見出し画像

静かな居場所を求めるジプシー

「もぉぅ!」

せっかく手に入れたお気に入りのカフェ。
ここが台無しじゃないか。

街が見下ろせて遠くまで一望できる。山あり海ありの景色、お城や工場地帯、そして14階の展望カフェなのにも関わらず、人気があまりなくてお気に入りだったのに。全てが台無しだ。

それも隣に座っているお客さんのつぶやき、独り言、うめきごえ、咳払い、ストローで飲み物を吸うときに立てる変な音。他にも席は空いているのになんで隣に来たのか。まるで広大で空きがある駐車場の私の隣にわざわざ停めに来る、トナラーだ。

しかもスマホを充電器に挿して、長期滞在の予感がするぞ。

ああ、そのお客を挟んで反対側の女性は私より後に来てたのに、もうお会計しに行ったじゃないか。

理想の環境を求めて、せっかくここ、マスターズカフェ、まで辿り着いたのに。今までドトールからスタートし、ガスト、シアトルカフェ、コメダ珈琲、3&スカッシュ、ハニー珈琲、辻利本舗。

カフェジプシー、カフェホッパーとでも言うのか、いろんなカフェを点々とした。

昨今書きたいことが増え、時間もできて好きなことができる。
それなのにこのざまだ。

でも店員さんに言って席を変えてもらうほどの、勇気は持ち合わせていない小心者の私だ。

だから「街中の絶海の孤島」や「オレだけの秘密基地」が欲しい。他人を気にせず、話し声もなく、好きなBGMが流れている。誰にも邪魔されない自分だけの空間。もちろん自分の家に書斎はあるが、またそれとは別にだ。

自分のタイミングで起きて、書いて、ご飯を食べて、書く。
寝て起きて書く。

そんな理想の環境が、今すぐにでも欲しい。


新年Day8 ことし手に入れたい理想の環境は?


仕事の壁を乗り越えるブログ配信中⏬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?