんで泣くの?」
確かに衝撃だったが泣いては無いはずだ
「え?泣いてないよ」
「これから泣くでしょ」

その時意識とは裏腹に僕の頬を
涙が流れて行った
その時に気付いたんだ。
そっか、好きだったんだ

彼女は僕を救ってくれた
手を差し伸べてくれた大切な人だ
これから僕が誰かと付き合って
結婚なんてする事になっても
この事はきっと忘れないし
忘れちゃいけないんだと思う。
未来の相手からすると嫌だろうけどね笑

だいぶ長文になったけど
大切な恋の話でした。
ありがとう

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